2030年5月(予定)から使用される『新秩父宮ラグビー場』。その新ラグビー場が着工したことを受け、会見が行われた。屋根付き、全天候型のラグビー場の建設は日本国内初だという。
東京・神宮外苑(新宿区)に新たに建設される新秩父宮ラグビー場。そのトップパートナー契約をしたのは、SMBCグループ※だ。 ※三井住友フィナンシャルグループ
当社は、2014年から男子日本代表を協賛している。現在では、小学校から大学生まで、様々なレベルのラグビー大会に協賛している。歴史と伝統のある『秩父宮ラグビー場』の名を継承した副名称を決定。その名を『SMBC Olive SQUARE』(SMBCオリーブスクエア)とした。
神宮外苑に、新たに建設される新秩父宮ラグビー場。位置としては『MUFGスタジアム』(国立競技場)と神宮球場の間に建てられる。JRや地下鉄の計5つの駅から徒歩圏内に位置し、都内でも有数の立地を誇る。加えて、ラグビーはもちろんのこと、各スポーツやライブ会場としても使用される仕様となっている。そのため、大いにスポーツファン、音楽ファンに利用されることになりそうだ。

新秩父宮ラグビー場と周辺の鳥瞰パース 提供:秩父宮ラグビー場株式会社
秩父宮ラグビー場と神宮球場を交互に建て替え
1947年に『東京ラグビー場』として誕生した秩父宮ラグビー場は築78年。さらに、『明治神宮野球場』は築99年と老朽化が進んでいる。そのため、建て替えは「まったなし」の状況だったという。
両施設を今ある場所で建て替えた場合、ラグビー、野球の競技ができない期間が長期に渡ることが明白だった。そこで競技ができない期間を最小限に抑えるために、ラグビー場と球場を入れ替えながら段階的に建て替えるのがベストだと判断された。
まずは、『神宮第二球場』が解体された。つづいて、その場所に新ラグビー場の建設が始まる。そして、現在の秩父宮ラグビー場の跡地に新・神宮球場が建設される流れだ。
その間には1.5ヘクタールの中央広場が整備されることに。神宮外苑全体の再開発の工事終了は2038年の予定。その最初の工事が新秩父宮ラグビー場の建設という訳だ。なお、いつまで現在の秩父宮ラグビー場が使用できるかは現状、協議中とのことだ。
新ラグビー場の建設は、鹿島建設をはじめ、三井不動産、東京建物、東京ドームの4社が構成企業となる『秩父宮ラグビー場株式会社』が事業主となった。

新秩父宮ラグビー場を先に神宮第二球場跡地に建設。全体は2038年に完了予定
新ラグビー場の収容は1万5,000人
新しいラグビー場は地上8階地下1階、延床面積は約73,000平方メートル。人工芝の全天候型のラグビー場となり、収容人数はラグビー開催時は1万5,000席となる。さらに、イベント時になると収容人数は最大2万5,000人に増える。
屋根の高さは、軒高をMUFGスタジアムや、明治神宮聖徳記念絵画館と同程度と抑えられる。観客席は、現在のラグビー場のデザインを継承し、弓なりの大屋根となる。ダブルメインスタンドで、50×12mの大型ビジョンが設置され、比較的余裕のある座席となる計画だ。天井は35mで、30mほどとされるハイパントキックにも対応可能だという。
最上階に『スカイラウンジ』、コーナーから観戦できる『ラグビータワー』が設置される。さらに、選手と同じ目線で楽しめる『フィールドバー』に、『VIPルーム』なども設置される予定だ。2030年の完成後に南側の広場も整備される。ラグビーの試合は年間60試合ほど開催されるとのこと。
いずれにせよ、ラグビーの試合では最高の臨場感が得られそうだ。もちろん、ラグビーの試合以外にも、他のスポーツやコンサート、展示会など様々なイベントにも使用されることは間違いない。
大型ビジョンがあり、平日でもアクセスの容易な立地にある全天候型施設となる。それゆえ、国内トップクラスのライブ会場として、国内外のアーティストに利用されることになるだろう。

音楽コンサート利用時提供:秩父宮ラグビー場株式会社
副名称は『SMBC Olive SQUARE』
また、新しく建設されるラグビー場だが、秩父宮ラグビー場という名前が継承される。これを聞いて、多くのラグビーファンが安堵したはずだ。
現在のラグビー場ではこれまで、大学の早明戦、早慶戦に、大学選手権で数々の名勝負を展開してきた。全国社会人大会、トップリーグ、リーグワン、さらに日本代表戦なども合わせると、その多くの物語が紡がれた聖地である。

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