春の大学ラグビーシーズンを告げる大会
大学ラグビーの今季勢力図を占ううえで重要な位置づけとなる大会。それが、毎年恒例の関東大学春季交流大会だ。
今年で15回目を迎えてすっかり定着した『関東大学ラグビー春季交流大会』。今年は、4月19日から6月28日の日程で行われる。
大会フォーマットは昨季までと同様だ。『関東大学対抗戦』のAグループ(8校)と『関東大学リーグ戦』の1部(8校)の計16校が出場。これに加え、それぞれの下部リーグ(対抗戦Bグループ、リーグ戦2部)の1位のチームを含めた計18校で構成される。そして、昨秋の成績に応じて3つのグループに分けて、総当たり戦で各大学5試合を戦う。

早稲田大学はHO清水(左)がキャプテンに就いた-斉藤健仁撮影
Aグループ:6校(各リーグ上位3校)
・リーグ戦:東海大学、東洋大学、関東学院大学
Bグループ:6校(各リーグ4~6位の3校)
・対抗戦:帝京大学、慶應義塾大学、日本体育大学
・リーグ戦:流通経済大学、立正大学、法政大学
Cグループ:6校(各リーグ7・8位と下部リーグの上位1校)
・対抗戦:青山学院大学、立教大学、武蔵大学
・リーグ戦:日本大学、専修大学、大東文化大学
注目は3度目の優勝を目指す明治大学
関東大学対抗戦、リーグ戦で昨季の上位3校によって争われるのがAグループだ。そのため、この優勝が実質的な春の王者となる。過去13回(2020年大会はコロナ禍のため中止)で帝京大学が11回の優勝。次いで、明治大学が2回の優勝を果たしている。
ただし、春季大会4連覇中の帝京大学が、昨季の対抗戦で4位となりBグループに回ったため連覇は途絶えることとなった。今年は明治大学が優勝すれば3回目、他の5校が優勝すれば初の「春の王者」となる。
最注目はやはり、昨季の大学王者の明治大学だ。「ALL IN」をスローガンに掲げた明治大学。昨季までヘッドコーチだった高野彬夫氏が監督に就任し、新体制で臨む。キャプテンにはFL(フランカー)大川虎拓郎(4年)が就いた。3度目の春の王者となって、夏や秋に向けて勢いに乗ることができるか。

大学選手権連覇を目指す明治大学はFL大川(4年)がチームを引っ張る-斉藤健仁撮影
昨季の大学王者・明治大学に挑む5校
明治大学の対抗馬はやはり2年連続、大学選手権準優勝の早稲田大学だろう。大田尾竜彦監督体制、5シーズン目を迎え、今季こそ日本一を目指す。FW(フォワード)の中軸であるHO(フッカー)清水健伸がキャプテンに就いた。王座奪還に向けて、まずは春季大会で初の王者を目指す。
昨季の対抗戦で明治大学、帝京大学を下して2位となった筑波大学。今年は、キャプテンにLO(ロック)白丸智乃佑(4年)が就いた。4年間主力だったSH(スクラムハーフ)高橋佑太朗(東芝ブレイブルーパス東京)と、SO(スタンドオフ)楢本幹志朗(埼玉パナソニックワイルドナイツ)のハーフ団が卒業。そのため、1年生の躍進に大いに期待がかかる。
関東リーグ戦からは東海大学、東洋大学、関東学院大学の3校がAグループに入った。昨季2大会ぶり最多の14度目の優勝に輝いた東海大学。こちらは、現在のところ複数リーダー制で臨んでいる。
昨季惜しくも準優勝となり、今季は初の関東リーグ戦優勝にチャレンジする東洋大学。新チームでは、CTB(センター)浅尾至音(4年)がキャプテンに就いた。つづいて、昨季14年ぶりに大学選手権に出場した関東学院大学。U23日本代表HO丸尾瞬(4年)がスキッパーとなり、今年もFW陣を引っ張るはずだ。

昨季、関東大学対抗戦で台風の目となった筑波大学。春季大会では新戦力に注目-斉藤健仁撮影
今季を占う春季交流大会の注目試合
昨季の大学選手権決勝と同じカード、早稲田大学vs.明治大学による春の『早明戦』は招待試合として、6月7日(日)に福岡・北九州市の『ミクニワールドスタジアム北九州』で開催される。この試合は県外も含めて、高校生以下は無料で観戦できるという。

最注目となる春の「早明戦」は、関東春季交流大会の一戦として北九州で開催される-斉藤健仁撮影

≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k


















