春休みどこ行く?春休み旅行2026|伊勢神宮・掛川花鳥園・穂高荘・伏見稲荷特集

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スピアーズのファン・オレンジアーミー
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『オレンジアーミー』と呼ばれるファンの声援を背に、『NTTジャパンラグビー リーグワン』の強豪に成長したチームがある。

2月に発表された日本代表候補に最多の11人を輩出したクボタスピアーズ船橋・東京ベイだ。

昨シーズンは惜しくも準優勝だった。しかし、今季は第9節を終えて、8勝1敗の勝点40で首位に立っている。

急速に力をつけたクボタスピアーズ船橋・東京ベイ

2003年から2021年まで行われていた『ジャパンラグビー トップリーグ』。17シーズンで優勝チームは4チームしかなく、パナソニック(現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)、東芝(東芝ブレイブルーパス東京)、サントリー(東京サントリーサンゴリアス)が5回ずつ、神戸製鋼(コベルコ神戸スティーラーズ)が2回と強豪チームが優勝を独占していた。

そんな中、2022年から新たに始まったリーグワンで最も進化し、すっかり強豪の仲間入りを果たしたのが、2022-23シーズン、クラブ史上初めて日本一に輝き、昨シーズンもファイナリストになったスピアーズというわけだ。

なお、トップリーグ時代の2011年には2部で戦う憂き目を見たが、2000年代以降、2部落ちを経験したチームで、初めて1部で優勝したチームとなった。

スピアーズは2022-23シーズン、初優勝を飾った

2022-23シーズン、初優勝を飾ったクボタスピアーズ船橋・東京ベイ‐斉藤健仁撮影

今シーズンの戦いぶりと選手たちの手応え

今シーズン、開幕戦ではビジターで神戸スティーラーズに33-28で競り勝った。第3節では東京サントリーサンゴリアスに79-20と大勝した。ちなみに、この試合はトップリーグ、リーグワンを通してスピアーズの過去最多得点となった。

1月24日、昨シーズン決勝で戦ったブレイブルーパス東京にこそ、20-24で敗れたが、2025年の世界最優秀賞に選ばれた南アフリカ代表HO(フッカー)マルコム・マークスらを中心とした強力FW(フォワード)を武器に強さを発揮。今シーズンも優勝争いを演じている。

選手たちは「昨シーズンからの積み上げがうまくいっている」と口を揃え、元オーストラリア代表の司令塔SO(スタンドオフ)バーナード・フォーリーは、「コーチ陣も選手全体もあまり変わっていないし、昨シーズンがあっての今シーズンだと捉えている」とコメント。

そして、「より向上し、改善するために、選手のIQやスキルを上げるように務めている。また、スコッド全体で戦おうとしているし、ポジション争いも激しいので、試合当日のパフォーマンスにつながっている」と胸を張った。

スピアーズのFW陣の中心マルコム・マークス

2025年世界最優秀選手のHOマルコム・マークス‐斉藤健仁撮影

スピアーズを強豪へと変えたレジェンドと指揮官

強豪としての地位を確立したスピアーズだが、現在の礎を築いたのはフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ/57歳)、そして「ミスタースピアーズ」である、前キャプテンのCTB(センター)立川理道(36歳)の2人だ。

立川は今シーズン、ケガのためサポートにまわる時間が増えているが、「1戦1戦、試合の中で成長している。若手選手が成長し、ベテランと若手のバランスが良い中で競争が激しく、選手たちが成長し続けている」と話す。

天理大学を大学選手権準優勝に導き、日本代表で62キャップを誇る立川はスピアーズ一筋。2部でもプレー経験があり、2022-23のリーグワン制覇に貢献して、年間MVPにも輝いた、いわば『バンディエラ』(チームの象徴)だ。 

スピアーズの精神的支柱・立川理道主将

2022-23シーズン、リーグMVPに選出された立川主将‐斉藤健仁撮影

ルディケHCが築いた戦術基盤と“厚みあるスコッド”

一方、南アフリカ出身のルディケHCは、ブルズを率いてスーパーラグビーを2度も制した名将で、2023年ワールドカップ後には、日本代表のHC候補にも挙がった指導者だ。

スピアーズを率いて10シーズン目となる南アフリカ出身のルディケHCは、「昨シーズン、ファーストキャップを取った(代表に初選出された)選手たちが、経験ある選手と一緒にスコッドの層の厚さを見せてくれている」とコメント。

「また、昨シーズンの決勝から学んだことが多く、ディフェンス担当のスコット・マクラウド コーチが素晴らしい仕事をしてくれているし、アタックにもプライドを持ってやっている。ディフェンスで作ったチャンスに、エネルギーを持ってどれだけできるかにも、選手たちがエンジョイしてくれている、自由にアタックしているところも結果につながっている」と今シーズンの好調の要因について雄弁に語った。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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