白崎みなみ は、166cmというサイズを感じさせないスピードと機動力に定評がある。加えて、そして相手の隙を突くアグレッシブなゴールアタックを武器に、Wリーグプレミアを代表するシューティングガードへと成長した。
6月1日、渡嘉敷来夢選手と同日に行われたアンテロープス入団会見。白崎が語った言葉には、これまでのキャリアで積み重ねてきた苦労と、さらに成長したいという強い意志がにじんでいた。
このコラムは、白崎みなみ という選手の魅力を描くと同時に、バスケットボールを楽しむ子どもたちや、これから競技に触れる若い世代に向けた“メッセージ”でもある。
苦労を力に変え、環境を楽しみ、前に進み続ける白崎の姿は、挑戦することの価値を教えてくれる。
そして、アンテロープスという新たな舞台で、彼女がどのようにチームへ溶け込み、どのような未来を描こうとしているのか。その姿を丁寧に追っていく。

新加入の白崎みなみ-トヨタ自動車アンテロープス提供
白崎みなみ のキャリアと現在地──積み重ねた努力の軌跡
市立柏高からWリーグプレミアへ──苦労を積み重ねた成長の軌跡
白崎みなみ は越谷市で生まれ育ち、千葉県の市立柏高校から奈良学園大学へと進学。その後、姫路イーグレッツ、そしてシャンソンVマジックへとキャリアを重ねてきた。
166cmというサイズながら、その数字を感じさせない「スピードと機動力」、そして相手の隙を突くアグレッシブなゴールアタックは、どのチームにとっても脅威となる武器だ。
シャンソンVマジックでは全28試合に先発し、平均14.4得点、3.5リバウンド、3.6アシストを記録。得点ランキング3位に入り、2年連続でベストファイブに選出された。その結果、Wリーグプレミアでリーグ屈指のシューティングガードとして確固たる地位を築いた。
そんな白崎について、アンテロープスの大神雄子ヘッドコーチはこう語る。
「キャリアからしてみれば、たくさんの苦労を重ねてきた選手。それが今の白崎選手を作ってきたと思っている。」

”アグレッシブに”と抱負を色紙に書いた-Journal-ONE撮影
大神雄子HCが語る評価と期待
日本代表ヘッドコーチとしてアジア大会の第3次強化合宿中の大神HC。白崎みなみのアンテロープス入団会見に当たり、ビデオメッセージでこう続けた。
「ディフェンスが素晴らしく、ベスト5にも輝いた実績がある。アンテロープスの守って走るスタイルにマッチしてくれると期待している。」
指揮官の言葉には、白崎の“苦労を力に変えてきたキャリア”への深い理解と、アンテロープスでの活躍への期待が込められていた。

ビデオでメッセージを送った大神雄子HC-Journal-ONE撮影
白崎みなみ が語るアンテロープス加入の理由と期待
走るバスケへの適応と得点力への期待
白崎みなみは、対戦相手としてアンテロープスを見てきた印象をこう語る。
「“走るバスケ”、強みを活かすために努力する“プロフェッショナルな姿勢”に興味が湧きました。対戦していてカッコいいチームだなと。」
加えて、アンテロープスのアグレッシブなプレーについては、
「自分のプレーはまだまだだなと思います。しかし一方で、自分ならこうプレーしようとイメージも湧いている。」
と、すでに新天地でのプレー像を描いていた。
得点力アップが課題のアンテロープス。金田愛奈、山本麻衣が抜けた今、白崎にかかる期待は大きい。
それでも白崎は、「デフォルトとして得点することは当たり前です。色々なことが、平均以上のことができるのが私の強みです。」と、オールマイティーな活躍を誓ってくれた。

入団会見で質問に応える白崎みなみ-Journal-ONE撮影
渡嘉敷来夢との関係と“同郷コンビ”の相乗効果
共に移籍した渡嘉敷来夢とは、埼玉県の同郷だ。そんな関係もあって、「わたしのような選手にも気軽に声を掛けてくれる。」と、前から交流を深めていた。
渡嘉敷の地元である埼玉県春日部市の体育館には、「等身大の渡嘉敷さんがいますよね。」と、溌剌とした笑顔で会場を笑いに包んだ。
「ずっと一緒にプレーしたいと言っていました。」と、憧れの先輩である渡嘉敷と同じチームとなった白崎みなみ。会見では、顔を見合わせて何度も笑顔を見せるシーンが印象的だった。














