大学ラグビー 最高の舞台は3回戦へ
“関東大学対抗戦” “関東大学リーグ戦” “関西大学リーグ”に所属する有力校11校は、3回戦以降からの登場。
ここに2回戦を勝ち上がった九州学生リーグ1位の福岡工業大学を加えた計12校が頂点を争う。

5年ぶりに関東大学対抗戦を制した明治大学-斉藤健仁撮影
大学ラグビー 帝京の5連覇か?明治・早稲田やリーグ戦、関西勢の巻き返しは?
昨年度の決勝に進出した2校が所属するリーグからは出場枠が増える。そのため、今大会は関東対抗戦が5枠、関東リーグ戦と関西リーグが3枠となった。
また、関東対抗戦の1・2位、関東リーグ戦と関西リーグの1位はシード校となり、準々決勝からの出場となる。
大学ラグビーの頂点を決める大会。今大会で帝京大学が2度目の5連覇を達成できるかに注目が集まる。そして、それを止めるチームが現れるかにも注目だ。
因みに、2007年度以降、2020年度に関西リーグの天理大学が優勝した以外は、帝京大学、早稲田大学、明治大学の関東対抗戦勢が優勝している。
それゆえ、今季も対抗戦所属校が優勝するのか、それとも関東リーグ戦、関西リーグ勢が意地を見せるのかにも注目したい。

昨季は帝京が早稲田を下して4連覇を達成-斉藤健仁撮影
【3回戦以降の出場大学】
1位 明治大学(17大会連続54回目)
2位 筑波大学(2大会ぶり26回目)
3位 早稲田大学(42大会連続59回目)
4位 帝京大学(27大会連続33回目)
5位 慶應義塾大学(6大会連続42回目)
1位 東海大学(21大会連続23回目)
2位 東洋大学(2大会連続3回目)
3位 関東学院大学(14大会ぶり22回目)
1位 天理大学(12大会連続34回目)
2位 京都産業大学(13大会連続39回目)
3位 関西学院大学(2大会ぶり13回目)
1位 福岡工業大学(4大会連続31回目)
大学ラグビー 5連覇を目指す帝京大学は関東リーグ戦2位の東洋大学と対戦
帝京大学|対抗戦4位からの優勝を目指す
大学ラグビーの雄、『紅き旋風』帝京大学。昨季は関東対抗戦2位だったものの、決勝で早稲田大学を33-15で下して、2度目の4連覇を達成した。
だが、今季は筑波大学(14-18)、明治大学(17-21)に敗れて2敗を喫し、4位で大学選手権に出場する。
しかし、帝京大学は2009年度、10年度には関東対抗戦4位から優勝した経験もある。
選手もキャプテンのCTB(センター)大町佳生(4年)に注目。さらに、SO(スタンドオフ)本橋尭也、昨年は日本代表合宿にも参加したPR(プロップ)森山飛翔(ともに3年)、1年のFL(フランカー)アントニオ・フィシプナ、NO8(ナンバーエイト)カイサ・ダウナカマカマ(3年)の活躍も見逃せない。
ポテンシャルある選手も多く、トップに立つ力は十二分にある。
東洋大学|リーグ戦2位の実力者
3回戦で対戦するのは惜しくも初優勝を逃したものの、昨季に続いて関東リーグ戦で2位。ここまで、安定した力を見せている東洋大学だ。
FW(フォワード)のフィジカル、接点は強く、BK(バックス)にも好ランナーが揃う。
NO8ステファン・ヴァハフォラウ、身長211cmのLO(ロック)ジュアン・ウーストハイゼン、栗原大地、FL森山海宇オスティン(いずれも4年)らFW陣が奮闘し、BKに好機を演出したい。
筑波大学|対抗戦同様、旋風を巻き起こす
その帝京大学と同じブロックにシード校として入ったのが筑波大学。関東対抗戦で明治大学(28-24)と、帝京大学(18-14)を撃破。その結果、昨季の6位から2位に入り『台風の目』となった。
BKは1年生からコンビを組むキャプテンSH(スクラムハーフ)高橋佑太朗、SO(スタンドオフ)楢本幹志朗(ともに4年)のハーフ団。加えて、1年生ながら関東対抗戦のトライ王に輝いたWTB(ウィング)/FB(フルバック)内田慎之甫が中心だ。
FWもU23日本代表FL中森真翔(2年)らがおり、粘り強いディフェンス、接点がチームの信条。
また、ラインアウトからのアタックも得意としており、帝京大学と東洋大学の勝者のチャレンジを待つ。

筑波大学躍進の立役者SH高橋主将-斉藤健仁撮影

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