また、相手の決め手も明確だ。琉球ゴールデンキングスのヴィック・ローは24得点・11リバウンド。最後に決め切れる選手が、最後に仕事をした。
つまり、千葉ジェッツは「勝てなかった」のではなく、「勝てる形まで戻したが、最後の1本で上回られた」。この差は大きい。

琉球はヴィック・ロウの決定力が逆転に繋がった-Journal-ONE撮影
富樫勇樹の言葉が示す“前向きの根拠”
千葉ジェッツはこの連敗を必ず次につなげる。富樫勇樹の試合後コメントには、後半戦の設計図が詰まっていた。
「連敗と言う厳しい結果だが、次につなげたい」。
「後半戦の入りとしては最悪(ムーニー不在)だが、言い訳にせずにムーニーの穴を全員で埋めていきたい」。
「昨日よりははるかに繋がる試合内容だった」。
この3点を、現場の言葉として整理できるのは強い。なぜなら、「何がダメだったか」「何が良くなったか」「次に何をするか」が揃っているからだ。つまり、千葉ジェッツは迷っていない。
さらに、ギブスについての評価が象徴的である。富樫は、「練習や試合を重ねて自然にアジャストしていくだろう。必ず良いスクリーンをかけてくれるはず。」と話す。この期待は、千葉ジェッツの外角とテンポを復活させる最短ルートでもある。
実際、ギブスは25日に9得点を短時間で積み上げ、FTも4/5で落とさなかった。この“堅実な得点”は、ムーニー不在の時間帯を支える現実的な答えになり得る。
そして最後に、富樫が語った「60試合あれば噛み合わない試合もある」「もうやるしかない」「28試合あるし」という自己鼓舞。これは、長丁場の考え方として正しい。確かに短期の連敗は苦しい。だが、修正できるチームは春に強い。

連敗をポジティブに捉えた富樫-Journal-ONE撮影
宇都宮ブレックス戦へ:首位攻防でも、千葉ジェッツブースターが落胆すべきでない理由
次戦は同じくホームのららアリーナで、宇都宮ブレックスとの重要な一戦が控える。ここで千葉ジェッツが前向きになれる材料は、すでに具体化している。
入りを改善できた:1Q21-12で主導権を取れた。
補強組が“試合で使える”:ギブスは9得点、ミロラ・ブラウンは短時間で±+9。
勝負が成立する形まで戻った:63-65のワンポゼッション勝負まで運べた。
もちろん、ムーニー不在の影響は大きい。クラブ発表でも全治未定で、復帰計画を立てにくい。しかし一方で、千葉ジェッツは“役割の分担”という現実的な方法で穴を埋め始めている。

渡邉雄太の決定力に期待がかかる‐Journal-ONE撮影
だからこそ、ブースターに必要なのは「落胆」ではなく、「再構築の進行を後押しする熱量」。逆境を克服した昨シーズンに続き、千葉ジェッツの不屈の魂に火を付ける、ホーム1万人の声援にも期待したい。























