四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

リーグワンの神戸でプレーしたNOサヴェア-斉藤健仁撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

リーグワン新シーズン開幕|世界最高峰の代表選手が集結

ラグビー強豪国のスターがリーグワンに参戦する理由

リーグワンの新シーズン開幕目前。今年も、世界最高峰のラグビー代表選手たちが続々と参戦している。

まず、ワールドカップ2連覇中の南アフリカ。次に、『オールブラックス』として名高いニュージーランド。続いて、2027年ワールドカップが開催されるオーストラリア、さらにイタリア、フィジー……。

このように、各クラブが世界レベルの戦力を求めて補強を進めている。今シーズンも世界ランキング上位のラグビー強豪国で代表経験を持つ選手たちが、『NTTジャパンラグビー リーグワン』にやってきた。

リーグワン補強動向|オールブラックスから4選手が加入

アントン・レイナートブラウンが語るリーグワンの魅力

それでは今シーズン、新たに加入した各チームの世界レベルの選手たちを見ていきたい。まず、昨シーズン3位で初優勝を目指すコベルコ神戸スティーラーズ。その神戸には、現役オールブラックス2人が加入した。

そのひとり、2023年の『世界最優秀選手』であるNO8(ナンバーエイト)/FLアーディ・サヴェアが、2シーズンぶりにスティーラーズに復帰を果たした。

サヴェアは「前回プレーした時よりも、選手たちが自然に動けるようになり、指示やプレーに対して身体が動く感覚が強くなっている。日本人選手が発言力を持ち、リーダーシップを発揮しているのは明確な成長」とチームの印象を語った。

リーグワンの神戸でプレーしたNOサヴェア-斉藤健仁撮影

2年前にも神戸でプレーしたNOサヴェア-斉藤健仁撮影

続いて、日本で初めてプレーするCTB(センター)アントン・レイナートブラウンがチーフスから加入した。

「リーグワンは毎年レベルが上がっており、世界の他リーグと比べても高い水準にある。歴史を持つ神戸で、そのレガシーを引き継げるのは誇りだ」と意気込んだ。

突破力、パス、タックルと攻守にわたって総合力の高いCTBの加入は、BK(バックス)陣に厚みと落ち着きをもたらすはずだ。

なお、両選手は来年、再びオールブラックスとして戦う予定となっており、今シーズンはニュージーランド協会に認められて、サバティカル(特別休暇)による1シーズン限定の参戦となる。

トヨタヴェルブリッツにマーク・テレア加入で攻撃力アップ

しかし、オールブラックス経験者の新加入は神戸だけではない。2023年ワールドカップで鮮烈な活躍を見せ、同年の『ワールドラグビー最優秀新人賞』を受賞したWTB(ウィング)マーク・テレアがトヨタヴェルブリッツに加入した。

鋭いステップとフィジカルを武器に、1対1の局面を打開できる世界屈指のトライゲッターであり、トライの量産が期待されている。

クボタスピアーズにショーン・スティーブンソンがフル参戦

そして、クボタスピアーズ船橋・東京ベイにもチーフスから190cmのFB(フルバック)ショーン・スティーブンソンが加入した。

昨シーズンは契約の関係で、リーグワンの途中でニュージーランドへと戻った。しかし、今シーズンは開幕からフル参戦する。

ゆえに、スティーブンソンのカウンターアタック、そしてハイボールキャッチは、相手チームにも大きな脅威となろう。

リーグワンに参入したスーパーラグビーで活躍したFBスティーブンソン/写真:斉藤健仁

スーパーラグビーで活躍したFBスティーブンソン‐斉藤健仁撮影

リーグワンに南アフリカ代表集結|スプリングボクス11名在籍

ダイナボアーズにルカニョ・アム、ライナーズにマニー・リボック

現在、リーグワンで、日本代表を除いて現役の代表選手が最も多くプレーしているのは、「スプリングボクス」こと、南アフリカ代表の選手たちだ。

世界トップクラスのフィジカルと接点の強さ備えた選手たち。日本のリーグに高いレベルの強度を持ち込んでいるが、今シーズンはさらに2名が加わった。

まず、三菱重工相模原ダイナボアーズ。突破力だけでなくスキルも高いCTBルカニョ・アムが加入した。2022年にスティーラーズでプレーした経験があり、今回が2度目のリーグワン参戦となる。

「これまでの経験をチームに活かし、チームメイトやファンのみなさんとともに、今シーズン戦っていける事を楽しみにしている」とコメントしている。

リーグワン相模原に加入した南アフリカ代表のルカニョ・アム/写真提供:三菱重工相模原 (2)

南アフリカ代表のルカニョ・アム‐三菱重工相模原提供

続いて、ディビジョン1昇格を目指すディビジョン2の花園近鉄ライナーズ。SO(スタンドオフ)マニー・リボックが入団した。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

秩父宮ラグビー場

  • 住所
    東京都港区北青山2-8-35
  • TEL
    03-3401-3881
  • アクセス
    JR 千駄ヶ谷駅・信濃町駅 - 徒歩15分
    東京メトロ銀座線 外苑前駅 - 徒歩5分
    都営大江戸線 青山一丁目駅 - 徒歩10分
  • その他
    駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn