そしてJR四国ではアンパンマン列車25周年を記念して、「初代アンパンマン列車」のデザインを復刻した特急あしずり号を期間限定で走行しています。JR高知駅から中村・宿毛駅間を2026年1月12日(月)まで走行予定です。そしてJR高知駅にはアンパンマン列車ひろばもあり子供たちが大喜び間違いなしの施設も。
ぜひ高知県に訪れた際にはチェックしてみてくださいね。

高知駅アンパンマン列車ひろば ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ーJournal-ONE撮影
やなせたかしさんが暮らした後免町を歩く
今回の旅の最後は、やなせたかしさんが少年時代に過ごした後免町を散策することに。
JR後免駅にやってきた3人を待っていたのは南国市観光案内人の会の竹島さんと南国市観光協会の竹中さん、そして物部川DMO協議会の濱田さん。駅から歩いて5分のところにある南国市観光案内所では、土曜日、日曜日、祝日限定でやなせさんゆかりの地を南国市観光案内人の会のガイドさんが案内してくれる ”後免観光定時ガイド” を実施しています。
他にも南国市の特産品を販売したり、レンタサイクルの貸出や観光客には嬉しい手荷物預かりなどのサービスが充実。
※南国市観光案内所は、2026年2月8日までの期間限定で開設しております。

観光ガイドをお願いすることにーJournal-ONE撮影
10時、11時、13時、14時の1日4回行われているこの観光定時ガイドコース「ごめん・ありがとうコース」は、所要時間は60分とやなせさんの少年時代の分かりやすい説明を聞きながら後免町を散策できるそうです。定時ガイドとは別に、1週間前までに予約が必要な予約制ガイドもあります。今回は定時ガイドの実施日ではなかったため、予約制ガイドを受けて3人にもやなせさんの少年時代を感じてもらうことに。
まずは、ガイドさんと距離が離れても説明が聞こえるようにイヤホン型のスピーカーが配られてそれを装着。マイクを使って発した声を逃さず聞くことができるので、大人数でも安心して散策することができます。

今回の街歩きには竹島さん(左)、濱田さん(中央)、竹中さん(右)も一緒です-Journal-ONE撮影
後免駅を出発して、まず向かったのは “道信山” という小高い丘。
竹島さん:ここは少年時代のやなせさんが、2歳下の弟・千尋さんと剣劇…皆さんがわかりやすいのはチャンバラですね、そんな遊びをしていた場所になります。千尋さんは戦死してしまいましたが、やなせさんが当時の思い出を「道信山の夕やけ」という詩に残しているんですよ。
井上:ここでやなせさんは昔遊んでいたんですね。説明があるおかげで、やなせさんについてもっと詳しくなれるのでとても勉強になります。

あんパンのデザインうちわを持って、やなせさんについてどんどん詳しくなっていく3人ーJournal-ONE撮影
続いて道信山から少し進んだところに “やなせたかし・ごめん駅前公園” が見えてきました。
竹島さん:この公園は、やなせさんが小学2年生から18歳までの約10年間暮らした伯父の「内科小児科柳瀬医院」の跡地です。
公園一面に芝生が広がるこの公園には、近所の学生たちが集まってゲームをしている姿が。その一画にやなせさんのプロフィールや、「道信山の夕やけ」の詩が掲載された看板が立ち、竹島さんもやなせさんの生い立ちを詳しく説明してくれました。 そんなお話の中で竹島さんは
竹島さん:やなせさんの生涯に影響を与えた3頭のライオンがいると言われています。1匹目は弟の千尋さんと共に暮らした伯父の家にあった石造りのライオン像。
2匹目は漫画家になるために上京し、入社した三越百貨店のシンボルである「ブロンズのライオン」。3匹目は絵本作家活動の原点となった「やさしいライオン」に出てくるライオンです。

“やなせたかし・ごめん駅前公園” にある看板で説明をしてくれています ©やなせたかし ーJournal-ONE撮影




