この時期の露天風呂は格別でしょう。森の雫 RINの岩風呂は森に囲まれており、碧の美 ゆゆの露天風呂からは渓谷の紅葉が見下ろせます。観光客の数も夏より落ち着き、宿泊料金も下がる傾向にあります。費用を抑えつつ景色を楽しみたいなら狙い目の季節です。ただし10月下旬には初雪が降ることもありますので、防寒具は多めに持っていくと安心でしょう。
冬は滝の霧氷とライトアップが重なる
白金温泉の冬は厳しく、氷点下10度を下回る日も珍しくありません。それでもこの季節に訪れる人が絶えないのは、他では見られない景色があるからです。白ひげの滝は真冬でも凍らずに流れ落ち、立ちのぼる水蒸気が周囲の木々を霧氷に変えていきます。
そこへライトアップの光が加わります。白ひげの滝は通年で点灯していますが、白と黒のコントラストが際立つ冬こそ真価を発揮するでしょう。青い池のライトアップも10月下旬から4月下旬まで行われており、両方を一晩で巡れます。雪見の露天風呂も冬ならではの楽しみです。
ただし、十勝岳温泉方面へ抜ける道は通行止めとなり、スタッドレスタイヤは必須になります。夜間の外歩きは足元が凍りますので、滑りにくい靴を用意してください。
白金温泉を快適に楽しむコツ

白金温泉は、コンビニもATMも見当たらない、山あいの静かな温泉地です。都市部と同じ感覚で向かうと、思わぬところで足止めされます。
訪れる前に知っておくと動きやすくなる、実務的なポイントをまとめました。
日帰り入浴の受付は昼前後に集中する
日帰り入浴が可能な施設は5軒ありますが、全館が開いている時間帯は限られています。もっとも選択肢が広いのは11時から14時までで、この時間を過ぎると森の旅亭 びえいが受付を終え、17時で湯処 杖忘れの湯も締め切ります。20時以降まで開いているのは、森の雫 RINとホテルパークヒルズの2軒だけです。
裏を返せば、昼前後は青い池を見終えた観光客が一斉に流れ込む時間でもあります。静かに入りたいなら、開店直後の11時台か、夕方以降を狙うとよいでしょう。定休日にも注意が必要です。森の旅亭 びえいは月曜日、湯処 杖忘れの湯は火曜日と水曜日が休みですので、この曜日に訪れるなら残る施設から選ぶことになります。
入浴と食事をセットにすると割安になる
温泉街には独立した飲食店がほとんどないため、昼食は宿の施設を使うことになります。そこで検討したいのが、入浴と食事を組み合わせたプランです。ホテルパークヒルズでは日帰り入浴パックを用意しており、そばやラーメン、パスタから1品を選べて大人1,970円になります。
単品の入浴料が1,530円ですから、食事が実質440円で付く計算です。追加料金を払えば豚丼やカツ定食などにも変更できます。昼食時間は11時30分から13時40分までと決まっていますので、この時間に合わせて動く必要があるでしょう。森の雫 RINも日帰り入浴と食事をセットにしたプランを設けています。無料の休憩室が使える施設もありますので、湯上がりにゆっくりしたいなら確認しておくとよさそうです。
バスの最終便は夕方で終わる
公共交通で訪れる人がもっとも気をつけたいのが、帰りの便です。白金温泉から美瑛駅方面へ向かう最終バスは16時51分発で、これを逃すと翌朝までバスがありません。旭川駅前まで直通する便は、さらに早い14時42分発が最終です。
タクシーを呼ぶこともできますが、美瑛市街から往復することになるため時間も費用もかかります。夕方以降のライトアップを見たい場合や、20時まで開いている温泉に入りたい場合は、宿泊を前提に計画を立てるのが現実的でしょう。日帰りにこだわるなら、遅くとも16時には入浴を終えてバス停へ向かう流れになります。時刻は改正されることがありますので、道北バスの公式サイトで最新をご確認ください。
温泉街に飲食店とコンビニはほとんどない
白金温泉には、一般的な温泉街にあるような商店の並びがありません。飲食店は宿のレストランが中心で、ブルーリバー橋のそばに小さな売店がある程度です。コンビニもATMもなく、もっとも近い店舗は美瑛の市街地まで下りることになります。
そのため、現金は多めに持っていくのが安全です。森の旅亭 びえいの日帰り入浴は現金払いのみで、バスの運賃も現金かWEB乗車券に限られます。飲み物や軽食も、市街地や道の駅びえい「白金ビルケ」で調達しておくと安心でしょう。白金ビルケでは美瑛産小麦のバンズを使ったハンバーガーも味わえますので、温泉へ上がる前に立ち寄る流れが使いやすいはずです。何もない場所であることを前提に準備しておけば、静けさをそのまま楽しめます。
白金温泉でよくある質問

白金温泉について、訪れる前によく寄せられる疑問と、その答えの要点をまとめました。料金や時間は変わることがありますので、最終的な確認は各施設の公式サイトでお願いします。












