春休みどこ行く?春休み旅行2026|伊勢神宮・掛川花鳥園・穂高荘・伏見稲荷特集

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明治大学ラグビー部新監督の発表会見
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「まず、引き継いでいきたいと思うのは『凡事徹底』。神鳥監督がこの言葉を掲げられていましたが、素晴らしい言葉だと思います。それができたからこそ、この神鳥体制5年目で優勝という結果につながったと思っている。それはラグビーだけではなく、生活も学業も同じです。小さいことを積み重ねる大切さを学生に説いていきたい」。

4月からHCから監督に就任。グラウンド面だけでなく、ラグビー部全体のマネジメントも仕事となってくる。「正直、始まったばかりで漠然としています。しかし、私はラクビーコーチという側面が非常に強いタイプです。ですから、そこをやりつつも、監督としてやらなければいけないことをこれから学んでいく。」と抱負を語った。

明治大学ラグビー部高野新監督(左)へパスを投げる神鳥監督

高野新監督(左)へパスを投げる神鳥監督-斉藤健仁撮影

現場主義の継続とチーム運営の考え方

ただ、「私自身のやり方を大きく変えるつもりはない。現場のHCを私がやるという形で、アシスタントコーチたちと一緒にうまくやっていきたい。(監督となり)増える部分のバランスや、どんな人に預けていくのかという部分は、これから考えていきたい。何にせよ、チャレンジを楽しんでいきたい」と述べた。

高野新監督は小学校2年生のとき、天理高校が花園で優勝した姿を見た。そして、そこからラグビーを始めたという。その天理高校の選手が4人、明治大学に進学した。それもあって、自らも天理高校から明治大学に進んだ。

「根本には天理高校ラグビー部での教えが身についています。(花園を連覇した)故・田中克己監督の教えで一番頭に残っているのは、『ラグビーはフットボールだぞ』ということ。だから、キックをうまく使って戦うというのが、戦術の根本にある」。

主にCTB(センター)としてプレーし、大学4年時はキャプテンも務めた。だが、大学時代は早稲田大学、関東学院大学が「2強」の時代。高野新監督の学生時代は「早明戦」で1度も勝つことができなかった。また、卒業後に進んだクボタ(スピアーズ船橋・東京ベイ)でも2部を落ちの憂き目を見た。

高野新監督は「しんどい経験をしたことは、ものすごくプラスになっている。結果が求められると思うが、結果よりも絶対に大事なものがある。そういったところは、学生にも知ってほしい。」と語気を強めた。

明治大学ラグビー部新監督の発表会見

高野新監督-斉藤健仁撮影

ルディケHCとクボタでの学び

2014年3月に引退した後、すぐにスピアーズのアナリストとなり4年務めた。そして、フラン・ルディケHCの右腕だったコーチがいなくなると、高野新監督はアシスタントコーチに就任。主にディフェンスなどを担当し、2022-23シーズン、スピアーズの初優勝にも寄与した。

やはり、世界的名将のルディケHCの存在は大きい。加えて、スピアーズでの8年間のスタッフとコーチ経験もある。今でもよくルディケHCに会っているという。「特に指導という部分では、ルディケHCからの学びは非常に大きい。彼には一貫して人としてどうあればいいかを教えてもらった」。

また、「クボタの選手たちからの教えも大きかった。プロフェッショナルな選手がたくさんいた。オールブラックス経験のある有名な選手(ライアン・クロッティ)から、『一流のスポーツ選手とはどうあるべきか』という学びを得て、それを学生たちにどう教えるか。プロと学生の違いは重々承知している。しかし、違うから指導法を変えるということではなく、少しアプローチを変えながらやっている。」と語った。

目指すラグビーと初年度の目標

最後にどんなラグビーを目指すかと聞くと、高野新監督はこう答えた。

「見ている人が面白いと思えるような、何より明治らしさ、今まである『前へ』や『重戦車』など、そういうのを出すためのラグビーを選手に伝えていきたい」。

就任1年目の目標は「常に勝ちにこだわっていきたい。もちろん、昨シーズン見せていただいた景色をもう1度見るのも当然。今まで、明治大学の歴代監督がしんどい頃から積み上げてきた。そうして、ようやくまたチャンピオンになることができた。強い明治大学の新しい文化、環境をしっかり作っていくことが役割だと思っている。」とまっすぐ前を向いた。

「しんどい時代を過ごした明治大学を嫌いということは一切ない。逆に母校愛は強い方だと思っている。」という高野新監督。紫紺のジャージーの新たな指揮官は、学生とともに大学選手権の連覇を目指す。

優勝し歓喜の明治大学

優勝し歓喜の明治大学-斉藤健仁撮影

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
明治大学八幡山グラウンド
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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