守備強化がポイント
前倒しのチーム作り

早い段階から試合に向けたチーム作りを開始‐Journal-ONE撮影
しかし、捕手は守備の要。そんな捕手と内野の穴を埋めることは、決して容易ではない。実際に取材に訪れた1月下旬、メニューとして組まれていたのはバッテリーと内野手中心の実践練習だった。
「基礎的な部分はもちろんですが、この時期から実践的な投内(投手、捕手、内野手の)連携をメニューに入れています。守備に新しく入る選手がいるので、打球ごとの指示や連携プレーを早いうちからやっておこうと」と話す。
本格的な実践練習を1月から取り入れているのは相当早いと感じたが、選手たちの意識はすでに試合に向いていた。「今のうちからやって、少しずつ精度を上げて課題を1個ずつ潰していこうと思います」とプレーに躓きながらも前を向く選手たちを見守る石村監督。

選手達のプレーを見守る石村監督-Journal-ONE撮影
素朴な疑問として、捕手はどのように育てていくのか聞いてみると「やはり試合をこなさないと難しいんじゃないかな。こういった(投内連携などの)形式練習ももちろん大事です。一番見える場所にいるキャッチャーは指示の声をとっさの判断で出せるようにしてほしい」ということだった。
本格的にオープン戦が組まれるのは3月。これまでに守備陣がどう仕上がり、試合に臨むのか非常に楽しみだ。
打撃力強化
今の時期から取り組む

打撃力強化へこの冬は徹底的に振り込む-Journal-ONE撮影
そして守備に加え、打撃面の強化も引き続き重要なテーマだという。オフシーズンの今は下半身を鍛える打撃メニューで、体力とメンタルをしっかりと追い込み。更にはフリーバッティングも同時に行い、打席の感覚を掴んでいく。
男子ピッチャーを相手に、生きた速球を打つことに慣れてもらうよう徹底。「シーズンまでまだ時間はありますが、早い段階から身につけてもらいたいと思いまして。やるべきことを前倒ししています」と試合に向けての準備が着々と進められる。
割り切るという壁
昨シーズン、プレーオフ進出を果たせたのはバッティング力が向上したことも要因だろう。しかし順位をさらに上げるためには、打撃力をこれまで以上に上げていきたいと話す。

フリーバッティングで実戦の感覚を掴んでいく-Journal-ONE撮影
「昨シーズンはチーム打率も5分ぐらい上がって、途中まで打率2割5分をキープしていました。それが最後まで維持できれば絶対に得点力は上がりますよね。もう1つチーム打率が上がるようにしないとです」
そう振り返った昨シーズン、打撃時にチームとして徹底したことがあるという。それは ”割り切る”こと。例えると初球の甘い球を振りに行くなどと、狙い球を絞るということ。こうすることで、打席での思考による迷いがなくなり積極的な打撃が望めるのだ。これについては「継続していきます」と断言した石村監督。

今年はどんな伊予銀行劇が見られるか、楽しみだ-Journal-ONE撮影
だが、打者は研究されると配球の駆け引きが結果に大きく関わるようになる。そんな中でも、チャンスで打席が回ってくる回数が多いクリーンナップはその ”割り切る” ことが難しいよう。打撃面で変革を遂げるには、いかに割り切った打撃ができるのかが、カギとなるだろう。
1番打者に求めること
さらに石村監督が挙げた打撃でのポイントは1番バッターだ。
「やっぱり初回の出塁率。1番バッターが内容の悪い打ち取られ方をして帰って来たらチームの士気に関わるので。なので1番はその初回で仕事の7割が終わると思うほど大事です」と話した。

齊藤選手の俊足を活かした活躍でチャンスを広げる-Journal-ONE撮影
「先頭がフォアボールで塁に出たら流れが来るし、そういう意味でも選球眼や粘れることが大事」としたうえで、「1、2番には粘れる人、初球から振りにいける違ったタイプの打者を置くのが理想です。初回で1つのリズムも作れるなと思いますね」





















