クラブ選手権 が8月8日、千葉県成田市と佐倉市の球場を舞台に開幕した。大会初日から厳しい炎天下で7試合が行われた。それでも、全国から集まった女子硬式野球クラブチームは、熱戦を繰り広げた。
佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場で行われた第1試合。10Carat Express(高知)が登場し、Rabbits(千葉)と対戦。全員安打を記録する猛攻で試合を支配し、ベスト8進出へ向けて最高のスタートを切った。

10Carat Expressの選手たち-Journal-ONE撮影
10Carat Expressとのご縁
Journal-ONEが10Carat Expressとの縁を結んだのは3年前の夏にさかのぼる。
地域の鉄道会社であるJR四国が、四国で活躍する人々を紹介する企画「四国を元気に」で高知県を取材したときのことだ。愛媛県で活動する女子ソフトボールのトップチーム・伊予銀行ヴェールズとの練習交流を取材。その際、沖田茉優、片岡李奈、北村奈緒の3選手との交流を深めた。
あれから3年。地域とともに歩みながら競技力を高めてきた10Carat Expressは、全国大会の舞台で再び大きな存在感を示すことになった。

伊予銀行と交流した沖田選手-Journal-ONE撮影
クラブ選手権 で注目を集める高知県代表
女子野球を通じて地域を元気にするという理念を掲げる10Carat Express。その歩みは競技成績だけでなく、地域との強い結びつきによって支えられている。
クラブ選手権 初戦で5得点を先制
試合が動いたのは2回表だった。
10Carat Expressは2死三塁のチャンスで、1番・山田咲良が適時三塁打を放ち先制。その後も打線がつながり、4本の長短打を集めてこの回一挙5得点を奪った。
序盤こそ全国大会特有の緊張感が見えたものの、待望の先制点によってチーム本来の攻撃力が発揮され始めた。

3打数3安打と気を吐いた寺村主将-Journal-ONE撮影
山田咲良の一打が流れを変えた
山田の適時三塁打は、単なる先制打以上の意味を持った。
ベンチ全体の空気を変え、選手たちの硬さを取り除いた一打は、その後の大量得点劇の幕開けとなった。
クラブ選手権 で飛び出した20得点イニング
続く3回表、10Carat Express打線が爆発する。
1死から8番・片岡李奈が二塁打で出塁すると、そこから四死球を挟みながら16本の長短打を浴びせた。打者が何度も打席に立つ怒涛の攻撃で、この回だけで20得点を記録する。
全国大会初戦という緊張感ある舞台で、全員安打を達成。打線の破壊力と繋がりを存分に見せつけた。
投げては隅田百夏、西内聖奈の両投手がRabbits打線を無失点に抑え、投打がかみ合った理想的な試合内容となった。

初戦で先発好投した隅田-Journal-ONE
片岡李奈から始まった猛攻
片岡の二塁打が大量得点の口火となった。
その後は打線が切れ目なくつながり、長打と単打を織り交ぜながら得点を積み重ねる。全国大会の初戦とは思えないほどの集中力だった。
クラブ選手権 ベスト8へ向けた挑戦
試合後、村上祐基監督は警戒していた相手だったことを明かした。
「昨年対戦したRabbitsさんでしたが、メンバーがかなり入れ替わっていたので警戒して臨みました。」
また、序盤の攻防についてもこう振り返る。
「選手たちの気合が空回りした初回の打撃でした。ですから、何とか早い回に先制点が欲しいと思っていました。」
チームの目標は選手たち自身が決めたベスト8進出だという。

次戦に向け村上監督は気を引き締めた-Journal-ONE撮影
クラブ選手権 でも自分たちらしい野球を
全員安打、無失点リレーというほぼ完璧な内容。しかし、指揮官は次戦を見据えて冷静に話した。
「もう一度、修正して次戦でも自分たちらしい野球をしたい。」
快勝にも慢心せず、さらに上を目指す姿勢がチームの強さを物語っていた。
クラブ選手権 快勝を支えたベンチの奮闘
大量得点の陰で奮闘していたのが三塁ベースコーチを務めた國信貴裕コーチだ。


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➀なごみの米屋 ぴーちゃんフィールド大谷津野球場 ➁ナスパ・スタジアム ➂長嶋茂雄記念岩名球場 ④ふれあい坂田池公園野球場
- 取材・文:
- 編集部-矢澤( 日本 )













