JDリーグ 2025シーズン|ダイヤモンドシリーズ開幕
JDリーグの2025シーズンのプレーオフが開催された。
東京都稲城市の ”ジャイアンツタウンスタジアム” が会場となったダイヤモンドシリーズ。プレーオフで激闘を繰り広げて勝ち上がった2チームと、両地区首位の計4チームが今年新設された注目のジャイアンツタウンスタジアムに集結した。
そして熾烈な戦いを勝ち上がり、年間女王を決めるダイヤモンドシリーズに進出するチームがついに決定した。
セミファイナル
ビックカメラ高崎ビークイーン vs 戸田中央メディックス埼玉
東地区1位と2位が激突し、先発は日本を代表する二大エース、上野由岐子投手と後藤希友投手と注目度はさらに上がった。初回、両投手が三者三振で立ち上がり、セミファイナルにふさわしい緊張感が会場を包んだ。均衡状態を破ったのは、終盤7回。ビックカメラ高崎の炭谷遥香選手が右越え二塁打で出塁し、犠打で三塁へ。ここで戸田中央の福田五志監督は、塁を埋める作戦に出た。
我妻悠香選手と工藤環奈選手が故意四球でそれぞれ塁に出て1死満塁と勝負をかける。すると市口侑果選手が中前適時打を放ち1点を奪った。援護をもらった上野投手は緩急を駆使し、初回と同じく三者三振の快投で試合を締め1-0で勝利。翌日に行われるファイナル進出を決めた。
トヨタレッドテリアーズ vs 豊田自動織機シャイニングベガ
その後、マウンドを継いだ豊田織機のレクシー・キルフォイル投手がピンチを凌ぎ、最後の攻撃に望みを託した。しかし最終回、ファライモ投手が二者三振を取り、最後は遊ゴロに打ち取り試合終了。トヨタが3-0で勝利し、3連覇を目指してファイナル進出。2年ぶりにビックカメラ高崎との決戦に挑むこととなった。
ファイナル
トヨタ vs ビックカメラ高崎
JDリーグ2025の日本一が決まるファイナルは2年ぶり2回目の対決となった。準決勝で完投勝利を挙げた投手同士であるビックカメラ高崎・上野由岐子投手、トヨタはメーガン・ファライモ投手。試合を動かしたのは3回表のトヨタだった。先頭の伊波菜々選手がスラップで内野安打を放ち出塁すると、続く島仲湊愛選手がランエンドヒットを仕掛た。
三遊間を抜ける安打となると、スタートを切っていた一塁走者の伊波選手が二塁ベースを蹴り、一気に三塁まで走り抜ける好走塁。無死二、三塁から石川恭子選手が内角の速球を詰まりながらも振り抜き、中前に弾き返して走者2人が生還。2点を先制した。
更に5回表にも無死から石川が四球を選んで出塁し内野ゴロの間に二塁へ進むと、西地区本塁打王の山田柚葵が右越え2点本塁打を放って追加点。追いかけるビックカメラ高崎は7回、内藤実穂選手が三塁強襲安打で出塁し意地を見せ、パスボールの間に二塁に進塁すると、我妻悠香選手が初球の内角球を上手くすくい上げた。左翼ポールをギリギリを巻く2点本塁打で2点を返したビックカメラ高崎。
しかしトヨタが最後まで逃げ切って試合終了。JDリーグ2025シーズンはトヨタの3連覇で幕を閉じた。
JDリーグ2025スローガン「再輝動」
Dリーグ2025シーズンのスローガンは「再輝動」。
このスローガンには、「日々進化を続ける選手たちと競技を通じて、ソフトボールの新たな魅力を再発見し、ファンの皆様の笑顔が輝くリーグを目指していきたい」という思いが込められている。
そのため、リーグはこの理念に基づき、さらなる魅力の発信を目指している。加えて、スローガンの実現に向けて、選手・運営ともに一層の努力を重ねているのだ。
THIS WEEK In SOFTBALL – Diamond Series|今週のベストプレー
“THIS WEEK In SOFTBALL(今週のソフトボール)”は今シーズンから始まった新企画である。今回で16回目を迎えた。Journal-ONEでは週末に行われたJDリーグ3試合をチェック。さらに、元JDリーガーの意見も参考にしながら、ベストプレーTOP5を選出した。
ベストプレーTOP5
- 島仲湊愛、石川恭子、山田柚葵(トヨタレッドテリアーズ)
- 伊波菜々、島仲湊愛(トヨタレッドテリアーズ)
- 須藤志歩(豊田自動織機シャイニングベガ)
- 今田まな(戸田中央メディックス埼玉)
- 上野由岐子、後藤希友(ビックカメラ高崎ビークイーン、戸田中央メディックス埼玉)
番外編:優勝 トヨタレッドテリアーズ
したがって、数多くの候補プレーから選ばれた今週のベストプレーは、選手たちの輝きを象徴するものである。この選手たちのプレーは、下の動画で確認できる。


















