原田衛 が率いる2026年日本代表が初陣へ。彼の海外挑戦で得た成長と覚悟が凝縮された一戦となる。
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原田キャプテンが率いる2026日本代表の初陣
原田衛 が先発するマオリ・オールブラックス戦
東芝ブレイブルーパス東京のHO(フッカー)原田衛。スーパーラグビー・パシフィック(以下スーパーラグビー)を経験したその原田が、先発する。
6月27日(土)、2026年初のラグビー日本代表の試合が行われる。『JAPAN XV』として対戦する『リポビタンDチャレンジカップ2026』の『マオリ・オールブラックス』戦だ。会場は、愛知県のパロマ瑞穂スタジアムとなる。
キャップ対象の試合ではない。しかし、相手はスーパーラグビーでプレーする選手や、オールブラックス経験者を含む強豪。日本代表を率いるエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は、「ジャパンの選手たちにとっては、インターナショナルラグビーに慣れるための絶好のチャンス。」と語気を強める。
例年通り、HCはニール・ハットリー コーチングコーディネーターが務める。加えて、キャプテンは1年ぶりに『2』番を背負って国際舞台で先発する、日本代表12キャップの原田が指名された。

イタリア代表戦にフォーカスしている原田衛-斉藤健仁撮影
原田衛のキャプテン就任とスーパーラグビーでの成長
スーパーラグビーで得た経験と変化
原田衛は、キャプテンとして臨むマオリ・オールブラックス戦に向け、こう意気込んだ。
「まず、試合に勝つことが最優先事項。個人としては久しぶりの先発。しっかり身体を張り、チームに貢献できるように頑張りたい。一番重要なのはセットプレー。ラインアウトを安定させ、スクラムでしっかり止める、前に出る。そうすれば若い選手を助けることができる」。
身長175cm、体重101kgの原田。桐蔭学園、慶應義塾大学時代から安定したセットプレーや運動量に定評がある。それに加えて、リーダーシップも兼ね備えているHOでもある。
2024-25シーズン、リーダーの1人として、東芝ブレイブルーパス東京の2連覇に貢献した。しかし、「優勝するために東芝に来て、優勝したので次のチャレンジがしたい。ずっと日本でやっていて、無意識にすごく満足していたところもあった。このままではダメだという感じがして……。」と海外挑戦を決意した。
エージェントを通して世界中のチームとコンタクトを取った原田。その中で、原田が契約したのはスーパーラグビーの『モアナ・パシフィカ』(2026年シーズン終了後に解散)だった。ニュージーランド・オークランドを本拠地とするモアナ・パシフィカ。主にサモアやトンガにルーツを持つ選手で構成されたチームだった。

マオリ戦でキャプテンに指名された原田衛-斉藤健仁撮影
海外挑戦で得た成長と日本代表への還元
海外での苦闘とフィジカル強化
初の海外挑戦で、原田衛はレギュラーを取るところまではいかなかった。しかし、リザーブとして8試合に出場をはたした。
「最初はメンバーに入れず苦労した。どうにか試合に出ようと思って、ウェイトトレーニングに注力した。加えて、コミュニケーションが取れない分、行動、練習で良いプレーを積み重ねていった。その結果、メンバーに入ることができた。メンタル的には大きな選手になれた。ただ、ゲームタイムのところで、信頼を得るにはもう1年くらい必要だった。」と、悔しそうに振り返る。
フィジカル的には2キロほど大きくなったという原田。海外挑戦について「行ってよかった……」としみじみと語る姿が印象的だった。
クラブハウスやボールが自由に使えない環境。加えて、良いプレーをしないとすぐに選手が替わるなどのプロの厳しさもあった。さらには、若手選手から「もっと激しく行け!」と指摘される中、コンタクトの激しさ、ゴール前での死にもの狂いのタックルも味わった。
また、身体をより大きくするため自炊する毎日を送った原田。朝はそぼろご飯、昼夜は500gのご飯と、鶏のムネ肉をわさび醤油で食べる日々だった。
「苦しかったが、行かないとわからないことがたくさんあったので、行ってよかった。サッカーの日本代表もほぼ全員海外組。海外は行けば、より成長につながるから、他の選手も機会があれば行った方がいいと思う」。

海外挑戦で一回り成長した原田衛-斉藤健仁撮影
日本代表での現在地と未来への視点
若いHO陣との競争
現在、原田衛のライバルは自分より年下。江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)と、佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)だ。2人はワールドカップに向けて「絶対、(先発する)2番を取りたい。」と意気込んでいる。

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