9月14日の結果(伊予銀行11-2タカギ北九州)
1回表、伊予銀行はタカギ北九州ウォーターウェーブの先発・上村紗輝から先頭の齋藤明日加が死球で出塁すると、盗塁と犠打で1死三塁とした。3番・辻井美波が右方向に鋭い飛球を放つとギリギリで右翼手が捕球、この打球でタッチアップをして幸先よく1点を先制した。伊予銀行は2回にも8番・井上瑞希の右方向へのソロ本塁打で追加点を挙げる。
更に3回表にも2死から辻井が右越えのソロ本塁打を放ち3点目。直後の本間紀帆が左前安打で続くと、ここでタカギ北九州は投手をブルック・ヨネズに交代。伊予銀行の攻撃を止めるのをリリーフに託したが、直後にバッテリー失策で得点圏に走者が進んだ。すると5番・瀧川愛海の右前適時打で得点、攻撃は続き安川裕美の放った大きな打球は左翼手・樋口菜美がフェンスに激突しながら捕球したが、惜しくも落球してしまい走者が本塁に生還。適時二塁打で5点目を入れた。追いかけるタカギ北九州は4回表に投手を鹿野愛音に変えると、投手の頑張りに応え4回裏、1死から4番・樋口が右中間へのソロ本塁打を放ち1点を返し5-1とした。
しかし伊予銀行は攻撃の手を緩めず、6回表の先頭・安川が右越えのソロ本塁打を放ち得点。更に途中出場の吉金亜希子が遊撃手の失策で塁に出ると、すかさず盗塁を成功させる。内野ゴロの間に走者を送った後、代打・平岡花が死球で歩くと再出場の芦田歩実が盗塁に成功。1死二、三塁から途中出場の岩永優衣里が右越えの2点二塁打、続けて代打・髙田明日花が右中間を破る適時二塁打を放ち追加点を奪った。まだ攻撃が終わらない伊予銀行は2死三塁から4番・本間の中越えの2点本塁打を放ち11点目を入れた。
ここでタカギ北九州は先発の上村を再びマウンドに上げると、力のある速球でこのピンチを乗り切った。伊予銀行は6回に小泉夢乃、7回に須永小晴と2死からリーグ初出場の河島凛がそれぞれ登板。最終回にタカギ北九州は細見真由が四球、黒崎瑞季が左前安打で塁を貯めた後、長江乃愛が左中間を破る長打を放ち一人が生還。その打球で本塁を狙った黒崎だったが伊予銀行守備陣の見事な中継プレーによって本塁タッチアウトで試合終了。本塁打4本の猛攻撃で大きくリードを奪い快勝した伊予銀行がNITORI DAYの札幌ラウンドを今季11勝目で締めた。ーJDリーグ試合結果へ