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東日本大学セブンズ 2大会ぶり2度目の優勝を飾った帝京大学-斉藤健仁撮影
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東日本大学セブンズで幕を開けた春の大学ラグビー

東日本大学セブンズは、春の大学ラグビーシーズン到来を告げる7人制大会として、毎年注目を集めている。

4月12日(日)、7人制ラグビーの『第27回東日本大学セブンズ』が開催された。

今大会、出場したのは16大学。まずは、関東対抗戦Aグループの明治大学、筑波大学、早稲田大学、帝京大学、慶應義塾大学、日本体育大学。つぎに、関東リーグ戦1部の東海大学、東洋大学、関東学院大学、流通経済大学、法政大学、立正大学。そして、北海道地区代表・北海道大学と東北地区代表・八戸学院大学。さらに、地区対抗代表・信州大学に医歯薬選抜が優勝を目指した。

大会は16チームによるトーナメント形式で行われた。1回戦で敗退したチームはコンソレーションに。そして、1回戦に勝利したチームがチャンピオンシップトーナメントに進んだ。

コンソレーション決勝は、早稲田大学と東海大学の対戦となった。1回戦で流通経済大学に惜敗した早稲田大学と、筑波大学に敗れた東海大学。結果は、早稲田大学が28-26で勝利した。

東日本大学セブンズ 決勝でハットトリック達成した福田正武(帝京大学3年)‐斉藤健仁撮影

決勝でハットトリック達成した福田正武(帝京大学3年)‐斉藤健仁撮影

入念な準備で頂点へ|帝京大学が東日本大学セブンズ優勝

鉄壁の守備vs圧倒的な攻撃

チャンピオンシップの決勝は、帝京大学と流通経済大学の対戦。帝京大学は、準優勝までの3試合で失トライわずか『1]』と鉄壁の守備で勝ち上がる。対する流通経済大学は、1試合平均36点の攻撃力で勝ち進んできた。

東日本大学セブンズ 決勝に進出した流通経済大学、1年のロコトゥイブナ(左)とナモア‐斉藤健仁撮影

決勝に進出した流通経済大学、1年のロコトゥイブナ(左)とナモア‐斉藤健仁撮影

帝京大学は福田正武(3年)のトライで先制。その後、持ち前のディフェンスで相手のアタックを封じて、ターンオーバーから福田正武の弟・恒秀道(1年)がトライ。さらに福田正武が2本目のトライを挙げて、21-0でハーフタイムを迎えた。

後半、初優勝を狙う流通経済大学も1トライを挙げて反撃。しかし、帝京大学は福田正武らが2トライを加えて、35-7で快勝した。この結果、帝京大学は2大会ぶり2度目の春のセブンズ王者に輝いた。

東日本大学セブンズ を制した帝京大学

昨シーズンの大学選手権は準決勝で敗れた帝京大学。昨年の東日本大学セブンズは筑波大学に敗れていた。そのため、ターゲットは準決勝で戦った筑波大学に勝利すること。そして優勝だった。

「優勝するぞ!」と宣言した帝京大学・土橋輝久セブンズ監督(帝京大学BKコーチ)。福田兄弟の父でセブンズのコーチである恒輝さん(秋田ノーザンブレッツ7人制ヘッドコーチ)を招聘した。

さらに例年、大会の週に15人制の全体練習の後に行っていた、セブンズの練習。これを、今大会は6日間、大会出場メンバーはセブンズに特化したトレーニング、走り込みをして準備した。特にディフェンスでは1人で相手1.5人分をカバーするという「1.5」をキーワードに練習を重ねた。

選手に指示する土橋コーチ‐斉藤健仁撮影

選手に指示する土橋コーチ‐斉藤健仁撮影

帝京大学は1年生6人起用 フレッシュな新戦力が躍動

また、帝京大学は大会のあった4月12日は、他校との15人制の練習試合に1年生を出さない方針だった。それゆえ、12人の登録メンバーのうち福田恒秀道を筆頭に、16チーム最多の6人が1年生という若いメンバー構成になった。

福田以外にも荒木奨陽(中部大学春日丘)、髙梨太吾(流通経済大柏)、林宙(京都工学院)は、3月に高校日本代表遠征で活躍した選手たち。加えて、昨年夏の高校生セブンズMVPの池田健心(國學院栃木)や、早坂俊吾(東福岡)のルーキーも、メンバー入りを果たした。

帝京大学のルーキーたち。左から荒木、髙梨、福田、早坂、池田、林‐斉藤健仁撮影

帝京大学のルーキーたち。左から荒木、髙梨、福田、早坂、池田、林‐斉藤健仁撮影

6日間だが、セブンズに特化したトレーニングを行った。加えて、昨季、秋田県の国体優勝や國學院栃木の高校生セブンズ優勝に貢献したセブンズの専門コーチの招聘。さらに1年生6人というフレッシュな力。

これらの準備の結果、帝京大学が見事に2大会ぶり2度目の優勝を飾ったというわけだ。

1年生ながら中軸として優勝に貢献した福田恒秀道は、父、兄と家族で初めて同じチームでプレーした。

「帝京大学に入学したばかりで、単純に今シーズン初の公式戦に出られてうれしい。(15人制の)日本一に向けて、勢いを出さなければいけないと言われていた。優勝できて良かった。」と破顔した。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
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Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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