GWどこ行く?2026年は伊勢日帰り旅!

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2024-25 EASL Final 4での琉球ゴールデンキングス、岸本隆一-永塚和志撮影
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しかし一方で、こうした経験がチームや選手たちを強く、大きくするという側面もある。

EASLが始まった当初、参加チームはまだこのコンセプトとそこから享受できる恩恵が何たるかを十全に理解はできていなかったようにも思える。しかし、シーズンとしてのフォーマットとなって3年目となり、少しずつではあるもののそこに変化が感じられる。

「EASLのレギュラーシーズンでいろんなところに飛び回って、タフなスケジュールをチームとして乗り越えて、なんとか勝ってみたいな、そういう経験は間違いなくチームボンディングにとっていいことだと思います。いままでになかった経験だからこそ、ここまで来たからには最後は優勝して終わりたいと思います。間違いなく賞金以上の価値はあると思います」。

アルバルクのエースガード、テーブス海はこのように話している。

「ボンディング」とは絆を固くするといった意味だ。アルバルクは今シーズン、度重なる故障者に見舞われ続けている。そのため、人員が揃って戦ったことはほとんどない。

そのような難しい状況にあったアルバルク。だからこそなおさら、試合を重ねるごとにチームとしてたくましさを増してきた。EASLでの戦いはそこに拍車をかけたといえるかもしれない。

アルバルク東京のデーブス海-Journal-ONE撮影

アルバルク東京のデーブス海-Journal-ONE撮影

琉球の苦い経験とチームの再起

琉球は2年連続での決勝ラウンド進出となったが、彼らはまた彼らなりの意気込みで挑む。昨年の決勝ラウンド。レギュラーシーズンを5勝1敗でグループ首位で通過した琉球。

しかし、決勝ラウンドで1つの勝ち星もあげられずに敗退した。同軍の桶谷大ヘッドコーチは「苦いですよね……」と珍しくうなだれながら失意を表した。桶谷HCの失意、それほどまでにチームにとって胸をえぐられるような経験となった。

苦い経験を糧に

再び同じ舞台での決勝ラウンド。そこに臨むにあたり、琉球の共同キャプテンの小野寺祥太は昨年の決勝ラウンドでの経験を「完敗」だと振り返る。

しかし、「個人としてもチームとしてもそれが負けたということ以上のものがあったと思っている。ですから、また行くチャンスを得たので同じミスを繰り返さないように戦っていけたら。」と続けた。

桶谷HCは、まず準決勝を取ることができれば昨年の苦渋を洗い流すことができる話す。加えて、「死に物狂いで勝ちを取りに行きたい。」と言葉に力を込めた。

昨年の琉球はEASLの惨敗。これにより「選手やスタッフを近づける一つ要因」(桶谷HC)となった。その1週間後の天皇杯決勝での勝利やBリーグシーズンでの連勝、ファイナル進出につなげている。

桶谷氏はEASLを「チームビルディング(結束を高めること)に大切な大会になっている。」と述べた。それゆえ、昨年の決勝ラウンドでの経験を経て、今年の同大会やその後のリーグ戦等でいかに調子をあげていくかも注目だ。

2024-25 EASL Final 4での琉球ゴールデンキングス、岸本隆一-永塚和志撮影

2024-25 EASL Final 4での琉球ゴールデンキングス、岸本隆一-永塚和志撮影

EASLの賞金規模と選手たちの本音

先述したように、今年のEASLの賞金が王者に2億3千万円が与えられるなど規模を大きくした。例えばBリーグ王者には5,000万円が、天皇杯のそれには3,000万円が授与される。これと比べても額が段違いで大きいことがわかる。

EASLの舞台に立つことで得られる様々な恩恵。それは「賞金以上の価値がある」とテーブスは口にする。だが実際は、その金額もまた彼らにとって一つの大きな動機となっている。

「賞金……でかいですね。(『賞金以上の価値がある』というのは)言い過ぎたかもしれないです。賞金と経験だったら賞金を選びます(笑)」。

テーブスは冗談をめかしつつ、このように話した。同じくアルバルクのガード、大倉颯太も「賞金は正直、みんな狙いにいっている。」と話す。王座の先にある「褒美」がやる気を刺激していると述べている。

「(シーズンと決勝ラウンドで合わせて)最短で8試合で(賞金を)掴めるっていうのは、やるしかないなと」。

アルバルク東京の大倉颯太‐永塚和志撮影

アルバルク東京の大倉颯太‐永塚和志撮影

国際化の流れとBリーグの存在感

EASLの認知度がまだ発展の途上にあると、これも先述した。しかし、時代は国際化のそれである。

参加チームは国外のマーケットに対して自らの存在をアピールする機会を享受し、活用できる利点がもたらされると見ることができる。

■記者プロフィール
永塚 和志
フリーランススポーツライター。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、FIBA W杯や米NCAAトーナメントを取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

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アクセス
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  • 羽田空港 - マカオ直行便(5時間35分)- マカオ国際空港 - タクシー(約15分)
Journal-ONE記者の永塚和志氏
取材・文:
永塚 和志( 日本 )
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