海で発生した水蒸気が、雨や雪となって山に降り、川となって里を潤し、再び海へと還るという自然の循環を体感すること目的としている。
カヤック(海・湖) → 自転車(里) → トレッキング(登山)という3ステージを人力のみで繋いでゴールを目指すユニークなイベントだ。
北海道の網走市と小清水町を舞台とする大会では、JR北海道が全面協力。鉄道移動をコースの一部に組み込み、鉄道旅も楽しむという演出だ。
地域の特性を最大限に活かしたモンベルの取り組み。これらは、町興しのモデルとして高く評価されている。
この “地域資源を最大化する発想” は、松戸市のふれあい松戸川や21世紀の森と広場といった都市型自然空間にも応用可能だ。その結果、都市部ならではの新しいアウトドア体験の創出に繋がる。

風光明媚な地方店舗のTシャツ(高知県四万十市)-Journal-ONE撮影
130万人の会員、首都圏40店舗との連携が生む広域的効果
加えて、今回の協定。これは、モンベルが有する 130万人のモンベルクラブ会員 に向けても有効だ。一方で、松戸市も独自の体験メニューを提供できる絶好の機会でもある。
都市住民が参加しやすい体験メニューの創出
ふれあい松戸川を舞台にした水辺アクティビティ、環境教育プログラム、親子向け自然体験など。
都市住民が参加しやすいコンテンツを開発すれば、松戸市は首都圏の新しいアウトドア拠点として一気に存在感を高めるだろう。
首都圏40店舗との広域連携
また、モンベルは首都圏に約40店舗を展開している。
これらの店舗と松戸市での取り組みが連携する。その結果、体験プログラムの告知、参加者募集、地域イベントとの連動が可能となる。都市型アウトドアの新しい循環が生まれる可能性が高い。
店舗ネットワークを活かした情報発信。これにより、松戸市はこれまでにない広域的なリーチをもたらす。一方で、モンベルにとっても都市住民へのブランド浸透をさらに加速させることができる。

モンベル店舗でもお馴染みのモンタベアを贈呈-Journal-ONE撮影
都市と自然の境界を溶かす新しいモデルケースへ
都市と自然、生活とアウトドア。その境界をやわらかく溶かしながら、新しい都市モデルを描く。今回の協定は、その第一歩だ。
その結果、松戸市が首都圏における “都市型アウトドアの先進地” として全国に先駆ける可能性は十分にある。
一方で、モンベルの198件目となった包括連携協定の歴史。その中でも、松戸市との協定は特別な意味を持つ出来事として記憶されるだろう。
そして何より、松戸市がこの協定を通じてどのような新しい取り組みを生み出していくのか。
国指定重文と名勝庭園を有する歴史的な名所・戸定邸などの観光地との連携。ソフトボールをはじめとする盛んな他のスポーツとの連携。これらを含めた松戸市の未来に大いに期待したい。














