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ゲームレポート

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10月11日の結果(SHIONOGI6-5トヨタ)

トヨタレッドテリアーズは初回、SHIONOGIレインボーストークス先発の中邨花菜から、島仲湊愛と石川恭子が連続安打を放ち先制の機会を作る。すると、続く3番の切石結女、4番の山田柚葵が連続四球を選んで押し出し。トヨタが初回から試合を動かした。
 
しかしその裏、SHIONOGIも先頭の中村みなみがトヨタの先発・成瀬結衣から中前安打を放って出塁すると、続く2番・谷本奈々が中越え2点本塁打を放ちあっという間に逆転に成功する。さらにチャンスは続き、2死から加藤愛夢が中前安打で出塁すると、続く小林美沙紀も一塁線を抜ける強烈な打球を放つ。この打球が右翼手の横を破ると、一塁走者が一気に本塁まで激走。逆にSHIONOGIが3-1とリードして初回の攻防を終えた。
 
しかし2回表、試合は再びすぐに動く。1死から伊波菜々が右前安打で出塁すると、続く島仲も三遊間を抜ける打球を放った。俊足・伊波が三塁を狙うも、ここはSHIONOGIの中継プレーで伊波が刺される。走者を1人失ったトヨタだったが、ここで打席に入った石川が、右翼手の頭上を越える2点本塁打で同点。簡単にはモメンタムを渡さない試合巧者・トヨタの底力を見せつけた。
 
勢いを取り戻したいSHIONOGIは3回表、マウンドに鉄腕・三輪さくらを送りこの試合への執念を見せる。しかし、トヨタは1死から鎌田優希が四球で出塁すると、下山絵理も左前安打で続き三輪を攻める。2死となった後、打席に入った小林楓の打球は内野ゴロに。しかしこの打球がイレギュラーして遊撃手・宇井あさひ捕球できずにボールが逸れ、この間に2塁走者がホームベースを踏んでトヨタが勝ち越しに成功した。
 
勝ち越されたSHIONOGIは直後の3回裏、先頭の加藤が左前安打で出塁すると、2死二塁から途中出場の坂本京花が中前に適時打を放ち、こちらも持ち前の粘りを見せて4-4の同点に追いつく。
 
目まぐるしく主導権が入れ替わる試合は4回裏、無死から1番・中村の右越え三塁打で勝ち越しのチャンスを作ったSHIONOGI。初回に本塁打を放った谷本にすべてを託す。仲間の期待に応えたい谷本は、この場面で右中間フェンスを越える勝ち越しの2点本塁打で歓喜の輪を作り上げた。
 
諦めないトヨタは、6回裏からメーガン・ファライモをマウンドへ送ると、SHIONOGIの攻撃をピシャリ。すると7回表、1死から山田が二塁打で出塁すると、代打・片岡僚子も中前に弾き返して一、三塁とチャンスを広げる。この好機に打席に入った下山が投強襲安打を放ち1点を返したトヨタ。続く代打・藤家菜々子の四球で一打逆転とマウンド上の三輪にプレッシャーを掛けた。
 
しかし、気迫に勝ったSHIONOGIの三輪は、続く代打・市川愛渚を空振り三振。続く好打者・伊波には、タイミングを完全にずらす変化球で見逃し三振。継投から粘り強く投げてきた三輪の渾身の一球で試合を決めたSHIONOGIが、トヨタとの接戦を見事に勝ち抜いた。
 
この試合で三輪は個人通算50勝を達成。記憶に残るシーソーゲームの熱戦に偉大な記録に残した。ーJDリーグ試合結果へ
アクセス
北九州市民球場
  • 山陽新幹線 小倉駅‐北九州モノレール 香春口三萩野駅‐徒歩 12分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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