U20日本代表 の挑戦が、16チーム制へと拡大された新たな世界大会で始まる。ジョージアで行われる3週間の戦い。そこへ向け、2月から積み重ねてきた強化の成果を試す舞台がいよいよ整った。
16チームへ拡大した世界大会の背景と意義(U20日本代表)
U20日本代表 と世界大会の構造変化
6月27日~7月18日にジョージアで開催されるU20年代の世界大会、『ワールドラグビー ジュニアワールドチャンピオンシップ』。
その大会に出場する、ラグビーU20日本代表。2月から合宿を重ねて、大会前の最後の試合として宮崎で『JAPAN XV』と対戦した。最終的に6名が追加されて、30名がジョージアに向けて飛び立った。
これまで、U20年代の世界大会は「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ」と呼ばれ、世界の強豪12チームが対戦していた。日本代表は2023年に参戦したが、最下位で降格。その結果、2024年は下部大会の『ワールドラグビー U20トロフィー』に回っていた。しかしその後、日本代表は再昇格することができなかった。
昨年は下部大会の『U20トロフィー』が実施されなかった。一方、開催された『U20チャンピオンシップ』では、南アフリカが優勝。そして今年、一昨年のチャンピオンシップで12位となり降格していたフィジー代表と、2024年の『U20トロフィー』で、優勝したスコットランドに次ぐ上位3チームだったアメリカ代表。さらに、日本代表、ウルグアイ代表の計4チームが加わり、16チームへ拡大した。
新たに『ワールドラグビー ジュニアワールドチャンピオンシップ』と名を変えて開催される。U20年代の世界大会が16チームで開催されることになったのは、2009年大会以来。加えて、ジョージアで開催されるのは2017年以来のことだ。

U20日本代表のモールはチームの大きな得点源となろう -斉藤健仁撮影
プールBでの戦い──ニュージーランド・イタリア・スコットランドと激突
プールBの勢力図と日本の立ち位置
今大会はプール戦が、4チーム×4プールの総当りで行われる。6月27日からジョージアの首都トビリシと古都クタイシで3週間にわたり、熱戦が繰り広げられる。
その後、各プール1位の4チームが準決勝へ進出する。さらに、プールでの2位チームは5~8位決定戦へ進む。3位、4位のチームはそれぞれ9位~12位、13位~16位の順位決定戦に回り、1位から16位の最終順位を決定する。なお、1~8位の決定戦はトビリシで開催。一方、9位以下はクタイシで行われれる。
プールBに入ったU20日本代表はクタイシで、6月27日の初戦でニュージーランド代表と対戦。その後、7月2日にイタリア代表と、7月7日にスコットランド代表と相対する。そして、順位決定戦を2試合行う。
【予選プールの組み合わせ】
・プールA:南アフリカ、ウェールズ、ジョージア、ウルグアイ
・プールB:ニュージーランド、イタリア、スコットランド、日本
・プールC:アルゼンチン、イングランド、アイルランド、アメリカ
・プールD:フランス、オーストラリア、スペイン、フィジー
【日本代表 予選プール日程】 ※会場:クタイシ
・6月27日(土)20:30 ニュージーランド戦
・7月 2日(木)25:30 イタリア戦
・7月 7日(火)20:30 スコットランド戦

唯一のリーグワンプレイヤーのPR本山佳龍。静岡ブルーレヴズでプレーしながら大学にも通っている-斉藤健仁撮影
U20日本代表 の強化プロセスと大久保HCの戦略
U20日本代表 のフィジカル強化と“コスモ・アタック”
2023年8月からU20日本代表を率いるのは大久保直弥HC(ヘッドコーチ)だ。元日本代表FW(フォワード)である大久保HC。古巣のサントリーやサンウルブズ、静岡ブルーレヴズでは指導者として活躍してきた。大久保HCは「世界の強豪と中4日で5試合行われる大変過酷な大会。選手・スタッフ一丸となって世界の壁に挑戦する覚悟。」と意気込んだ。
1月に代表候補34名を発表し、2月のFW合宿でスタートしたU20日本代表。3月からはBK(バックス)も加わり、高校日本代表との合同合宿を皮切りに、格上であるリーグワンのチームに胸を借りた。加えて、ニュージーランド学生代表と現地で2度強化試合。そしてその後、25名(FW:15名、BK:10名)が発表された。
さらに6月18日、宮崎で行われた「JAPAN XV」(日本代表とトレーニングスコッドで編成されたチーム)と対戦(17-80で敗戦)。最終的に、1名が離脱し6名が追加され、遠征は30名のスコッドとなった。

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