電車なら新幹線と富士急行線が主要な玄関口になる
電車で向かう場合、山梨側の富士五湖エリアへは、JR中央線で大月駅まで行き、富士急行線に乗り換えて河口湖駅や富士山駅を目指すのが基本です。新宿駅からの所要時間は、乗り継ぎを含めておよそ2時間が目安となります。
一方で、静岡側へ向かうなら、東海道新幹線が便利です。東京駅から三島駅までは約45分、新富士駅へも1時間ほどで到着します。
富士急行線には、車窓から富士山を望める観光列車「富士山ビュー特急」も走っており、移動そのものを楽しめるのも鉄道ならではの魅力といえるでしょう。なお、季節によってダイヤが変わることもあるため、事前に最新の時刻表を確認しておくと安心です。
車では中央道・東名高速からのアクセスが便利
車を利用する場合は、向かう方面によって使う高速道路が分かれます。山梨側の富士五湖方面へは中央自動車道の「河口湖IC」が玄関口で、新宿方面からはおよそ1時間20分が目安です。
静岡側へは東名高速道路や新東名高速道路を使い、「御殿場IC」「富士IC」「裾野IC」などからアクセスします。御殿場ICから東富士五湖道路を経由すれば、静岡側と山梨側を行き来することも可能です。
ただし、ゴールデンウィークや夏休み、週末は周辺道路が渋滞しやすいため、時間に余裕を持った計画が欠かせません。なお、夏の登山シーズンには五合目方面でマイカー規制が実施され、麓の駐車場からシャトルバスに乗り換える形になる点にも注意しておきましょう。
高速バスなら新宿などから乗り換えなしで向かえる
なるべく乗り換えを減らしたい方には、高速バスが便利な選択肢になります。新宿の「バスタ新宿」からは河口湖駅までの直通便が出ており、所要時間はおよそ1時間45分、片道2,000円前後とコスト面でも魅力的です。
東京駅や渋谷、横浜などからも富士五湖方面行きの便が運行されています。座席指定制のため、休日や繁忙期は当日では満席になることも多く、事前のインターネット予約がおすすめです。
ただし、高速道路の渋滞によって到着が遅れる場合もあるため、登山やイベントなど時間の決まった予定では、ゆとりを持って計画を立てるとよいでしょう。
富士山のおすすめ観光・見どころスポット

富士山は登るだけでなく、麓や少し離れた場所から眺める楽しみ方も人気です。山梨側・静岡側のどちらにも、富士山を美しく望める名所が点在しています。
ここでは、はじめての方にもおすすめしたい代表的な見どころを、特徴とあわせてご紹介します。
富士山五合目なら登らずに雄大な景色を体感できる
山頂まで登らなくても富士山の迫力を味わいたい方には、標高約2,300mに位置する富士スバルライン五合目がおすすめです。山梨側のゲートウェイとして知られ、晴れた日には眼下に富士五湖や雲海を見下ろせます。
レストランやお土産店、縁結びで人気の小御嶽神社などもそろい、ドライブで立ち寄るだけでも十分に楽しめます。施設の多くは例年4月中旬から12月中旬ごろまでの営業で、冬季は閉鎖される点に注意が必要です。
なお、夏の登山シーズンにはマイカー規制が行われるため、麓の駐車場からシャトルバスに乗り換えてアクセスします。標高が高く真夏でも肌寒いので、上着を一枚持っていくと安心でしょう。
富士五湖では湖面に映る逆さ富士をねらえる
富士山の北麓に点在する河口湖・山中湖・西湖・精進湖・本栖湖の5つの湖は、まとめて富士五湖と呼ばれています。なかでも河口湖は観光の拠点として施設が充実しており、大石公園などからは、風のない穏やかな日に湖面へ映り込む「逆さ富士」をねらえます。
山中湖のパノラマ台は、高台から湖と富士山を一望できるビュースポットとして人気です。本栖湖は、千円札の裏面に描かれた富士山の構図でも知られています。
湖畔ではボートやサイクリング、キャンプなども楽しめ、季節ごとに咲く花々と富士山の共演も見どころのひとつです。時間に余裕があれば、複数の湖をめぐり、それぞれ異なる表情の富士山を見比べてみるのもおすすめです。
新倉山浅間公園では五重塔と富士山を一緒に望める
新倉山浅間公園は、富士吉田市にある人気のビュースポットで、五重塔の「忠霊塔」と富士山、そして街並みを一度に望める構図で知られています。この景色はミシュランのガイドブックの表紙を飾ったこともあり、海外からの観光客にも高い人気を集めています。
展望デッキへ向かうには、398段の「咲くや姫階段」を上る必要があるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。春には約650本の桜が咲き誇り、桜と五重塔、富士山が重なる絶景を目当てに、多くの花見客でにぎわいます。
桜のほかにも、新緑や紅葉、雪化粧した冬の富士など、四季を通じて表情が変わるのも大きな魅力といえるでしょう。
忍野八海や静岡側の三保松原でも富士の絶景に出会える
忍野八海は、富士山の雪解け水が長い年月をかけて湧き出る8つの泉の総称で、透明度の高い水と茅葺き屋根の里の風景が調和した、外国人観光客にも人気のスポットです。なかでも出口池は、富士山を背景に写真を撮れる絶好のロケーションとして知られています。












