GWどこ行く?2026年は伊勢日帰り旅!

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ライスボウル連覇達成のパナソニック
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コックスがオービックオフェンスの傾向等を学習するという宿題をこなしてきたといっても、彼らがその通りにプレーをしてくる保障があるわけではない。コックスは2つのインターセプションについて、最終的にはうまく反応できたことを成功の理由としたが、宿題をこなしてきたという自信の裏付けがなければ、体は瞬時に動いてはくれなかったのではないか。

「緊張はなかった」──心の在りようと勝利の裏側

「緊張はなかった」。試合中の心の在りようについて聞かれたコックスはこのように答え、言葉を続けた。

「試合が接戦になることはわかっていたけど、自分としては映像で確認したことに立ち返ろうと心がけていたし、いつかはああいうプレー(最終盤でのインターセプション)が来るとわかっていた」。

パナソニックはこの試合で1つのタッチダウンを記録することもなかった。9点はすべて、フィールドゴールによるものだった。このチームの強みがディフェンスにあることを周囲は理解はしてはいたものの、コックスの2つのインターセプションは優勝トロフィーを手繰り寄せる、あまりに大きなものだった。

ライスボウル連覇達成のパナソニック

ライスボウル連覇達成のパナソニック‐永塚和志撮影

NFLへの夢、そして日本で見つけた“居場所”

「日本は僕に大きなものをもたらしてくれた」。日本に来て7年が経つコックスは、こう述べた。

「NFLへの挑戦が終わった時、僕はそこからどうしていいかわからなくなったのだけど、日本で来て、日本の文化の中で自分の居場所を見つけることができたんだ」。

アメリカでこの競技をプレーする者の多くがそうであるように、コックスもNFLという世界最高峰の舞台に立つことを目標としていた。

セントラルミシガン大4年生時にはシーズンで6つのインターセプションをマーク(米スポーツ局・ESPNによれば全米で4位タイ)。そしてコックスは、NFLドラフトの日には自身の名前が呼ばれるかどうかを「心臓が破裂しそうになるほど」の心境で待っていたという。

指名を受けることはなかったコックスはその後、NFLアリゾナ・カーディナルズへのミニキャンプ招待とイタリアリーグでのプレーを経て、Xリーグのパナソニックに加入することとなった。

日本行きを決めた“インスタ勧誘”という異色の縁

加入の経緯が面白い。当時、パナソニックの守備ライン選手だったカールトン・ジョーンズ氏がインスタグラムでのメッセージによる勧誘がきっかけだったそうだ。

コックスがいう。「正直言うと、最初は詐欺だと思ったよ(笑)。でも、彼らはトライアウトを受けるための航空券を用意してくれて。それで日本でトライアウトをして、そして今があるというわけなんだ」。

経験と準備とひらめきなど、様々なものが詰まったコックスの最終盤の劇的なプレーによって、ライスボウルの勝敗は決した。

MVPに輝いたジョシュア・コックス

MVPインタビューに笑顔を見せるジョシュア・コックス‐永塚和志撮影

Xリーグ改革──2026年から「Xプレミア」が始動

2025年度のXリーグは幕を下ろしたわけだが、次年度のそれは早くも4か月後に始まる。新たな看板を掲げて。

ライスボウル当日。Xリーグを統括する一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会の並河研理事長が登壇。同リーグの最上位カテゴリーを2026年度から「Xプレミア」とする旨を正式発表した。

Xプレミアの大半の概要は昨夏、説明がなされていた。加えて、今回の発表でそれが正式なものとなった。シーズン統一、ライセンス制…大きく変わるリーグ構造。Xプレミアとなることで大きな変更点がいくつかある。

まずはこれまで春季、秋季と分かれていたシーズンを1つの、統一したものとすること。それによりレギュラーシーズンは5月に開幕し、夏季の休養期間を経て11月まで行われる。その後、プレーオフを経て1月3日のライスボウルで頂点を決するフォーマットとなる。

またXプレミアでは「ライセンス制」を導入。2億円の活動予算の確保、プロコーチの採用、地元コミュニティの構築(地元行政との連携強化)等が認可の要件となっている。

「Xプレミア」について説明するXリーグの並河研理事長 DSCF0999

「Xプレミア」について説明するXリーグの並河研理事長‐永塚和志撮影

参加11チーム、Bリーグとの共通点

初年度の参加チームはすでに決定している。2025年度シーズンの最上位カテゴリー「X Super」所属の12チームから要件を満たしたのは11チーム(ハカタネクスト福岡は選外となった)。そして、プレーオフには上位の6チームが進出する。

■記者プロフィール
永塚 和志
フリーランススポーツライター。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、FIBA W杯や米NCAAトーナメントを取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

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Journal-ONE記者の永塚和志氏
取材・文:
永塚 和志( 日本 )
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