桐蔭学園と早稲田実業がファイナル進出
1回戦からすべて逆転勝利を収めてきた桐蔭学園。一方、強いランナーが揃い初の日本一を目指す早稲田実業。ファイナルは、見どころある対戦となった。
前半、早稲田実業がエースの飯泉敢太(3年)を中心に攻撃を仕掛けた。しかし、桐蔭学園がタックル後にターンオーバーし、金野悠生(3年)が抜け出して中央にトライ。
早稲田実業も反撃し、7分には竹内柚葵(2年)が抜け出してトライを挙げて、7-7の同点とした。だが、桐蔭学園が前半のラストプレーで大野稀蒼(2年)がトライを挙げて、14₋7で折り返した。
後半1分、桐蔭学園はルーキーの荒川瑠維(1年)がトライを挙げて、21-7とリードを広げた。しかし、早稲田実業も粘り強く攻め続ける。すると5分、宇都宮海馬(2年)が左中間に押さえて、21-14とした。その後、早稲田実業は同点を目指して攻めたが、相手の守備を崩すことができず。その結果、そのままノーサイドとなった。
桐蔭学園が2年ぶり3度目の夏の王者に輝いた。3度目の優勝は東福岡に並んで最多タイ。カップトーナメントのMVPには桐蔭学園の曽我大和(3年)が選出された。

ゲインする早稲田実業のエース飯泉‐斉藤健仁撮影
2位以下のトーナメント結果は
なお、プレートトーナメント決勝は大分東明(大分)が尾道(広島)を38–0で。ボウルトーナメント決勝は光泉カトリック(滋賀)が松山聖陵(愛媛)を24–19で下して優勝。
プレートトーナメントのMVPは大分東明の吉田夏樹(3年)。ボウルトーナメントのMVPは光泉カトリックの畑歩汰(3年)が選ばれた。

各トーナメントMVP 吉田(大分東明)、曽我(桐蔭学園)、畑(光泉カトリック)‐斉藤健仁撮影
全国高校7人制ラグビー大会 カップトーナメント試合結果
【1回戦】
佐賀工業(佐賀) 28-5 昌平(埼玉)
桐蔭学園(神奈川) 40-10 天理(奈良)
大阪桐蔭(大阪) 43-0 山梨学院(山梨)
日向(宮崎) 22-19 城東(徳島)
早稲田実業(東京) 42-12 仙台育英(宮城)
國學院栃木(栃木) 19-14 報徳学園(兵庫)
東福岡(福岡) 36-14 静岡聖光学院(静岡)
茗溪学園(茨城) 12-7 熊本西(熊本)
【2回戦】
桐蔭学園 28-22 佐賀工業
大阪桐蔭 21-12 日向
早稲田実業 17-7 國學院栃木
茗溪学園 36-14 東福岡
【準決勝】
桐蔭学園 21-19 大阪桐蔭
早稲田実業 17-12 茗溪学園
【決勝】
桐蔭学園 21-14 早稲田実業
全国高校7人制ラグビー大会 王者・桐蔭学園が花園4連覇へ弾み
桐蔭学園 花園4連覇に弾み
優勝した桐蔭学園の瀬戸功大主将(3年)に話を聞いた。
「個々ではなくチームで勝つことを意識してきた。その結果、チームを全面に出すことができた。今大会は『コネクト』を掲げて、コネクトを常に切らさないようにした。常にコミュニケーションを取り続けて、1対1ではなく常に数的優位を作るよう心がけた。この勢いをチームに持って帰って、15人制でも頑張っていきたい。」と先を見据えた。
つづけて、カップトーナメントのMVPに選ばれた曽我もこう話す。
「取れると思っていなかったのでうれしいです。フィットネスをやって、ずっと走ってきたから、7人制でも最後まで走り切れた。また、チームとして1つになることを意識していた。その結果、しんどい時間帯でも全員でつながり続けたので逆転までつながった。」と破顔した。
昨季には『花園』で3連覇を達成し、今季4連覇を目指す桐蔭学園。しかし、春の選抜大会は準優勝。つづく、サニックスワールドユース交流大会も9位とタイトルを獲得できていなかった。
曽我が、「神奈川に残ったメンバーにも良い報告ができると思いますし、自信になった。この7人制大会の優勝をきっかけに15人制も上手くやっていきたい。」と話したように、秋、冬に向けて大きな手応えを掴んだ。

カップトーナメントMVPの曽我(桐蔭学園)‐斉藤健仁撮影
早稲田実業 花園で借りを返す
一方、初の日本一のタイトルを逃した早稲田実業のキャプテン梅澤遊輝(3年)にも話を聞いた。
「初めて決勝に行けたうれしさはあります。しかし、優勝にあと一歩届かなかったので悔しい。2年前に3年生の代がベスト4へ行った経験があった。それがあって、後輩たちも早実のセブンズを理解し、プレーできたことが大きかった。15人制でこの借りを返すために、まずは(花園の)東京予選を突破したい。」と振り返った。

≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k














