色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

3年ぶりに世界のトップカテゴリーの大会に挑むU20日本代表-斉藤健仁撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
U20日本代表を率いる大久保HC-斉藤健仁撮影

U20日本代表を率いる大久保HC-斉藤健仁撮影

セットプレー強化と組織力の融合

大久保HCは、「ゴールを6月27日のニュージーランド戦だと考え、2月のFW合宿から始まって、すべて格上のチームと対戦してきた。フィジカル的には、柔道でいえば2階級近く上の選手たちともまれてきた。ケガなどもあったが、選手たちの取り組み、経験、学びの姿勢に関しては満足をしている」とコメント。

また、「とにかくセットプレーで、スクラムとモールで押し勝つことを目指すラグビースタイルを目指した。そこに日本人らしい組織力を最大限に活かした、アタックとディフェンスを継続的に取り組んできた」と説明した。

選手構成と主将・坪根章晃が示すリーダー像

主将・坪根章晃のリーダーシップ

U20年代のメンバーは大学2年生が中心(18名)だが、早生まれの大学3年生も参戦できる。そのため、主将のNO8(ナンバーエイト)坪根章晃(帝京大学)、PR(プロップ)李星河(同志社大学3年)の2名が選ばれている。

加えて、CTB(センター)福田恒秀道(帝京大学1年)を筆頭に、昨年度の高校日本代表や代表候補だった9人も選ばれている。リーグワン所属はPR本山佳龍(静岡ブルーレヴズ)のみとなった。

当初、2年前の高校日本代表キャプテンだったFL(フランカー)申驥世(慶應義塾大学2年)は大学の授業の関係で、参加が難しいと思われていた。しかし、大学側の許可を得て予選プール3試合のみの参加となった。また、「身体を張る選手がリーダーを務めるのは理に適っている」と大久保HCは、キャプテンに大学3年生の坪根を指名した。

ラグビーキャリアを通して初のリーダーとなった坪根。

「喋るタイプではないので、(大久保)直弥さんからは『背中でプレーを見せてくれ』と言われた。ですから、ディフェンスで80分間身体を張るなど、自分のやるべきことを、プレーを中心に頑張りたい。」と意気込みを語った。

そして、「チームとしては、自分たちの練習してきたことを出すだけ。相手どうこうではなく、自分たちの形をどう出すかというところが僕らの強みだと思う。負けるのは嫌いなので、戦った相手には、チーム全体で全部勝ちたい」と語気を強めた。

U20日本代表のNO8坪根章晃主将(帝京大学)-斉藤健仁撮影

U20日本代表のNO8坪根章晃主将(帝京大学)-斉藤健仁撮影

選手構成と世代バランスが生む可能性

U20年代のトップカテゴリーに日本代表は過去6回参加してきた。その結果は、2008・09年大会の15位決定戦で勝った2勝。加えて、2015年大会でサモア代表に勝った1勝だけ。最高順位はこの時の10位だ(通算3勝27敗)。

「これまでの大会では最初の20分、30分で、トライを量産され勝負をつけられている。少なくとも、ゲームを組み立てていくという意味では最初20分、30分、40分をどう戦っていくか。そこが、おそらく1番大事。加えて、気持ちを最後まで切らさないという部分では、上のカテゴリーで戦うときは大事になってくる。」

大久保HCはこう分析する。

「U20日本代表は過去10年間、U20トップカテゴリーの大会で1勝19敗。プール戦で2勝と言ったら、ものすごくハードルが高いと思われるでしょう。しかし、僕らの目標はプール戦が行われるクタイシから、トップ8が集まるトビリシに行くこと。なんとか食らいついて、トビリシに行きたい。」と前を向いた。

U20日本代表はセットプレーの強化し続けた。FWは食事をしっかりと摂りつつ、2月からは合宿も敢行しした。カオス(混沌)にならないように2年前から(超速を越える)『コスモ・アタック』をキーワードに強化を重ねてきた。予選プールで2勝し、初のトップ8に入ることができるか。日本から7800km離れたジョージアで、若きジャパンのチャレンジが始まる。

コスモ・アタックで初のトップ8を目指す-斉藤健仁撮影

コスモ・アタックで初のトップ8を目指す-斉藤健仁撮影

ラグビーU20日本代表(FW:18人、BK:12人)

☆:昨年のU20日本代表メンバー、※:6月19日に追加された6名

PR1

有賀啓悟(帝京大学2年)

李 星河(同志社大学3年)

HO(フッカー)

河内晟歩(関西学院大学2年)

三浦颯太(帝京大学2年)

津村晃志(帝京大学1年)

PR3

川越寛太(関西学院大学2年)

佐々木大斗(明治大学2年)

本山佳龍(静岡ブルーレヴズ)

LO(ロック)

熊谷鼓太郎(明治大学2年)

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn