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この記事の目次

徳島駅からは特急剣山で阿波池田駅へ向かい、特急南風に乗り継いで1時間40分前後をみておきましょう。山間の小さな駅ながら普通列車より特急の停車本数が多く、観光の要所として機能しています。

なお、土讃線の特急南風はアンパンマン列車として運行される日があります。子ども連れであれば、乗る列車そのものを旅の目的にできます。運行日はJR四国の公式サイトでご確認ください。

大歩危駅からはバスかタクシーで乗船場に着く

大歩危駅から乗船場までは、タクシーでおよそ5分です。徒歩なら約20分、距離にして1.5kmほど。国道沿いの道を歩くことになるため、荷物が多い日や夏場はタクシーが無難でしょう。

路線バスも通っており、四国交通の祖谷線で「大歩危峡」に降りれば乗船場のそばに着きます。ただし、本数は多くないので、列車の到着時刻と接続するかを事前に確かめておきたいところです。

運賃と時刻は四国交通の公式サイトで最新をご確認ください。なお、大歩危駅からの無料送迎は、同じ経営の「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか」に宿泊する方が対象で、事前連絡が必要です。遊覧船だけを利用する場合は使えないため、混同しないようご注意ください。

車なら井川池田ICから約30分、駐車場は乗船場に併設されている

車の場合、徳島自動車道の井川池田ICから約30分、高知自動車道の大豊ICからも約30分です。井川池田ICを下りたら国道192号から国道32号に入り、渓谷沿いを道なりに進みます。

駐車場は乗船場のあるレストラン大歩危峡まんなかに併設されているため、停めてからそのまま館内の券売り場へ向かえます。

紅葉の時期や連休は観光バスも入ってくるので、駐車場は埋まりやすくなります。時間に余裕をもって向かうか、午前中の早い時間帯を選ぶと動きやすいでしょう。国道32号は渓谷に沿って曲がりくねっているため、運転には気をつけてください。

乗船前後は歩危マートとレストランで祖谷の味を

乗船前後は歩危マートとレストランで祖谷の味を

大歩危峡の楽しみは、船を降りたあとにも続きます。乗船場の上には渓谷を望むレストランがあり、大歩危駅の前には地元の食材が並ぶ小さなスーパーが構えています。

ここでは、駅前と乗船場、それぞれで味わえるものと、大歩危駅ならではの光景を紹介します。

歩危マートでしか買えないぼけあげを持ち帰る

大歩危駅へ戻ってきたら、駅前の歩危マートに立ち寄ってみてください。全日食チェーンに加盟する小さなスーパーで、地元の方の日常の買い物先でありながら、旅行者にとっては祖谷の味が並ぶ売り場になっています。

名物は、顔の2倍ほどもある大きな油揚げ「ぼけあげ」。この店でしか手に入らないため、遠方からわざわざ買い求めに訪れる人もいるそうです。ほかにも、郷土料理のでこまわしに使われる祖谷とうふや祖谷こんにゃく、徳島の地酒などが揃います。

伊予銀行ヴェールズの庄村瑠衣選手も、大きなぼけあげをチームメイトと食べるためにお土産に買って帰ったと話していました。営業時間は情報源によって記載が分かれるため、立ち寄る前に店舗へご確認ください。

2号店では石臼で挽いたお茶と雲海汁を味わえる

歩危マートの向かいには2号店があります。入口脇には湧き水が流れ、店内の奥には石臼が置かれています。この石臼は自分で回して茶葉を挽けるようになっており、挽きたての粉を湧き水のお湯に注げば、その場で一杯が仕上がる仕組みです。

遠藤杏樺選手も、石臼から出た粉をすくって淹れたお茶を口にして、身体の芯から温まったと振り返っていました。お食事処としては祖谷そばやうどん、ぼけ祖谷汁などが並びます。

中でも印象的なのが雲海汁。ぼけあげを切って大根おろしを添えた汁物で、調味料を一切使っていません。大歩危駅が山間にあって雲海に包まれることから発想した一品だと、店を営む山口由紀子さんは話していました。会計は道を挟んだ1号店で行う点だけ、覚えておくとまごつかずに済みます。

大歩危駅では観光列車のお見送りに立ち会える

大歩危駅では、観光列車のお見送りが行われることがあります。多度津駅との間を1日1往復する「四国まんなか千年ものがたり」が停車すると、鉦と竹太鼓の音に合わせて近くの住民が集まってきます。

法螺貝を吹いていたのは、歩危マートの山口さん。阿波踊りのリズムに乗って手旗が振られ、車内からは乗客が写真を撮ったり手を振り返したりと、ホームがにぎやかになります。この手旗は、駅に常設されているおもてなしグッズです。

列車がホームを離れてもしばらく踊りが続く様子に、見送る側に回った伊予銀行ヴェールズの3選手も自然と笑顔になっていました。四国まんなか千年ものがたりは毎日運転されるわけではないため、運転日はJR四国の公式サイトでご確認ください。

レストラン大歩危峡まんなかで渓谷を眺めながら食事する

乗船場の上には、レストラン大歩危峡まんなかとお土産店があります。吉野川を見下ろす席で、地元の食材を使った郷土料理を味わえる場所です。人気は祖谷そば。ほかにも、この地域に伝わる妖怪ヒダルガミにちなんだ「ひだるラーメン」や「ようかいソフト カッパーナ」といった、ここだけのメニューが並びます。

アクセス

大歩危峡観光遊覧船

  • 住所
    徳島県三好市山城町西宇1520
  • TEL
    0883-84-1211
  • アクセス

    ① 東京駅 - 東海道新幹線 約200分 - 岡山駅 - 特急南風 約100分 - 大歩危駅 - タクシー 約5分

    ② 大阪梅田駅 - JR新大阪駅 約5分 - 東海道新幹線 約50分 - 岡山駅 - 特急南風 約100分 - 大歩危駅 - タクシー 約5分

    ③ 名古屋駅 - 東海道新幹線 約100分 - 岡山駅 - 特急南風 約100分 - 大歩危駅 - タクシー 約5分

  • その他
    【運行時間】9:00~17:00(最終出航16:30)【乗船料金】大人1,500円(税込)/ 小人750円(税込)※3歳~小学生まで【営業】年中無休(但し、強風・増水などの場合は欠航)
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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