10月14日の結果(デンソー6-2ミナモ)
11日(土)が雨天のため順延となったこの試合は、デンソーブライトペガサスの飯島綾香と大垣ミナモのサム・ショウが先発マウンドに上がり投げ合った。初回から試合が動いたこの試合は、ミナモの1回表の攻撃。先頭の古庄未久が四球で出塁すると、すかさず盗塁で二塁に進んだ。無死二塁から瀬戸口梨乃が中前安打で繋ぐと盗塁で進塁後に、3番のショウが中飛を放った。捕球と同時にスタートを切った古庄はデンソーの中堅手・川口茉菜からの好返球とほぼ同時に本塁に滑り込んだ。絶妙なタイミングだったが判定は古庄の方が僅かに早く間一髪セーフに。幸先よく1点を先制したミナモが試合の主導権を握った。
5回裏、デンソーは1死から9番・清瀨紗良羅の内野安打で出塁。続く住友ゆずきは見逃し三振で2死になるも、2番・谷口日彩が右前安打を放って一、三塁に。3番・川口が左前適時打を放って得点すると1-1の同点にようやく追いついた。更に2死一、二塁から中溝優生が左前に放った打球は、左翼手が勢いよく飛び込むも惜しくも落球。この間に二塁走者が本塁まで帰り逆転に成功した。二、三塁と続くチャンスで5番・白石望美が左越えの3点本塁打を放って5-1と大きくリードを奪った。
6回表、デンソーの投手が藤本恵未に代わるとその立ち上がりをミナモが攻めた。無死から瀬戸口が左前安打で出塁すると、3番・ショウが四球を選び無死一、二塁とした。続く岩月優衣が放った二ゴロで一塁走者が入れ替わり1死一、三塁に。そして5番・小西陽菜が二直を打つと捕球した二塁手・清瀨が一塁に送球。間一髪で帰塁しセーフになった一塁走者だったが、このプレーで野手の一瞬の隙をついた三塁走者・瀬戸口がタッチアップで本塁まで駆け抜けた。野手も予想していなかった好走塁で1点を追加したミナモは5-2と3点差まで縮めた。更に三堀茉莉愛が右前安打で繋ぎ2死一、二塁とチャンスを広げたが、藤本が内野ゴロに抑えて3死。
しかし6回裏、デンソーの攻撃で代打・榊原深那が逆方向へ振り抜くと、右越えのソロ本塁打で追加点。再び4点差に広げたデンソーは、最終回のマウンドを遠藤杏樺に託すとリズムよく三者凡退に抑えて試合終了。先発の飯島が試合を作り、藤本と遠藤の継投で勝利したデンソーが今季14勝目を挙げた。ーJDリーグ試合結果へ