
U20日本代表を率いる大久保HC-斉藤健仁撮影
セットプレー強化と組織力の融合
大久保HCは、「ゴールを6月27日のニュージーランド戦だと考え、2月のFW合宿から始まって、すべて格上のチームと対戦してきた。フィジカル的には、柔道でいえば2階級近く上の選手たちともまれてきた。ケガなどもあったが、選手たちの取り組み、経験、学びの姿勢に関しては満足をしている」とコメント。
また、「とにかくセットプレーで、スクラムとモールで押し勝つことを目指すラグビースタイルを目指した。そこに日本人らしい組織力を最大限に活かした、アタックとディフェンスを継続的に取り組んできた」と説明した。
選手構成と主将・坪根章晃が示すリーダー像
主将・坪根章晃のリーダーシップ
U20年代のメンバーは大学2年生が中心(18名)だが、早生まれの大学3年生も参戦できる。そのため、主将のNO8(ナンバーエイト)坪根章晃(帝京大学)、PR(プロップ)李星河(同志社大学3年)の2名が選ばれている。
加えて、CTB(センター)福田恒秀道(帝京大学1年)を筆頭に、昨年度の高校日本代表や代表候補だった9人も選ばれている。リーグワン所属はPR本山佳龍(静岡ブルーレヴズ)のみとなった。
当初、2年前の高校日本代表キャプテンだったFL(フランカー)申驥世(慶應義塾大学2年)は大学の授業の関係で、参加が難しいと思われていた。しかし、大学側の許可を得て予選プール3試合のみの参加となった。また、「身体を張る選手がリーダーを務めるのは理に適っている」と大久保HCは、キャプテンに大学3年生の坪根を指名した。
ラグビーキャリアを通して初のリーダーとなった坪根。
「喋るタイプではないので、(大久保)直弥さんからは『背中でプレーを見せてくれ』と言われた。ですから、ディフェンスで80分間身体を張るなど、自分のやるべきことを、プレーを中心に頑張りたい。」と意気込みを語った。
そして、「チームとしては、自分たちの練習してきたことを出すだけ。相手どうこうではなく、自分たちの形をどう出すかというところが僕らの強みだと思う。負けるのは嫌いなので、戦った相手には、チーム全体で全部勝ちたい」と語気を強めた。

U20日本代表のNO8坪根章晃主将(帝京大学)-斉藤健仁撮影
選手構成と世代バランスが生む可能性
U20年代のトップカテゴリーに日本代表は過去6回参加してきた。その結果は、2008・09年大会の15位決定戦で勝った2勝。加えて、2015年大会でサモア代表に勝った1勝だけ。最高順位はこの時の10位だ(通算3勝27敗)。
「これまでの大会では最初の20分、30分で、トライを量産され勝負をつけられている。少なくとも、ゲームを組み立てていくという意味では最初20分、30分、40分をどう戦っていくか。そこが、おそらく1番大事。加えて、気持ちを最後まで切らさないという部分では、上のカテゴリーで戦うときは大事になってくる。」
大久保HCはこう分析する。
「U20日本代表は過去10年間、U20トップカテゴリーの大会で1勝19敗。プール戦で2勝と言ったら、ものすごくハードルが高いと思われるでしょう。しかし、僕らの目標はプール戦が行われるクタイシから、トップ8が集まるトビリシに行くこと。なんとか食らいついて、トビリシに行きたい。」と前を向いた。
U20日本代表はセットプレーの強化し続けた。FWは食事をしっかりと摂りつつ、2月からは合宿も敢行しした。カオス(混沌)にならないように2年前から(超速を越える)『コスモ・アタック』をキーワードに強化を重ねてきた。予選プールで2勝し、初のトップ8に入ることができるか。日本から7800km離れたジョージアで、若きジャパンのチャレンジが始まる。

コスモ・アタックで初のトップ8を目指す-斉藤健仁撮影
ラグビーU20日本代表(FW:18人、BK:12人)
☆:昨年のU20日本代表メンバー、※:6月19日に追加された6名
PR1
有賀啓悟(帝京大学2年)
李 星河(同志社大学3年)
HO(フッカー)
河内晟歩(関西学院大学2年)
三浦颯太(帝京大学2年)
津村晃志(帝京大学1年)
PR3
川越寛太(関西学院大学2年)
佐々木大斗(明治大学2年)
本山佳龍(静岡ブルーレヴズ)
LO(ロック)
熊谷鼓太郎(明治大学2年)

≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k













