全国高校7人制ラグビー大会で桐蔭学園が2年ぶり3度目の優勝を果たした。
全国高校7人制ラグビー大会 48校が夏の頂点を目指して激突
7月22日~24日、長野県上田市にある『アンダーアーマー菅平高原サニアパーク』。そこを舞台に、セブンズの高校王者を決める『全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会』が開催された。
大会はオリンピック種目になったセブンズの強化・普及や、将来有望な選手を高校世代から発掘するために2014年から開催。そして、今年で第13回を迎えた(2020年はコロナ禍のため中止)。
はたして、今大会は前回王者・國學院栃木(栃木)の連覇なるか。あるいは、春の選抜大会王者である東福岡(福岡)が2冠を達成するのか。
それとも、『花園』こと全国高校ラグビー大会3連覇中の桐蔭学園(神奈川)が東福岡と並び、大会最多となる3度目の優勝を果たすのか。はたまた、新たな『夏の王者』が誕生するのか。見どころの尽きない大会となった。

優勝を決めて喜ぶ桐蔭学園‐斉藤健仁撮影
48校がカップトーナメント進出を目指す
22日、大会初日は予選プールが行われた。48チーム(都道府県47校+昨年優勝の國學院栃木)が、3チームずつ16プールに。そして、その中で総当たり戦に臨んだ。
大会2・3日目は予選プールの結果に応じて対戦。まずは、1位が出場するカップ。つづいて、予選2位チームが出場するプレート。最後に、予選3位チームが集うボウル。これらでトーナメントが行われ、カップトーナメント優勝校が今年のセブンズの高校王者となる。
予選プールの注目はIプールとPプールだった。Iプールでは松山聖陵(愛媛)、2024年ベスト4の早稲田実業(東京)、ランナーの揃う京都工学院(京都)が同組に。その結果、早稲田実業が1位通過を果たした。
一方で、Pプールでも富山第一(富山)、一昨年と昨年準優勝だった大分東明(大分)が。加えて、展開ラグビーが強みの茗溪学園(茨城)が同組となった。その結果、茗溪学園が1位で通過した。
他にもJプールでは仙台育英(宮城)、石見智翠館(島根)、中部大春日丘(愛知)が1勝1敗で並んだ。しかし、得失点差で仙台育英が1位に。Nプールでも静岡聖光学院(静岡)が1位で通過。優勝経験のある流通経済大柏(千葉)、高川学園(山口)を下しての結果だった。

トライを挙げる桐蔭学園のスーパールーキー荒川‐斉藤健仁撮影
初出場の日向がベスト8進出で旋風
初出場は地元の松本国際(長野)と日向(宮崎)だった。
松本国際は予選プールで2敗。一方で、日向は日本航空石川(石川)、佐野日大(栃木)を下して1位で通過した。
加えて、カップトーナメント1回戦でも城東(徳島)を下した日向。その結果、ベスト8に進出を果たした。惜しくも、2回戦で大阪桐蔭(大阪)に12-21惜敗した日向。それでも、大会を盛り上る存在となった。
日向は2月の九州新人大会の宮崎予選は初戦で、合同チームに5-10で敗れた。そこから4月の7人制ラグビーの県予選に向けて、モールも含めてセブンズに特化し練習を重ねた。
その結果、準決勝で花園常連の高鍋を17-10で下して、初の大会出場権を得た。
園田将大主将(3年)は「準備してきたことを出そうと必死で頑張ったが、強豪は個々のレベルが高かった。花園に出たいという目標があるが、チームとしてプラスのことばかりだった。良い刺激になった。」と前を向いた。

初出場でベスト8に進んだ日向の園田主将‐斉藤健仁撮影
全国高校7人制ラグビー大会 カップトーナメントは波乱の展開
カップトーナメント1回戦では前年度王者の國學院栃木と優勝経験のある報徳学園(兵庫)が対戦。結果は、19-14で國學院栃木が勝利した。
2回戦は桐蔭学園が佐賀工業と対戦し、7-22から28-22で逆転勝利を収めた。また、2回戦では波乱も起こった。昨季王者の國學院栃木、春の王者で最多の優勝3回を誇る東福岡が敗退した。
準決勝、まずは桐蔭学園vs.大阪桐蔭の『桐蔭対決』。つづいて、茗溪学園vs.早稲田実業の関東勢対決となった。
大阪桐蔭は初のベスト4、茗溪学園と早稲田実業は2度目のベスト4入りだった。2試合ともラストプレーまでもつれる展開に。その結果、桐蔭学園と早稲田実業が勝利を収めて決勝に進出した。

夏のセブンズでも実現した『桐蔭対決』-斉藤健仁撮影

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アンダーアーマー菅平高原サニアパーク
- 北陸新幹線 東京駅 - 北陸新幹線(30分)- 上田駅 - 菅平高原線バス(65分)- 菅平高原ダボス停留所 - 徒歩19分
- 取材・文:
- 斉藤 健仁( 日本 )

中山 亮平
1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。













