春を彩る幻想の長崎へ
長崎ランタンフェスティバル2026完全ガイド

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WBC 侍ジャパンラッピングバスから周東、宮城がファンに手を振る
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その様子を見つめていたWBCで連覇を目指す井端和弘監督も時折、笑顔を見せていた。

WBC 宮崎キャンプで笑顔で選手を見守る井端和弘監督

時折笑顔でフリー打撃を見守る井端監督-Journal-ONE撮影

捕手が整えばチームが整う―若月・坂本・中村の反復練習

お昼過ぎに全体練習を終えた侍ジャパン。

しかし、ここからグラウンドに姿を見せたのは、若月健矢(オリックス)、坂本誠志郎(阪神)、中村悠平(ヤクルト)らの捕手陣だった。

約1時間をかけ、スローイング、捕球、タッチプレーをひたすら反復した3選手。投捕の基礎が安定すれば、投手陣の迷いが減り、内外野の判断も速くなる。短期決戦を見据え、誤差を最小限に抑える“地味で最も大切な時間”がここにあった。

牧原大成×松田宣浩―特打は“イベント”を超え、スタンドを沸かせる

牧原大成も、ソフトバンクで共にプレーした松田宣浩コーチとロングティーで居残り特打を敢行。

この地味でキツイ練習も、最終的にはファンの視線を集める。“イベント”を超えたこの特打は、最終的にこの日最もスタンドを沸せた。

ホームベース付近からライトスダン度に向かってのスイングは、計48回のフルスイング。松田コーチの檄と笑い、さらには二人揃ってズッコケる場面では、スタンドも笑いに包まれる。

そして、最後の一本をスタンドへと運んだ瞬間。牧原が渾身のガッツポーズを見せると、松田コーチもファンに向かい“拍手を求めるポーズ”を。これにはスタンドも一体となり、大きな拍手で牧原にWBCでの健闘を祈った。

WBC 宮崎キャンプ 特打で柵越えフィニッシュの牧原大成

柵越えフィニッシュで牧原はガッツポーズ‐Journal-ONE撮影

レジェンドOBの佇まい――“文化資本”が現場に溶け込む

この練習前、3年前のWBCで日本中を熱狂の渦に巻き込んだ、前監督の栗山英樹氏が来訪。正二塁手として世界一に貢献した牧秀悟(横浜DeNA)と、WBC初出場となる佐藤輝明(阪神)などに声を掛ける。

その後、井端和弘監督と挨拶を交わすと、そのまま選手たちの動きを見つめる“両監督”。長く言葉を交わしたのは、世界一を宿命付けられた同士ならではの空気を醸し出していた。

宮崎キャンプへは、元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜氏も激励に。MLB、NPBレジェンドの度重なる来訪は、その存在や振る舞いが若手に勇気と自身を与えてくれる。日本野球の“文化資本”が代表チームに流れ込み、現場の空気に奥行きを与えているキャップでもあった。

WBC 宮崎キャンプに前監督の栗山英樹氏が激励に

栗山前監督から激励を受ける佐藤輝明ら-Journal-ONE撮影

出待ちの熱狂―ラッピングバスと窓越しの手振り

サイン色紙やボードを持ったファンが、選手移動用の“侍ジャパン・ラッピングバス”に集まる。

この出待ちエリアは、練習前から選手たちが球場を離れるまで人壁がなくなることはなかった。そこにコメントを求める報道陣も多く集結。WBCに期待する野球ファンの熱が感じられた。

そして、サイン対応の有無に関わらず、選手たちが乗り終えたラッピングバスが動き出すとざわめきが広がる。

バスの両サイドに並ぶファンたちの歓声に、窓越しから選手たちが応える。この日は、周東佑京(ソフトバンク)と宮城大弥(オリックス)が手を振り返して、一時のファンとの交流が実現した。

バスが見えなくなるまで手を振り続ける光景は、侍ジャパンが“国民的チーム”であることを象徴している。

温暖な気候、広くストレスの少ない動線、豊かな食文化。宮崎は“集中”と“寛ぎ”が同時に成立する稀有なキャンプ地だ。選手はルーティン通りに調整し、ファンは球場外でも満ち足りた時間を過ごす。競技と観光が矛盾せず、相互に価値を高めていく。

WBC 侍ジャパンラッピングバスから周東、宮城がファンに手を振る

周東、宮城がファンに手を振る-Journal-ONE撮影

強化試合のロードと、チームの輪郭

しかし、その緊張感はこれから一気に高まりを見せていく。

いよいよ国内強化試合が、サンマリンスタジアムでソフトバンクと行われる。ついで、名古屋に場所を移してバンテリンドームで中日と対戦する侍ジャパン。

そして、WBC東京Poolの直前には京セラドーム大阪で、オリックスと阪神との強化試合を行い調整が終了する。

MLB組の合流タイミングは、早くて名古屋ではないかとの見立てもある中、役割や守備位置、代替案など“勝つための形”が調整されていく。しかし、それは全て宮崎で積み重ねた“基本”が土台となる。

アクセス
ひなたサンマリンスタジアム宮崎
  • 宮崎空港 - 宮崎交通バス(13分)- サンマリン前 - 徒歩12分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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