パシフィックネーションズカップいよいよ最終決戦
パシフィックネーションズカップ(パシフィックネーションズカップ2026)が開幕した。
今年は全試合が日本で開催。ラグビー日本代表(世界ランク12位)、フィジー代表(9位)、アメリカ代表(14位)、カナダ代表(24位)の4カ国が参加した。9月12日、大阪の『東大阪市花園ラグビー場』で準決勝2試合。そして、19日に東京の『秩父宮ラグビー場』で3位決定戦、決勝が行われる。
ラグビー日本代表はパシフィックネーションズカップ準決勝でアメリカ代表と対戦した。アメリカ代表とは来年のラグビーワールドカップで同組。そのため、ワールドカップの前哨戦ともいえる対戦となった。日本代表とアメリカ代表とこれまでの対戦成績は12勝13敗1分。しかし、日本代表が2015年ワールドカップで勝利してからここまで4連勝中だ。
順位がかかっているトーナメント戦。そのため、まずは勝って決勝に駒を進めるのが大前提の一戦だ。そのうえ、アメリカ代表には一昨年、昨年の大会で勝利している。加えて、今回のアメリカ代表は欧州組を含む多くの選手が不参加となっている。ゆえに、日本代表にとっては結果も内容も問われる一戦となった。

決勝に進出した日本代表-斉藤健仁撮影
若手主体の日本代表、アメリカとの準決勝へ
日本代表を率いるエディー・ジョーンズHCは、「現時点でベストな23人を選んだ。23人中12人が10キャップ以下だ。しかし、ワールドカップの頃には、チーム全体で400から500キャップを目指している。」とコメント。また、アメリカ代表相手に「フィジカルで上回ること。規律をしっかり守ること。そして、相手に向かって攻め、挑む気持ちを持つこと。」と語った。
「まず、目の前のアメリカ代表戦に勝たなければならない、というマインド。(先週のカナダ代表戦を受けて)、ブレイクダウン(接点)をチームとして強く意識して取り組んできた。」
キャプテンのSH(スクラムハーフ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)もこう話した。
日本代表のメンバーを見ると先週からFW(フォワード)2人、BK(バックス)2人を変更。PR(プロップ)大塚壮二郎(関西学院大学4年)が、7月以来となる2試合目の先発。さらに、LO(ロック)マイケル・ストーバーグ(東芝ブレイブルーパス東京)が代表初先発。加えて、FB(フルバック)サム・グリーン(JR東日本グリーンウォリアーズ東葛)が昨年11月以来の先発となった。
控えにはケガから復帰し今年初のメンバー入りとなったSH藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)。そして、試合直前にノンキャップのPR/HO(フッカー)平野叶翔(栃木ホンダヒート)も。平野は、佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)に替わってのメンバー入りとなった。

トライを挙げるFBグリーン-斉藤健仁撮影
パシフィックネーションズカップ準決勝は圧巻のスタート
開始16分で4トライ
試合はまだ蒸し暑さが残る中、19:05にキックオフされた。先週のカナダ代表戦では相手22m内の決定力が課題となった日本代表。それゆえ、この試合のテーマに「攻め込む」を掲げた。
強度の高い練習をして追い込んだ先週の試合とは違い、日本代表はシャープなアタックを見せた。試合前に「最初の10分をフィジカルに戦う」と確認したフィフティーン。個々のボールキャリーがしっかり前に出て、ジャパンらしいアタックを試合開始早々から披露した。
前半2分、ラインアウトからFL(フランカー)ベン・ガンター(ワイルドナイツ)らが前に出る。すると、最後はCTB(センター)廣瀬雄也(スピアーズ)が前に。タックルを受けながらも先制トライした。さらに、FBグリーンがコンバージョンを決めて7-0とした。
続く5分、攻め込んだ後のキックチャージからチャンスを得た日本代表。WTB(ウィング)イノケ・ブルア(コベルコ神戸スティーラーズ)のオフロードパス。それを受けたLOストーバーグが中央にトライした。
さらに9分、自陣からの移動攻撃でFBグリーンが大きくゲインした。その後、パスをつないでCTBディラン・ライリー(ワイルドナイツ)がトライ。加えて、16分にはFW陣がモールを押し込む。最後は、HO原田衛(ブレイブルーパス)がトライを奪って28-0と大きくリードした。

先制トライを挙げたCTB廣瀬-斉藤健仁撮影

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