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この記事の目次

所要時間はおよそ1時間を見ておいてください。阿波藍と藍染についての説明から始まり、生地を選び、柄を付け、染めて、洗うところまでが一連の流れになります。ここで知っておきたいのが、完成した品はその場で乾かさないという点でしょう。

濡れた状態でビニール袋に入れて渡されるため、自宅に帰ってから干して仕上げます。旅の途中で受け取る荷物になることを、頭に入れておくと慌てません。料金や体験メニューは改定されることがあります。予約の前に、公式サイトで最新をご確認ください。

天然灰汁発酵建ての染液で絞り染めに挑戦すると

工房は古民家をリノベーションした空間で、中央の作業台には大きな器が据えられています。満たされているのは、藍色というより灰色に近い液体です。引き戸を開けた瞬間に漂う発酵の匂いには、伊予銀行ヴェールズの3選手も最初は驚いていました。

これは天然灰汁発酵建てと呼ばれる昔ながらの技法でつくった染料で、人工的なものではないためすぐに気にならなくなります。目が痛くなったり頭痛がしたりすることもありません。

3選手が挑戦したのはハンカチの絞り染めです。見本を見ながら、染めたくない部分を輪ゴムで縛っていきます。染める工程の途中で輪ゴムを外すと、その部分だけ藍色が薄くなり、グラデーションが生まれる仕組みでした。

山場は最後の水洗いです。水にさらした瞬間、くすんだ色が一気に鮮やかな藍へと変わります。手袋とエプロンは無料で借りられるため、観光の途中に手ぶらで立ち寄っても構いません。

藍商佐直 吉田家住宅で藍商の暮らしにふれる

藍商佐直 吉田家住宅で藍商の暮らしにふれる

町並みを歩いていると、ひときわ間口の広い建物が目に入ります。それが藍商佐直 吉田家住宅で、うだつの町並みのなかで屋敷の内部まで見学できる代表的な商家です。

藍で財を成した家がどのような暮らしを営んでいたのか、建物の規模、訪ねるための実務情報、そして冬ならではの楽しみ方の順に見ていきましょう。

約600坪の敷地に5棟が中庭を囲む

吉田家住宅は、寛政4年(1792年)に創業した藍商・吉田直兵衛の屋敷跡です。屋号を「佐直」と称し、脇町でも一、二を競った豪商として知られていました。約600坪の敷地には、江戸時代中期から後期にかけて建てられた母屋、質蔵、藍蔵など5棟が、中庭を囲むように配されています。

町並みのなかでも最大の床面積を誇り、現在は美馬市指定文化財として一般公開されています。中に入ると、商談に使われたみせの間や帳場、使用人の部屋が残り、藍商の商いと暮らしがひと続きだったことが伝わってきます。

裏手には吉野川の水運を利用した舟着場の跡もあり、ここから藍が各地へと積み出されていったわけです。

入館料は大人510円、開館は9時から17時まで

入館料は大人510円、小人250円です。15人以上であれば団体割引を利用できます。開館時間は9時から17時までで、最終入館は16時30分となっているため、夕方に着く予定なら少し余裕を持って向かってください。

休館日は年末年始の12月27日から1月1日までのみです。つまり、藍染工房やオデオン座が休みになる火曜日でも、こちらは開いています。曜日の都合で体験や劇場見学が難しい日でも、吉田家住宅は町並み散策の芯として組み込めるわけです。

駐車場は道の駅「藍ランドうだつ」から徒歩約1分と近く、屋敷の前に普通車を停めるスペースはありません。

名 称 藍商佐直 吉田家住宅
所在地 徳島県美馬市脇町大字脇町53番地(うだつの町並み内)
開館時間 9:00〜17:00(最終入館 16:30)
入館料 大人 510円/小人 250円(15人以上で団体割引あり)
休館日 年末年始(12月27日〜1月1日)
創 業 寛政4年(1792年)/藍商・吉田直兵衛、屋号「佐直」
建 物 敷地約600坪/母屋・質蔵・藍蔵など5棟(江戸中期〜後期)/美馬市指定文化財
主な催し 毎年1月/華道展「うだつをいける」(内容・会期は年により変動)
駐車場 道の駅「藍ランドうだつ」から徒歩約1分(屋敷前に普通車スペースなし)
電 話 0883-53-0960

料金や開館時間は変わることがあります。訪れる前に、美馬市の公式サイトで最新をご確認ください。

毎年1月には華道展「うだつをいける」が開かれる

吉田家住宅では、毎年1月に華道展「うだつをいける」が開かれます。伊予銀行ヴェールズの3選手が訪ねたときは、華道家・假屋崎省吾さんの作品が館内に展示されている最中でした。

純和風の座敷はもちろん、廊下や階段にいたるまで、流木や果実を組み合わせた花が生けられ、部屋という部屋が作品で埋まっていたといいます。使われていた素材は地元で集めたものばかりで、古い商家の骨格と現代の造形が重なり合う光景は、現実離れした不思議な空間に映ったそうです。

アクセス

うだつの町並み

  • 住所
    徳島県美馬市脇町大字脇町162-2
  • TEL
    0883-52-5610(美馬市 経済部 観光交流課)
  • アクセス
    山陽新幹線 JR岡山駅-土讃線特急南風 約80分-JR阿波池田駅-剣山・むろと剣山 約35分-穴吹駅-徒歩約40分
  • その他
    道の駅「藍ランドうだつ」に駐車場
アクセス

うだつの町並み 藍染工房

  • 住所
    美馬市脇町大字脇町字突抜町45-1
  • TEL
    0883-52-5168
  • アクセス
    山陽新幹線 JR岡山駅-土讃線特急南風 約80分-JR阿波池田駅-剣山・むろと剣山 約35分-穴吹駅-徒歩約40分
  • その他
    【営業時間】9時~17時 ※体験受付15時00分まで、【休業日】第2水曜日・年末年始、【所要時間】約40分、【料金】ハンカチ(小)1,100円 / ハンカチ(中)1,300円 / ハンカチ(大)1,500円 その他体験メニューあり
アクセス

Italian/Cafe Punta

  • 住所
    徳島県美馬市脇町大字脇町39-1
  • TEL
    0883-52-8137
  • アクセス
    山陽新幹線 JR岡山駅-土讃線特急南風 約80分-JR阿波池田駅-剣山・むろと剣山 約35分-穴吹駅-徒歩約40分
  • その他
    【営業時間】ランチ 11:00~14:30 (LO13:30)、ディナー 18:00~22:00 (LO21:00)、定休日:月曜日(日曜日はランチのみ営業)
アクセス

三芳菊酒造株式会社

  • 住所
    徳島県三好市池田町サラダ1661
  • TEL
    0883-72-0053
  • アクセス

    ① 東京駅 - 新幹線 約5時間15分(東海道・山陽新幹線「のぞみ」、岡山駅乗換、特急「南風」)- 阿波池田駅 - 徒歩約10分

    ② 大阪駅 - 新幹線 約2時間45分(山陽新幹線「のぞみ」、岡山駅乗換、特急「南風」)- 阿波池田駅 - 徒歩約10分

    ③ 名古屋駅 - 新幹線 約3時間45分(東海道新幹線「のぞみ」、岡山駅乗換、特急「南風」)- 阿波池田駅 - 徒歩約10分

    ④ 札幌駅 - 飛行機 約2時間30分(新千歳空港から高松空港)- 高松空港 - バス約50分(空港リムジンバス、JR高松駅下車)- 電車約50分(特急「うずしお」、阿波池田駅下車)- 徒歩約10分

  • その他
    【営業時間】9:00 ~ 17:00 【休館日】日祝、年末年始(土曜は要確認) 【その他】駐車場有り(要確認)
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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