8月9日(日)から女子7人制ラグビー(セブンズ)の年間王者を決めるグランドファイナルがついに始まる。今回の舞台は北海道札幌市の大和ハウス プレミストドーム。太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2026の現在首位に立つ、ながとブルーエンジェルスは4連覇を狙い最終調整に入っていた。
シーズン中に行われる各大会で順位を決めるというセブンズ。各大会の順位によってポイントが与えられ、その合計から上位8チームがグランドファイナルへの出場となる。
今回はファイナル直前にチームを取材。女子日本代表「サクラセブンズ」でも活躍する平野 優芽選手にインタビューを行い、試合に向けての意気込みや、女子ラグビーの魅力を聞いてみた。

本当の家族以上に、濃密な時間を過ごしているブルーエンジェルスの選手たち‐斉藤健仁撮影
優勝した北九州大会を振り返る
好調の秘密とは
7月末に行われた第3戦目の北九州大会。そこでブルーエンジェルスは見事優勝を掴み、首位でグランドファイナル出場を決めた。
Q:まずは北九州大会、優勝おめでとうございます。今シーズンもチームは好調に見えますが、強さを維持できている要因はなんでしょうか。
平野:今年は外国人が来るタイミングが遅かったりと準備期間がとても短かったんです。ですが、そんな状況でも選手同士の信頼関係を、グラウンドの内でも外でも早く築くことができました。それが今年のラグビーに活きているんだと思います。
Q:外国人選手が多いとコミュニケーションが難しいと思うのですが。
平野:そうですね。やはり、話す言語が違うのでコミュニケーションの難しさは感じます。しかし試合を重ねるごとにお互いが分かってきますし、強くなってきているなと感じます。最初の熊谷大会もいい形で優勝できたので、チームとしても成長しながら大会に臨むことができていますね。
コミュニケーションの大切さ
Q:今の回答の中にあった、「いい形」とはどんな状態のことを言うのでしょうか。
平野:ラグビーはコミュニケーションがとても大事です。ですが、言葉にしなくてもどういうプレーをしてくれるのか、どのタイミングでボールが欲しいのかが分かるようになってきました。それができるのは練習の時からお互いを見て、強みを知って、理解することができているからだと思います。

笑顔も見せながら練習に取り組んでいく平野選手(左)とカーリ選手(右)-斉藤健仁撮影
Q:平野選手はリーダーの一人として、試合の時に何か意識していることはありますか?
平野:リーダーというよりかは、プレーメーカーというポジションとして、試合の流れ、点差、時間を考えながら、ベストな状況判断ができるように心がけています。そしてそれを一番求められるポジションですね。
キャリアについて
これまでの平野選手
Q:そもそも平野選手がラグビーを始めたきっかけはなんですか。
平野:私の父と祖父がラグビーをやっていたので、私も小さい頃からラグビーは身近なスポーツでした。そして、小学生の時に近所のラグビー教室の体験会に連れて行ってもらって、それが楽しくて自分から「やりたい」と言って始めたんです。そして、その教室にたまたまいたのが今同じチームにいる小西 想羅なんです。私は大学卒業後すぐに長門に来ましたが、小西は移籍をして長門に来ました。本当に偶然が重なって、今一緒にプレーができています。
Q:ここまで競技を長く続けてこられた、その頑張りの原動力はなんですか。
平野:私自身、頑張っているという認識はあまりありません。本当にラグビーが好きで、単純に楽しくてここまで続けていますね。

外国人選手も平野選手を見て、刺激を受けているという-斉藤健仁撮影
日本代表としての経験
Q:平野さんはながとだけではなく、日本代表サクラセブンズでも活躍されています。その代表での経験はチームに戻った時にどう活きていますか。
平野:代表での経験はチームにとって大きな強みになると思っています。私としては世界のスキルの高さや、強度というところは知っている分、チームでも引っ張っていかないといけないなと思っています。ですが、どちらかというと、ながとで教えてもらって学んだスキルを、代表に活かしていると私は思っていますね。
Q:ながとでの試合で一番印象に残っているのはなんですか。
平野:やはり去年の太陽生命シリーズ(太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025)の札幌大会(グランドファイナル札幌大会)でのPEARLS との試合ですね。延長戦まで戦って 17-12で勝利して年間優勝をすることができたのが一番記憶に残っています。

















