アルバルク東京 は2/8の千葉ジェッツとのGAME2で、前半の苦しい展開から第3クォーターに一気の反転攻勢を見せ、勝負所まで勝利への可能性を手繰り寄せた。
前日のGAME1で75-73の接戦を制し、アウェーでの連勝に挑んだ一戦は、40分の中にこのチームの強みと課題、そして次節への確かな材料を残した——。
GAME1で示した構造的な強さと、2戦目に向けた前兆
前日2/7のGAME1、アルバルク東京は75-73で逃げ切った。僅差の終盤で体を張り、最後の1本を守り切った勝利は、アウェーの空気の中で「勝ち方」を手繰り寄せた証だった。
マーカス・フォスターの得点力、セバスチャン・サイズのゴール下、ライアン・ロシターのゲームメイク、そして小酒部泰暉が運んだテンポ。それぞれが役割を遂行し、チームとしての構造的な強さがにじんだ。
だが、連戦の2戦目はいつも難度が上がる。千葉ジェッツは修正が早い。同じ展開を許してくれる相手ではない。
さらに、渡邊雄太が第2クォーター途中から戻れなかったという情報は、千葉Jのローテーションが変化し得ることを意味していた。相手が戦い方を変えてくる予兆は、試合開始前から漂っていた。
GAME1で効いたのはインサイドの安定だった。まずは、サイズがペイントで存在感を示す。さらに、ロシターが判断で揺さぶり、フォスターが外と中を行き来する。加えて、そこへ小酒部のドライブが刺さる。その結果。アルバルク東京は“答えを1つにしない”攻撃ができていた。
ただし、GAME1の第4クォーターで一時停滞し、相手の反撃を許したのも事実だ。2戦目は、停滞時間をどう越えるか。連勝を掴む条件はそこにあった。

2戦43得点の活躍を見せたマーカス・フォスター-Journal-ONE撮影
GAME2に潜む“連戦の難度”と、勝敗を分ける細部
守備では、千葉Jの3P成功本数への対策が必須になる。スイッチ後のズレをどう管理するか。外に寄りすぎればペイントが空き、ペイントを守りすぎれば外が燃える。求められるのは“バランスの守備”だ。渡邊の状況次第で、D.J.ホグやナシール・リトルへの依存度が増すなら、彼らの得意ゾーンを消す準備もより重要になる。
攻撃では、サイズのゴール下、ロシターの判断、小酒部のドライブ、安藤周人の外角といった多彩な選択肢を、どの順で、どのテンポで繋ぐかが鍵になる。
千葉Jのディフェンス強度は2戦目で確実に上がる。ボールのテンポとスペーシングの精度。そこに再現性があるかどうかが、アウェー連勝を左右する。最後は細部で決まる。1本のフリースロー、1本のリバウンド、1つの判断。その積み重ねの先に、チームの“次の段”が見える——GAME2は、その検証の舞台だった。

ライアン・ロシターがゴール下でボールを奪う-Journal-ONE撮影
押し込まれ、反転し、最後に押し切られる——最後まで連勝を諦めなかった40分
第1Q:千葉Jが先に「流れの芯」を掴む
立ち上がり、D.J.ホグと安藤周人が互いに得点を挙げ、序盤は呼吸を合わせるように進んだ。だが8分台、ホグの3P、続くリトルの正面3Pと、千葉Jが連続で外を射抜いた瞬間に、会場の温度が一段上がった。
アルバルク東京は早くも1回目のタイムアウト。スコア以上に、相手が「今日の勝ち筋」を先に描き始めた時間だった。
アルバルク東京はディフェンスでミドルレンジを抑え、安藤が3Pで応えた。しかしオフェンスリバウンドが取れず、相手に一度守られると再加速の燃料が足りない。
その結果、富樫勇樹にフリースローを許し、原修太のペイントアタック、ナシール・リトルのダンクなど、千葉Jは“外から中へ”の理想的な攻撃を組み立てていく。
さらに4分台、渡邊雄太がコートへ。ららアリーナのボルテージが跳ね上がる。アルバルク東京はフォスターがフリースローで粘り、ようやくペリメーターから2点を奪う。だが千葉Jはペイントも外も締める。サイズへのパスが通り得点する場面は光明だったが、流れは依然として千葉Jにあった。

序盤の劣勢に抗った安藤周人-Journal-ONE撮影
第2Q:追うほどに、相手の守備は硬くなる
序盤、ホグの3Pで差が広がる。アルバルク東京はスクリーンでズレを作り、外でパスを回してシュートゾーンをこじ開けようと試みた。サイズがペイントで得点し、追撃の芽は絶やさなかったが、千葉Jは大崩れしない。



















