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高校ラグビーの選抜大会でゴールを決めるSO川添
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高校ラグビー春の選抜が終わった。埼玉・熊谷ラグビー場を中心に、3月25日から31日まで行われた『第27回全国高校選抜ラグビー大会』。
 
桜が満開の中で行われた決勝戦。3大会ぶりに東福岡(福岡)と桐蔭学園(神奈川)の対戦となった。結果は、圧倒的な攻撃力を誇った東福岡が33-22で勝利。5年ぶり7度目の春の王者に輝いた。
9ブロックの新人大会を勝ち抜いた高校を中心に32校が出場した春の選抜大会。個人的に印象に残った選手をピックアップしたい。

高校ラグビーの選抜は東福岡が優勝

優勝して笑顔の東福岡フィフティーン-斉藤健仁撮影

最も大会で輝いた選手は?

まず、個人的にMVPを選ぶのであれば、1試合平均44得点を挙げて優勝した東福岡の10番。アタックを引っ張ったSO(スタンドオフ)川添丈(3年※学年は新学年)だろう。

特に決勝では前半に先制トライを挙げただけでなく、プレースキックも5本中4本決めた川添。司令塔としての役割を全うした。1年時から試合に出続けていた川添。「決勝の舞台は初めてだったが、今までの経験があったので、焦りも緊張もなかった。余裕を持ってプレーできた。」と振り返った。

「高校では初めての日本一で、勝った瞬間に気持ちいいなと思った。」という川添。今後、花園に向けて追われる立場となるが、「昨年度の花園は、桐蔭学園が優勝しているので、花園で桐蔭学園を止めるのが目標です。もっともっと良いアタックができるように練習していきます。」と前を向いた。

高校ラグビー 先制トライを挙げた東福岡SO川添。チームを日本一に導いた司令塔だ

先制トライを挙げた東福岡SO川添。チームを日本一に導いた司令塔だ-斉藤健仁撮影

セットプレーで存在感を見せたフロントローの選手たち

続いて選抜で活躍し、個人的に印象に残った選手を挙げていきたい。ポジション別に、まずはFW(フォワード)の選手から見ていく。

プロップ(PR)

FW最前列、PRでは、東福岡の左PR江副佑二郎、右PR武田琢磨(ともに3年)。そして、桐蔭学園の右PR早川駈琉(3年)は大会を通して高いパフォーマンスを発揮した。

他にも佐賀工業の右PR江越徠翔、國學院栃木の主将で右PR岡田佑獅朗。加えて、大分東明の双子の左PR神﨑裕仁・右PR喜裕(いずれも3年)はセットプレーの安定に貢献していた。

フッカー(HO)

セットプレーの要である2番のHO。東福岡の米田来海(3年)は決勝でモールから2トライを挙げた。スローイングが上手く、東福岡のセットプレーを引っ張った。

東福岡の強力FW。最後尾が決勝で2トライを挙げたHO米田-斉藤健仁撮影

東福岡の強力FW。最後尾が決勝で2トライを挙げたHO米田-斉藤健仁撮影

また、佐賀工業の入江日向(3年)はセットプレーの安定に寄与し、桐蔭学園の木俣蒼司郎、大阪桐蔭の金井琉晟(3年)も、ボールキャリーで目立った働きを見せた。

高校ラグビー 力強い突破を見せる大阪桐蔭のHO金井

力強い突破を見せる大阪桐蔭のHO金井-斉藤健仁撮影

高さと機動力を誇ったバックファイブの選手たち

ロック(LO)

続いて空中戦の要のLOだ。東海大大阪仰星の延與智裕と、佐賀工業の北村賢斗と本田隆成(いずれも3年)のツインタワーは迫力があった。

高校ラグビー 佐賀工業のモールを引っ張ったLO本田-斉藤健仁撮影

佐賀工業のモールを引っ張ったLO本田-斉藤健仁撮影

他にも大分東明の篠田英作、茗溪学園の熊谷響志郎(ともに3年)は存在感を示し、東福岡の井上豊大、桐蔭学園の身長197cmの原品瑞帆(ともに2年)は将来性抜群だ。

高校ラグビー 桐蔭学園LO原品。藤原監督が「桐蔭のイトジェ」と呼ぶ逸材-斉藤健仁撮影

桐蔭学園LO原品。藤原監督が「桐蔭のイトジェ」と呼ぶ逸材-斉藤健仁撮影

フランカー(FL)、ナンバーエイト(NO8)

最後はFL、NO8のバックローだ。決勝に進出した東福岡のFL吉川元基、桐蔭学園のFL堺史道、そして佐賀工業のFL石川樟樹(いずれも3年)はキャプテンとしてチームを引っ張った。

高校ラグビー プレーでもチームを引っ張った東福岡の吉川主将-斉藤健仁撮影

プレーでもチームを引っ張った東福岡の吉川主将-斉藤健仁撮影

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

熊谷スポーツ文化公園ラグビー場

  • 住所
    埼玉県熊谷市上川上810
  • TEL
    048-526-2004(熊谷スポーツ文化公園管理事務所)
  • アクセス
    ① 東京駅 - JR高崎線 約60分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
    ② 大宮駅 - JR高崎線 約30分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
    ③ 高崎駅 - JR高崎線 約30分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
    ④ 長野駅 - 北陸新幹線 約60分 - 大宮駅 - JR高崎線 約30分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
    ⑤ 静岡駅 - 東海道新幹線 約90分 - 東京駅 - JR高崎線 約60分 - 熊谷駅 - 国際十王交通バス「熊谷スポーツ文化公園行き」約15分 - 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場

    バスは通常「熊谷駅北口3番乗り場」から発車。試合開催時には「6番乗り場」からの増便も有り
  • その他
    【営業時間】08:30~17:00(※大会等をのぞく)
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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