大学バスケへの波及効果とメディア注目度
アメリカはスポーツが日本以上に根付き、巨額のカネが動く一大産業となっている。だからこそこうしたことが成り立っている。これを日本で、というのは現実的ではないかもしれない。それでも、ドラフトというものがいかに大きな力を持っているものか。これを、先端を行くアメリカの事例が示していもいる。
Bリーグでドラフトが導入された。それゆえ、今後に期待されるのはリーグ自体の発展。加えて、高校、大学のバスケットボールに対しての注目度が高まることだ。
とりわけ、日本一を決めるインカレ(全日本大学バスケットボール選手権大会)ですらも世間に大きく取り上げられることも少ない大学バスケットボール界に対しての影響は小さくないだろう。
今回のドラフトには約130名のメディア所属者が取材で来場したという。これはBリーグファイナルでのそれに比肩する報道陣の多さである。
島田氏は「皆さんに足を運んでいただいている時点で成功かなと思います」と述べ、こう続けた。
ドラフト導入をめぐる賛否とクラブ側の評価
島田チェアマンは、ドラフト導入について賛否が分かれたと述べた。「時期尚早」といった否定的なものを含めて、以下のように話した。
――― 大事なことは、戦力均衡を図って拮抗したゲームを皆様にお届けすることです。また、ウインターカップ(全日本バスケットボール選手権大会)やインカレなどの学生バスケ。こちらももっと盛り上げていくことも重要だと考えています。
Bリーグをさらに盛り上げていく。その際には、プロと学生を接着する大きなイベントが必要不可欠だと思っていました。これを皮切りに、ウインターカップやインカレを盛り上げていく流れをつくりたいと考えています。選手のストーリーが生まれることで盛り上がる。その一助になるのではないかと考えているので、ほっとしています。
賛否は両論ありました。クラブの社長たちとドラフト制度を設計することは相当難産でした。しかし、やってみて良かったと思っています。―――

島田慎二Bリーグチェアマン-永塚和志撮影
加えて、自身のキャリアや人生がかかる選手たちからも「不安があった」との声が出ていた。賛否は両論があったとのこと。しかし、おそらくは「否」のほうが多かったのではないかと推察される。ただ、早ければ来年度の回から、ドラフトには所々で変化や改善が施されるだろう。
今後への期待とクラブからのフィードバック
長崎の伊藤氏も当初はドラフトの導入について懐疑的な感覚でいたと言う。しかし、ドラフトというイベントの持つ潜在力を考えてみる。その時、Bリーグには「先見の明」があると語った。
それが競技面についてなのか、ビジネス面についてなのかまでは言及しなかったが。
――本当、(各チームの)皆さんからは良い意見がたくさんありました。もっとこうしたら良くなるっていう。
Bリーグというのはクラブのみなさんで作り上げているリーグだなと思います。加えて、みなさんがリーグを良くしたいという思いがありました。
今後、このドラフトが行われたことによってたくさんのフィードバックがあります。ですから、今後はより素晴らしいドラフトになっていくだなというのを感じました。--

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