6月15日の結果(SGH7-0日本精工)
試合が動いたのは3回裏のSGホールディングスギャラクシースターズの攻撃。日本精工ブレイブベアリーズの先発・小栗巳緒乃から1番・山本星が内野安打を放ち盗塁し、1死二塁と得点圏に走者を進めた。その後、2死三塁としたSGHは、ステーシー・ポーターが左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ちようやく1点を先行した。
追いかける日本精工は4回表、SGHの先発・永井柚衣から橋本花音が中前安打で出塁し反撃を開始。しかし、続くベイリー・ハンプヒルの打球がショートを襲うと、この打球をSGHの二遊間・川原千賢と山本が流れるような連携プレーをみせて併殺に切って取った。日本精工は、同点の機会をSGHの堅い守備に阻まれ本塁が遠い展開となっていく。
すると5回裏、SGHはこの回先頭の望月朱里が左前安打で出塁すると、すかさず盗塁で得点圏に走者を進める。この場面で、中村優花も技ありのセフティバントを決めて出塁すると盗塁で無死二、三塁と追加点のチャンスを作る。ここで打席に入った山本は痛烈なゴロをセカンドへ放つと、この打球を処理できずに一塁へ出塁した山本。三塁走者は進塁を自重していたため、無死満塁で川原との勝負となった。ここで川原の押し出し死球で労せずして2点目を挙げたSGHは、1死満塁から代打・内田小百合が右方向へ犠飛を放ちさらに1点を追加。エリカ・ピアンカステリが四球を選び再び満塁とすると、代打・二見亜希が中前に鋭いライナーを放つ。この打球をノーバウンド捕球をしようと、センター・宇野このみがダイビングキャッチを試みるも、惜しくもグラブからボールはこぼれ、この間に走者2人が生還。ビッグイニングを作ったSGHが5-0と大きくリードを広げた。
6回表、日本精工は2死から伊藤美紅が内野安打で出塁すると、死球を絡めて2死一、二塁とチャンスを掴む。しかし、ここでSGHはバッテリーをキャスリン・サンダーコックとピアンカステリにスイッチ。3番・ハンプヒルとの見応えある対決となったが、ここはサンダーコックが力で押し切り二飛打ち取りSGHの継投策が功を奏した。
流れを渡さないSGHは、6回裏に代った鈴木りりかを攻める。2死から山本が技ありの内野安打で出塁すると、代打・宮本愛里が中越えに2点本塁打を放ちダメ押しの2点を追加。SGHは強力打線が機能して7得点を挙げて今季8勝目。5回途中まで無失点と好投した永井が今季初勝利を手にした。–JDリーグ試合結果へ