オープンキャンパスで全学応援団による圧巻の演技
静かな住宅街に囲まれた東京農業大学 世田谷キャンパスで、8月2日、3日に学生の進路選択を後押しする最大のイベント、オープンキャンパスが開催されました。 世田谷キャンパスには、応用生物科学部、生命科学部、地域環境科学部、国際食料情報学部の4学部・15学科が設置されており、農学の知識を食品、環境、健康、エネルギーといった多様な分野から学べることが魅力です。

世田谷キャンパス内に大学資料を持った多くの受験生と保護者が訪れた‐Journal-ONE撮影
当日は10時から展示・体験企画・模擬授業などが行われ、多くの受験生が楽しみながら参加する様子が。特にオープンキャンパスで印象的だったのは、保護者の参加が非常に多かったこと。土日に実施されたことで、親子で大学の魅力を体感できる良い機会となっていたようです。 また、入試制度や保護者向け説明会、学生によるキャンパスツアーなど、初めて大学を訪れる人にも分かりやすいプログラムが多数用意されていました。時間が経つにつれて来場者も増え、キャンパス内は一層にぎやかに。
学部・学科の紹介や展示だけでなく、なかには北海道オホーツクキャンパスの展示もあり、実際に現地から持ってきた流氷を触ることができたり、アザラシの子供の剥製を間近に見ることができたりと大自然のスケールを肌で感じられる貴重な体験もできる非常に面白い内容でした。

昼食時にはメニュー豊富な学食も大盛況-Journal-ONE撮影
圧巻の演技で受験生と保護者を魅了
そして今回、このオープンキャンパスで全学応援団の演技が行われると聞いて駆けつけたJournal-ONE編集部。昨年、全学応援団リーダー部を取材した際には、東京農大生のアイデンティティで大根を持って歌いながら応援を行う “青山ほとり” (大根踊り)を練習している様子を見せていただき、その迫力には思わず背筋が伸び、応援の持つ力に心を打たれました。

今年のリーダー部も迫力ある応援に注目-Journal-ONE撮影
そして全学応援団の魅力をもっと知るため、今年はチアリーダー部の活動に注目。本来、全学応援団はリーダー部・チアリーダー部・吹奏楽部の3部構成で応援活動を行っており、今回のオープンキャンパスでその完成形とも言える演技が披露されるとあって、演技開始前から期待が高まります。
世田谷キャンパス内を奥に進んでいくと、学生会館や部活動で使われるアリーナの前に全学応援団の姿が。日差しが照り付ける中、全学応援団による演技 ”リーダー公開” のために配置につき真剣な表情で演技開始を待ち構えます。
リーダー部はビシッと決まった学ラン姿と手には大根を握りしめ、チアリーダー部は緑と白の大根をイメージした農大カラーのユニフォームを身にまとっていました。11時20分、リーダー部員の「押忍!」の声掛けとともに演技がスタート。まずはチアリーダー部が明るく元気な声と共に登場。

チアリーダー部の入場で会場の空気が一気に明るくなったーJournal-ONE撮影
チアリーディングとは、アメリカンフットボールや野球など他のスポーツを応援することから始まった競技。会場を盛り上げ、楽しませるためにスタンツ(組体操)やタンブリング(体操)などのアクロバティックな技を、ダンスやジャンプと組み合わせていき、いかに観客を魅了し惹きつけることができるかを競う表現のスポーツです。
リーダー公開でも音楽に合わせてダイナミックな技を披露していくチアリーダー部。緊張感に包まれていた空気は一変し、観客の手拍子と笑顔が会場に広がりました。

観客を魅了する技を次々と披露するチアリーダー部-Journal-ONE撮影
続いて、全学応援団の3部が揃って ”学歌” と名物 ”青山ほとり(大根踊り)” を披露。全学応援団の団長・副団長が力強い声で呼びかけ、それに応える形で、チアリーダー部とリーダー部が息の合った動きを見せます。観客も瞬きするのを忘れるほど、ずれのない動きと統一感が圧巻でした。太鼓の音に合わせて左右に足と大根を高く突き上げる演出は、何度見ても見ごたえがあります。

