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ながとブルーエンジェルス 俵山スタジアムで選手、コーチ陣と‐斉藤健仁撮影
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ながとブルーエンジェルスが女子セブンズ国内最高峰の舞台で前人未到の4連覇に挑む。北海道・札幌で開催されるグランドファイナルを前に、王者の現在地と強さの理由に迫る。

ながとブルーエンジェルス、4連覇を懸け札幌グランドファイナルへ

8月9日(日)、女子の7人制ラグビー(セブンズ)の国内最高峰の大会が行われる。北海道の『大和ハウス プレミストドーム』。で開催される『グランドファイナル 札幌大会』だ。『太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2026』は、この大会で今年の女王が決まる。

グランドファイナルは、6月から7月にかけて行われたシリーズ3大会のポイント上位8チームが出場。そして、1DAYトーナメントで雌雄を決する。注目の優勝候補最右翼は、4連覇のかかる『ながとブルーエンジェルス』。山口県北部にある長門市を練習拠点とするチームだ。

ボールを大きく動かし、見ている人をワクワクさせるラグビーが信条のブルーエンジェルス。昨年は3位でグランドファイナルへ進んだが、決勝で延長の末に『PEARLS』を下して3連覇を達成した。今年は第1戦の熊谷大会(6月20・21日)と、第3戦の北九州大会(7月25・26日)で優勝。第2戦の栃木大会(7月11・12日)でも準優勝。今年はシード1位で、札幌での最終決戦に挑む。

ながとブルーエンジェルスに吹く新体制の追い風

村杉徐司ハイパフォーマンスディレクターの支え

指導はもちろん、リクルートや、選手たちの補食用のおにぎりを作り、夕食のおかずも用意する。彼こそが、村杉徐司ハイパフォーマンスディレクターだ。2017年のチーム立ち上げからブルーエンジェルスを支え続けている。

「俺たちは強いチームだけでなく、良いチームになろう。そして、ラグビーを楽しむことが一番だけど、俺たちの楽しむは勝つことだ。そう選手たちにずっと言っています。」と語気を強める。

指導からリクルート、選手たちの食事の用意などいくつもの役割でチームと支える村杉氏‐斉藤健仁撮影

指導からリクルート、選手たちの食事の用意などいくつもの役割でチームと支える村杉氏‐斉藤健仁撮影

ローレンスHCがもたらした変革とチームの進化

昨年、シーズン途中に家庭の事情で、外国人ヘッドコーチが帰国してしまった。そのため、村杉氏は新たな指導者を探した。白羽の矢が立ったのは、『ローレンス』こと、サモア系のオーストラリア人のプエア・ファイフア ヘッドコーチだった。選手としての実績こそあまりない。しかし、オーストラリアのボンド大学で女子の7人制および15人制でともに数々の優勝経験のある名将だ。

「ブルーエンジェルスは長門という地域の鼓動そのもの。私の使命は、このクラブが持つ特徴的なテクニカルな規律。これと、太陽生命ウィメンズシリーズを象徴するハイテンポで、アグレッシブなプレースタイルを融合させること。この選手たちを率いることを大変光栄に思う。」と、話す。

ローレンスHC‐斉藤健仁撮影

ながとブルーエンジェルスを率いるローレンスHC‐斉藤健仁撮影

新体制下での手応えを感じる選手たち

冷静かつ情熱的で、選手たちからは「お父さんみたい」と称されるローレンスHC。「人間性がすごく良くてチーム作りにすごく長けている。」と村杉氏も全幅の信頼を置いている。また、今年はヘッドコーチだけでなく、S&Cコーチも新しくなり、4連覇のかかるシーズンを迎えている。

4人のリーダーシップグループの1人で、チームの初期メンバーの1人でもある坪井美月キャプテン。

「昨年は苦しい戦いが多く、3連覇という大きな目標がある中で、厳しい戦いを経て優勝できた。今年、いろいろチームが変わった。その中で、ローレンス(HC)からは自分たちが持っているプレッシャーを相手にぶつけよう。そして、チームとして新たな歴史を作ろうと言われた。その結果、もう1回がんばろうという気持ちになれた。」と話す。

左から大谷、平野副将、坪井主将、新人の矢崎‐斉藤健仁撮影

左から大谷、平野副将、坪井主将、新人の矢崎‐斉藤健仁撮影

世界の代表選手が集う国際色豊かな戦力

ながとブルーエンジェルスを支える日本代表選手たち

ブルーエンジェルスには今年21名が所属している(14人が日本人選手、うち1名が大学生)。日本代表50キャップ以上を誇る副キャプテンの平野優芽、攻守に縦に強い大谷芽生。加えて、今年大卒でチームに新たに加入した矢崎桜子。現役のサクラセブンズ(女子セブンズ日本代表)の選手たちが所属する。

一方で、カーリ・ヘンウッド、アマーリ・ハラ、マッケンジー・デイビスといったオーストラリア代表。さらに、フィジー代表のアナ・ナイマシ、ブラジル代表ビアンカ・シルバらも所属する。非常に国際色豊富なチームだ。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
ヤマネスタジアム俵山
  • 山陽新幹線 新山口駅 - 山陽本線(49分)- 小月駅 - サンデン交通バス(65分)- ヤマネスタジアム俵山停留所 - 徒歩6分
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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