春休みどこ行く?春休み旅行2026|伊勢神宮・掛川花鳥園・穂高荘・伏見稲荷特集

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女子高校野球 選抜4連覇を狙う神戸弘陵の濱島葵-Journal-ONE撮影
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女子野球の聖地・加須を中心に

女子高校野球。この言葉を聞いてすぐに大会の光景を思い浮かべられる人は、まだ決して多くはないだろう。しかし今、埼玉県加須市と栃木県の球場では、もう一つの“春のセンバツ”が行われている。第27回全国高等学校女子硬式野球選抜大会は、大きな熱気に包まれて進行している。

男子は甲子園、女子は加須東京ドーム。─日本の高校野球は、こうして二つの「春」を持つ競技へと進化している。

多くの人にとって「春のセンバツ」といえば甲子園を舞台にした男子の選抜高校野球だ。現在も第98回大会が開催され、全国から選ばれた強豪校が春の頂点を争っている。一方で、女子高校野球の選抜大会は男子とは異なる環境・文化のもとで着実に発展した。その結果、“もう一つの甲子園文化”と呼んでも過言ではない独自の存在感を育ててきた。

本稿では、この女子選抜大会の歴史、独自の開催方式、今大会の情勢を紹介。加えて、三連覇中の絶対王者・神戸弘陵高校の強さに迫る。Journal-ONEの独自取材を含め、より深く女子高校野球の魅力をお伝えする。

ベースランニングをする神戸弘陵の選手たち‐Journal-ONE撮影

ベースランニングをする神戸弘陵の選手たち‐Journal-ONE撮影

女子高校野球・春の選抜大会の歴史

女子高校野球の選抜大会が始まったのは2000年。男子高校野球に比べれば歴史は浅い。しかし、女子野球の普及に伴って大会は急速に規模を拡大してきた。2026年大会には57チームが出場しており、その数は過去最大級である。

運営は全国高等学校女子硬式野球連盟を中心とした実行委員会が担っている。男子と比べて競技人口や学校数はまだ限られている。しかし、それでも「全国から最強を決める春の舞台」として位置づけられ、年々注目度を高めている。

歴代優勝校には、女子野球界を牽引してきた学校の名が並ぶ。特に近年は神戸弘陵学園高校の強さが際立っており、2023年から2025年まで三連覇を達成。今年の大会にも「四連覇を狙う絶対王者」として臨んでいる。

女子高校野球の歴史はまだ発展途上だ。しかし、それゆえに“伸びしろ”と“新しい価値観”が詰まっている。その結果、男子野球とは異なる文化を生み出している。

大会4連覇を狙う神戸弘陵のグラウンドにある数々の優勝碑-Journal-ONE撮影

大会4連覇を狙う神戸弘陵のグラウンドにある数々の優勝碑-Journal-ONE撮影

女子センバツの舞台──埼玉・加須と東京ドーム

女子選抜大会の大きな特徴は、準決勝までを埼玉県加須市を中心に実施する。そして、決勝戦のみを東京ドームで行うという独自の構造だ。

本大会が「加須の春」と呼ばれるのは、毎年この地で大会序盤が行われてきたからだ。加須きずなスタジアムを中心に、田ヶ谷サン・スポーツランド、さらには栃木のエイジェックさくら球場や宇都宮清原球場などが大会を支える。春の空気を全身で感じながら行われる試合は、男子の甲子園とはまた異なる“温度”を持っている。加えて、観客との距離が近いことも魅力だ。 そして勝ち上がった2校だけが、プロ野球の舞台である東京ドームへと進む。

東京ドームでの決勝はすでに4年連続。女子高校野球にとっての“夢の舞台”として完全に定着している。2026年大会も4月4日の夜に決勝が予定されている。この日は、巨人戦終了後に同じグラウンドで戦うという特別な体験が選手を待っている。

地域球場から始まる大会が、最後は日本最大級のドーム球場で幕を閉じる。この劇的な構造こそが、女子高校野球のドラマ性を高める大きな要素だ。

女子高校野球の決勝は3月はWBCで熱狂した東京ドームで開催-Journal-ONE撮影

女子高校野球の決勝は3月はWBCで熱狂した東京ドームで開催-Journal-ONE撮影

今春の大会─ベスト8が出そろう

2026年大会は3月20日の開幕から連日熱戦が続き、3月26日時点でベスト8が出揃った。

今年の出場校の顔ぶれを見てみよう。そこは、男子の甲子園を沸かせてきた名門校が女子の舞台でも存在感を放っている。たとえば 花巻東、神戸国際大附属、神村学園は、甲子園のセンバツにも出場。履正社、聖光学院、神戸弘陵も甲子園の常連校として野球ファンにはおなじみだ。

加えて、女子硬式野球の名門として知られる 京都明徳、駒沢学園女子など。女子野球ならではの学校名も並び、序盤から優勝候補同士の激突が続いた。

そして、2026年の女子高校野球センバツも残すはベスト8。以下の対戦カードで準々決勝を迎える。

京都明徳 vs 花巻東

学法石川 vs 履正社

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス
加須きずなスタジアム
  • 東海道新幹線 東京駅 - 上野東京ライン(53分)- 久喜駅 - 東武伊勢崎線(11分)- 加須駅 - 朝日自動車バス(2分)- 加須市役所入口 - 徒歩14分
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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