名古屋での前哨戦が始まる
まだメンバーが全員揃っていない状態で迎えたこの一戦。本戦前に実戦感覚を養う貴重な時間ではありますが、残念ながらメジャー組は欠場。実はメジャーリーグの規定により壮行試合には出場することができないのです。なので今回は国内で活動する選手同士の戦いとなりました。それでも、キャンプを経て高まった結束力を見せるいい機会となりました。
前回のWBCで世界一を掴み、日本中を感動に包んだ侍ジャパン。その輝かしい活躍により連覇に期待が高まっている中で迎えた壮行試合。この試合は選手はもちろん、ファンも気合は十分という様子でした。試合前、元中日監督でWBC経験もある谷繁 元信氏による始球式が行われると、ついにWBCに向けた前哨戦が始まりました。

豪華なオープニングセレモニーも行われ、会場のボルテージも最高潮-Journal-ONE撮影
序盤から侍ジャパンの打線が爆発
佐藤の先制弾で主導権を握る
いざ試合が始まると昨シーズンMVPの佐藤 輝明が、いきなりその実力を発揮。
さっそく侍ジャパンが攻撃で中日の先発・柳 裕也を攻めます。1回裏に2番・周東 佑京が四球、続く3番・牧 秀悟が死球で塁を埋めます。すると4番・佐藤が初球の内角カットボールを豪快に振り抜き、打球はライトへ。大きく放物線を描きスタンドに入ると、これが3点本塁打となり幸先よく先制。「いい感触で打てた」と話すように、打った瞬間に確信するほど完璧に捉えた特大弾。この一打により、会場のボルテージがもう一段階上がったのです。そんな活躍もあり初回から侍ジャパンの活躍が光り、3点のリードを奪う展開に。
さらに2回裏にも9番・佐々木 泰がレフトへソロ本塁打を放って4-0と大きな追加点。侍ジャパンが試合の流れを作りました。
その後、中盤に入ると1イニングごとに投手が代わり両者打線が沈黙。淡々とスコアボードに0が並んでいついに6回から中日の反撃が開始したのです。

佐藤選手の完璧な先制弾で侍ジャパンがリードをする展開-Journal-ONE撮影
中盤から中日も反撃開始
6回表、侍ジャパン3番手の曽谷 龍平から1番・岡林 勇希が四球で出塁。続く田中 幹也も左前安打を放ちチャンスを広げます。すると、直後の4番・細川 成也が左中間を破る適時二塁打を放って得点。ようやく中日打線が繋がり待望の2点を獲得。一塁側の中日ファンを熱く沸かせました。
しかし7回裏、まだまだ攻撃を緩めない侍ジャパンは先頭の源田 壮亮が左前安打で出塁。ここから9番・佐々木の右前安打で一、二塁とチャンスを広げると、打席には途中出場の山本 大斗(千葉ロッテマリーンズ・サポートメンバー)。少し詰まったように見えたが、打球は三塁手の頭上を越えて適時打に。この打球で走者二人が返り、終盤にだめ押しの2得点。5-2とさらにリードを広げ、終盤を迎えます。
相次ぐ投手陣の負傷でヒヤリ
これまで短いイニングで投手を交代しながら迎えた9回表。ここで侍ジャパンはマウンドに大勢(読売ジャイアンツ)を送ることに。しかし、2死一、二塁のピンチを迎えたところで足の違和感を覚えて急遽降板。
これまで代表投手の故障が相次ぎ、辞退する選手もいたのでこの場面には一瞬ヒヤリとしました。代わって緊急登板したのは髙橋 宏斗(中日ドラゴンズ)。突然の交代で準備が不十分だったため、石川 昂弥に適時打を打たれてしまい1点を失ってしまいます。しかし、後続はテンポよく抑えて中日打線を切って試合終了。
最後まで逃げ切った侍ジャパンが名古屋での前哨戦に勝利。メンバーが揃いつつある中で、本戦に向けて弾みをつけました。

この試合のヒーローインタビューには佐藤選手と佐々木選手が選ばれました-Journal-ONE撮影
以降の侍ジャパン試合結果
翌日の壮行試合と、3月に行われた強化試合(メジャー組参加)の結果は以下の通り。
・2月28日(土) vs中日 ○侍ジャパン7 – 3中日●
【先発バッテリー】侍ジャパン:伊藤 大海-坂本 中日:大野 雄大-木下 拓哉
・3月2日(月) vsオリックス ●侍ジャパン3 – 4オリックス○
【先発バッテリー】侍ジャパン:菊池雄星-坂本 オリックス:寺西 成騎-森 友哉
・ 3日(火) vs阪神 ○侍ジャパン5 ー 4阪神●
【先発バッテリー】侍ジャパン:髙橋 宏斗-中村 悠平 阪神:伊藤 将司-伏見 寅威


















