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侍ジャパン女子 W杯代表候補合宿で中島監督の話を聞く選手たち‐Journal-ONE撮影
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侍ジャパン女子は、W杯8連覇という前人未到の偉業に向け、この夏ついに動き出した。

台湾・台南市で開催される「第10回 WBSC女子野球ワールドカップ・グループステージB」を前に、代表候補42名が国士舘大学に集結した。その合宿は、まさに新時代の幕開けを象徴するものとなった。

劇的な世代交代が進む中、若手とベテランが入り混じる合宿では、未来の日本女子野球を担う選手たちが、それぞれの覚悟と成長を示した。

侍ジャパン女子 W杯Gステージに向けて42名が集結-Journal-ONE撮影

W杯Gステージに向けて42名が集結-Journal-ONE撮影

侍ジャパン女子が迎える“世代交代の夏”

8月23日から27日にかけて、台湾・台南市で “第10回 WBSC女子野球ワールドカップ・グループステージB” が開催される。

大会7連覇中の侍ジャパン女子代表。8連覇に向けて20名の選手を選考すべく、国士舘大学のグラウンドで合宿を行った。この合宿に招集されたのは42名。健康診断、打撃練習、シートノックを経て紅白戦が実施された。

7連覇を達成した2024年の“第9回WBSC女子野球ワールドカップ ファイナルステージ”後、多くの主力選手が引退。中島梨紗監督は「いろいろな選手にチャンスがある。まったく新しいチームを作るつもりで準備してきた」と語る。

今回、招集された42名のうちW杯経験者はわずか13名。昨秋の女子野球アジアカップ経験者を含めても、代表経験者は半数程度にとどまる。

これは、経験者はもちろん、未経験者にも大きなチャンスがあるということ。最終日の紅白戦では、多くの選手が溌剌としたプレーで猛アピールした。

合宿の成果を語る中島監督-Journal-ONE撮影

合宿の成果を語る中島監督-Journal-ONE撮影

選考合宿42名が見せた成長と覚悟

まずは代表経験組。今合宿最年長の只埜榛奈(東海NEXUS)は、レフトフェンスを越える本塁打を放ち存在感を示した。前回W杯では2番・セカンドとして金メダル獲得に貢献した実力者だ。劇的な世代交代が必要とされる中、只埜の経験値と実績は侍ジャパン日本代表にとっては貴重な人材だ。

同じく、前回のW杯で中軸を担った星川あかり、白石美優の阪神タイガース Womenコンビ。この両選手も攻守はもちろん、ベンチワークでも存在感を発揮した。

加えて、前回のW杯組でもマスクを被った英菜々子(埼玉西武ライオンズ)の動きも光るものがあった。力感ある打撃はもちろんだが、若い投手陣に対しても積極的にコミュニケーションを図るなど守備面でリーダーシップを発揮。若い投手が自信を持って打者に向かっていく雰囲気を創り出していた。

こうした代表経験組の活躍もあり、緊張感ある紅白戦を終えた中島監督。「任せられると思う選手ばかりが集まった。42名それぞれが良い刺激を受けたはず。」と、手応えを語った。

侍ジャパン女子 W杯経験者の英は若手投手に積極的に声を掛けた‐Journal-ONE撮影

W杯経験者の英は若手投手に積極的に声を掛けた‐Journal-ONE撮影

侍ジャパン女子に求められる新基準

侍ジャパン女子が求める“内角で勝負できる投手”

前回W杯から大幅な世代交代が必要とされる中、監督が最も重視するのは投手力だ。

「中南米のチームはパワーもスピードもある。それに勝つためには、外角だけでなく内角にも強いボールを投げ込める投手が必要。」と中島監督は語る。

そのピースとなるべく、登板した投手たちは次々と強気のピッチングで相手に立ち向かっていた。

侍ジャパン女子 前回代表の土屋も強気に内角を攻めた‐Journal-ONE撮影

前回代表の土屋も強気に内角を攻めた‐Journal-ONE撮影

代表候補に期待するもう一歩

その後、全選手を集めてミーティングを行った中島監督。

まず、「勝負の世界だから、(当落選の)結果は出る。しかし、選ばれたどうこうよりも、この合宿で見せてくれたベテランたちの振る舞い。それを、全員がしっかり盗んで欲しい。」と切り出した。

さらに、「憧れの選手たちは皆、死ぬ気で努力してきた。そこを目指すなら、同じように努力を積み重ねてほしい」と続けた。

女子野球選手は技術では劣らない。しかし、体幹・柔軟性・ケア・食事など“アスリートとしての基礎”がまたまだ他競技と比べて足りていないと指摘する。今回の合宿で体験したこと。それを合宿参加者が各自のチームに持ち帰り、日本女子野球全体のレベルアップに寄与することを期待した。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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