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大学ラグビー5年ぶりに関東大学対抗戦を制した明治大学
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大学ラグビー 最高の舞台は3回戦へ

大学ラグビーの日本一を決める『第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会』。いよいよ、12月14日(日)に3回戦を迎える。

“関東大学対抗戦” “関東大学リーグ戦” “関西大学リーグ”に所属する有力校11校は、3回戦以降からの登場。

ここに2回戦を勝ち上がった九州学生リーグ1位の福岡工業大学を加えた計12校が頂点を争う。

大学ラグビー5年ぶりに関東大学対抗戦を制した明治大学

5年ぶりに関東大学対抗戦を制した明治大学-斉藤健仁撮影

大学ラグビー 帝京の5連覇か?明治・早稲田やリーグ戦、関西勢の巻き返しは?

昨年度の決勝に進出した2校が所属するリーグからは出場枠が増える。そのため、今大会は関東対抗戦が5枠、関東リーグ戦と関西リーグが3枠となった。

また、関東対抗戦の1・2位、関東リーグ戦と関西リーグの1位はシード校となり、準々決勝からの出場となる。

大学ラグビーの頂点を決める大会。今大会で帝京大学が2度目の5連覇を達成できるかに注目が集まる。そして、それを止めるチームが現れるかにも注目だ。

因みに、2007年度以降、2020年度に関西リーグの天理大学が優勝した以外は、帝京大学、早稲田大学、明治大学の関東対抗戦勢が優勝している。

それゆえ、今季も対抗戦所属校が優勝するのか、それとも関東リーグ戦、関西リーグ勢が意地を見せるのかにも注目したい。

大学ラグビー選手権の
昨季は帝京が早稲田を下して4連覇を達成

昨季は帝京が早稲田を下して4連覇を達成-斉藤健仁撮影

【3回戦以降の出場大学】

関東大学対抗戦

1位 明治大学(17大会連続54回目)

2位 筑波大学(2大会ぶり26回目)

3位 早稲田大学(42大会連続59回目)

4位 帝京大学(27大会連続33回目)

5位 慶應義塾大学(6大会連続42回目)

関東大学リーグ戦

1位 東海大学(21大会連続23回目)

2位 東洋大学(2大会連続3回目)

3位 関東学院大学(14大会ぶり22回目)

関西大学リーグ

1位 天理大学(12大会連続34回目)

2位 京都産業大学(13大会連続39回目)

3位 関西学院大学(2大会ぶり13回目)

九州学生リーグ

1位 福岡工業大学(4大会連続31回目)

大学ラグビー 5連覇を目指す帝京大学は関東リーグ戦2位の東洋大学と対戦

帝京大学|対抗戦4位からの優勝を目指す

大学ラグビーの雄、『紅き旋風』帝京大学。昨季は関東対抗戦2位だったものの、決勝で早稲田大学を33-15で下して、2度目の4連覇を達成した。

だが、今季は筑波大学(14-18)、明治大学(17-21)に敗れて2敗を喫し、4位で大学選手権に出場する。

しかし、帝京大学は2009年度、10年度には関東対抗戦4位から優勝した経験もある。

選手もキャプテンのCTB(センター)大町佳生(4年)に注目。さらに、SO(スタンドオフ)本橋尭也、昨年は日本代表合宿にも参加したPR(プロップ)森山飛翔(ともに3年)、1年のFL(フランカー)アントニオ・フィシプナ、NO8(ナンバーエイト)カイサ・ダウナカマカマ(3年)の活躍も見逃せない。

ポテンシャルある選手も多く、トップに立つ力は十二分にある。

東洋大学|リーグ戦2位の実力者

3回戦で対戦するのは惜しくも初優勝を逃したものの、昨季に続いて関東リーグ戦で2位。ここまで、安定した力を見せている東洋大学だ。

FW(フォワード)のフィジカル、接点は強く、BK(バックス)にも好ランナーが揃う。

NO8ステファン・ヴァハフォラウ、身長211cmのLO(ロック)ジュアン・ウーストハイゼン、栗原大地、FL森山海宇オスティン(いずれも4年)らFW陣が奮闘し、BKに好機を演出したい。

筑波大学|対抗戦同様、旋風を巻き起こす

その帝京大学と同じブロックにシード校として入ったのが筑波大学。関東対抗戦で明治大学(28-24)と、帝京大学(18-14)を撃破。その結果、昨季の6位から2位に入り『台風の目』となった。

BKは1年生からコンビを組むキャプテンSH(スクラムハーフ)高橋佑太朗、SO(スタンドオフ)楢本幹志朗(ともに4年)のハーフ団。加えて、1年生ながら関東対抗戦のトライ王に輝いたWTB(ウィング)/FB(フルバック)内田慎之甫が中心だ。

FWもU23日本代表FL中森真翔(2年)らがおり、粘り強いディフェンス、接点がチームの信条。

また、ラインアウトからのアタックも得意としており、帝京大学と東洋大学の勝者のチャレンジを待つ。

大学ラグビー・筑波大学躍進の立役者SH高橋主将

筑波大学躍進の立役者SH高橋主将-斉藤健仁撮影

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
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Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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