練習の成果はいかに…
この大会の2週間前に練習する様子を取材した際、完成度は50パーセントほどで海野顧問や秋山相談役が間に合うかどうか心配していたのを見ていたJournal-ONE編集部。その時、技の練習中に選手同士の接触があり怪我をしてしまうアクシデントにも見舞われたこともあり、演技全体の完成形がとても気になっていた。

練習時には通しで演技を見なかったので、完成形がとても気になっていたーJournal-ONE撮影
「続きまして、東京農業大学全学応援団 FIGHTING RADISHの皆さんです」アナウンスと共に「LETS GO!」と明るい声でフロアに駆け出していく。農大のスクールカラーである ”GREEN” のボードを先頭に ”青山ほとり” を連想させる緑と白のユニフォームと、ポンポンを振りながら入ってきた選手たち。
最初は息を合わせて会場を巻き込むような掛け声で、 ”GREEN” と ”WHITE” のボードを掲げながらスタンツで観客の目を引いていく。

笑顔で勢いよくフロアに出てきた選手たちーJournal-ONE撮影
会場を農大カラーに染めた後は、流れるポップな曲に合わせて大技を繰り広げていく。演技前に「練習時に見ていただいた演技とは、少しだけ技や構成を変更した」と話していたのを思い出すシーンがいくつか。難易度を落としながらも組み合わせた3つの大技を難なく成功させていくFIGHTING RADISH。

パフォーマンスの要となる大技も完璧に決めたーJournal-ONE撮影
最後に掛け声で決めポーズをとって約3分間の演技は終了。駆け足でステージから降りていく選手たちの顔は「やりきった」と言わんばかりの晴れやかな表情がとても印象的だった。

会場が一気に農大カラーに染まるような良いパフォーマンスだったーJournal-ONE撮影
Journal-ONE編集部が素人ながらに見る限りでは誰もミスなく演技を終えた完璧な演技だったが、表現競技は審査基準が判断しずらいため最終の結果を聞くまではドキドキの時間が続く。 演技を見ていた海野顧問と秋山相談役は「今日の演技は良くできていたと思います。私が見る限りはミスはなかったように感じます」と選手たちの演技を絶賛。
松本部長に手応えを聞いてみると「今までで一番いい演技ができたと思っています。でも難易度的には私たちのほうが低いので、相手の演技次第ですが2位までには入りたいです」 と話し、藤村副部長は「楽しく演技ができましたし、今できる最大限を発揮できたと思うのでやりきれたなと思っています」と話した。 笑顔でお互い目を合わせた二人。やり切ったその表情を見て、今回の結果にはより期待が高まる。

演技後の松本部長(右)と藤村副部長(左)の笑顔ーJournal-ONE撮影
期待が高まる結果発表!
結果発表は午前の部がすべて終わった時点での正午過ぎ。会場内に流れる結果発表のアナウンスをスタンドから聞く選手たち。
演技も最初だったため、もちろん結果発表もトップバッター。第2位、第1位の順で発表されるためどちらかで名前が呼ばれればいい中、「第2位…東京農業大学全学応援団チアリーダー部 FIGHTING RADISH!」と1番最初に東京農業大学の名前が場内に響き渡った。最低限入りたいと言っていた2位と言う結果に四年生2人は肩をなでおろし、ホッとした表情を見せた。その次に呼ばれたのは東京女子体育大学が、この部門の優勝を勝ち取り夏の大会は幕を下ろした。

次々と繰り出される大技に会場からも拍手が起こるーJournal-ONE撮影
閉会式後、2位と刻まれた盾と賞状を受け取った選手たち。その他にも得点に応じたのリボンと、何か文字が書かれている丸いバッジも受け取っていた。実はそのバッジはノーミスで演技を終えたチームにだけ渡されるもの。




















