
技の後には必ず確認のために話し合いが始まる‐Journal-ONE撮影
そのあと、練習中に部員同士がぶつかり怪我をしてしまうアクシデントが。そのまま練習は時間を迎えたが松本部長は「今日やりたいと思っていた練習はやることができました。演技の完成度は5割くらいで部員の怪我が心配ですが、残り2週間で詰められると思っています」と心強いコメントで取材を締めました。

2週間後の大会でどんな演技が見られるか楽しみだーJournal-ONE撮影
チアリーダー部を支える2人の4年生
そんなチアリーダー部を引っ張る神奈川県出身の部長・松本 和奏さん(農学部 農学科)と、埼玉県出身の副部長・藤村 愛流さん(生命科学部 分子微生物学科)の4年生にインタビューをさせてもらいました。

4年生の松本 和奏部長(左)と藤村 愛流副部長(右)-Journal-ONE撮影
まず東京農業大学に入学した理由を聞いてみると、
松本さん:第一志望の国公立との併願で東京農業大学を受けたのですが、農業に関わらず理系の幅広いことをやっていて魅力的だなと思い入学を決めました。
藤村さん:私も第一志望は国公立だったのですが、自分の選択科目で受けられる大学だったことと、実家から通える私立を探したときに、色々なことを学べるかなと思ったので農大に入学しました。
それぞれの学部を聞くと、
松本さん:親戚が農業をやっていることで幼少期から自然と触れ合う機会が多かったことから興味があって農学部の農学科を選びました。1年生の時から農場実習をしたりと農業に関する基本的な知識を学んでいます。農学部は厚木キャンパス(神奈川県厚木市)にあるので、チアリーダー部の練習のために世田谷キャンパスまで通っています。
藤村さん:生命科学部の分子微生物学科は、分子生物や植物病理学と言って植物の病気のことに関してなどを学んでいます。理系で面白そうなところを探して今の学科を選びました。
学生である以上は学業との両立も重要となり、もちろんチアリーダー部も学業優先で実習などで部員が集まらない時期がありその難しさもあるといいます。

リーダー公開後に応援ユニフォームでインタビューに応える二人-Journal-ONE撮影
オープンキャンパスの演技で表情や振り一つ一つで目を引く存在だった松本さんと藤村さん
だが、チアリーディング自体は大学に入学してから始めたそうで
松本さん:高校の時は陸上部で長距離をやっていました。高校の時にクラスのチア部の子が野球部の応援をしている姿を見て憧れたので、入学時のガイダンスでチアリーダー部があるのを知って思い切って始めました。
藤村さん:私は中学から高校まではチアダンスとバトントワリングをやっていました。中高一貫校だったので中学3年生から高校の野球部の応援をさせてもらったのですが、地区予選でチアの先輩がテレビに映って応援している姿を見て憧れてチアリーダー部に入りました。
と、憧れから始めたことを話しました。

真剣な表情でリーダー公開に臨む藤村副部長‐Journal-ONE撮影
入部した1年生の夏以降から、2人で厳しい練習も乗り越えてきた松本さんと藤村さんは、1年生と3年生の冬にアメリカでの世界大会に出場。
松本さん:1年生の時は正直連れて行ってもらった感が強かったです。3年生の時は1学年上の6人の先輩たちの仲間に加わって良い演技ができたと思っています。
藤村さん:でも、1回行ったからこそ2回目は新しい視点で演技をすることができたと思います。見えなかった観客の表情が見えるようになったり、ボードの文字をコールしてくれたりとコンタクトできて会場の雰囲気を味わえました。
とアメリカでのパフォーマンスを振り返った。4年生の活動としては応援活動が箱根駅伝、チアリーディングの演技ができるのは収穫祭が最後となる。引退まで残り半年を切り8月、9月にはそれぞれ大会が控えている今、目標はもちろん優勝。
演技構成も時間をかけて自ら考案した2人に、大会への意気込みを聞くと

