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関西大学 54年ぶりの日本一-Journal-ONE撮影
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関西大学 三本柱が築いた“54年ぶり日本一”への道

関西大学 エース米沢友翔が灯した復活の導火線

第75回全日本大学野球選手権は、関西大学(関西学生野球連盟)が優勝。54年ぶり3度目の日本一で幕を下ろした。

関西大学が所属する関西学生野球連盟は、近畿大学、関西学院大学立命館大学が春の覇権を争う時代が長く続いた。その結果、今回の関西大学が春の関西学生野球連盟を制したのは、なんと31年ぶり。その結果、全国の舞台に返り咲いた関西大学は、全国の大学野球ファンに“古豪復活”を印象付けた。

一昨年の主戦であった金丸夢斗(現・中日ドラゴンズ)でも叶わなかった大学野球選手権への出場。そして、村山実氏(元・阪神タイガース)が成し遂げた第5回大会、山口高志氏(元・阪急ブレーブス)が成し遂げた第21回大会での優勝。それに次ぐ偉業を達成したのは、この金丸を慕う強力投手陣の奮闘に他ならなかった。

まずは決勝でも先発のマウンドに上がったエース・米沢友翔(4年・金沢高)。初戦となった北海学園大学戦で8回10奪三振無失点の好投を見せ、ここまでの“古豪復活劇”の導火線となった。

すると、次戦の金沢学院大学戦、さらに準決勝の國學院大学戦でも先発した米沢。いずれも1失点と抜群の安定感を見せ、関西大学を54年ぶりの決勝の舞台へと導いた。

MVPに輝いた米沢友翔-Journal-ONE撮影

MVPに輝いた米沢友翔-Journal-ONE撮影

先発に中継ぎに、百合澤飛が繋ぐ決勝までのバトン

さらに、Wエースである百合澤飛(3年・開星高)の投球も関大躍進に無くてはならない存在だ。2回戦の北九州市立大学戦に先発した百合澤は、190cmの長身から投げ下ろすMAX150km/hの速球を軸に、6回を9奪三振と好投。

続く金沢学院大学戦では、米沢のリリーフとして登板。2回を3奪三振、無失点に抑えると、準決勝の國學院大学戦でも2回を3奪三振と好投。先発でも中継ぎでも結果を出し、適応力の高さを全国に示した。

先発に中継ぎにフル回転した百合澤-Journal-ONE撮影

先発に中継ぎにフル回転した百合澤-Journal-ONE撮影

闘志あふれる炎のストッパー・中原海晴

最後は今大会、炎のストッパーとして関西大学を支えている中原海晴(4年・徳島商高)だ。

1-0と最小リードで迎えた北海学園大学戦の9回、米沢の後を継いだ中原は1回をピシャリ。続く、北九州市立大戦では、7回途中から百合澤の後を継ぎ、3回を無失点で切り抜けた。

さらに前日の準決勝では、8回の替わり端に強打・國學院大学に同点を許したものの、9回のピンチを併殺で切り抜け味方のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

マウンド度胸抜群の中原-Journal-ONE撮影

マウンド度胸抜群の中原-Journal-ONE撮影

関西大学 投手陣が示した“古豪復活”の証明

慶應義塾大学(東京六大学野球連盟)との決勝戦を前にした準決勝試合後、好投した米沢が発熱で記者会見を回避。

その米沢と共に、金丸先輩を慕う百合澤が米沢に代わり、決勝への抱負を語った。米沢先輩のアドバイスで苦しかったケガからの克服を果たした米沢。同様に、百合澤も金丸先輩のアドバイスで好投を続けられていると話す。

「どんな場面でも呼吸を保つことを教わった。息が上がらないことで、緊迫した場面でも自分のピッチングができるようになった。」と、どんな場面でも決勝での好投を強く誓っていた。

金丸に呼吸法を教わり成長した百合澤-Journal-ONE撮影

金丸に呼吸法を教わり成長した百合澤-Journal-ONE撮影

決勝戦──慶應義塾大学との死闘が生んだ頂点への瞬間

点滴を打ち先発したエース・米沢の粘投

そして迎えた決勝戦。やはり関西大学の先発マウンドにはエース・米沢が登板した。点滴を打っての連投となった米沢は、試合巧者の慶應義塾大学に対し5回を無失点。最速146km/hの直球を要所で見せ、「効果的に三振を取ることができた。」と笑顔で好投を振り返る。

試合後、「米沢は5回と決めていた。」と、3本柱に絶対的な信頼を寄せる小田洋一監督の期待に応え、百合澤がマウンドへ。最速151km/hの速球を連発した百合澤は、8回に無安打で1点を失ったものの3回を最少失点で抑えてマウンドを炎のストッパーに託した。

関西大学 疲れを感じさせない力投を見せた米沢-Journal-ONE撮影

疲れを感じさせない力投を見せた米沢-Journal-ONE撮影

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
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取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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