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ネーションズチャンピオンシップ に臨む日本代表(2022年7月フランス戦にて)-斉藤健仁撮影
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ネーションズチャンピオンシップで日本代表が世界の強豪12カ国と年間を通じて対戦。大会形式、日程、強化ポイントを詳しく解説する。

ネーションズチャンピオンシップの創設背景と大会概要

北半球と南半球が激突する15人制ラグビーの新たな国際大会が始まる。『ネーションズチャンピオンシップ』が、いよいよ7月に開幕する。

これまで7月と11月に、それぞれの国がテストマッチとして行ってきた北半球と南半球の代表戦。ネーションズチャンピオンシップは、それを1つの大会として再編した新たな大会だ。

世界の強豪12カ国が南北グループの6チームに分かれて、大会王者を決める。さらに北半球・南半球のどちらが上回ったかを示す『半球王者』の座を争う。

この大会は北半球の『シックスネーションズラグビー』と、南半球4か国の国際大会を運営する『SANZAAR』によって創設された。2026年から2年に1回のペースで開催されることが決まっている。

ネーションズチャンピオンシップ 2022年11月日本vs.フランス-(C)JRFU提供

2022年11月日本vs.フランス-(C)JRFU提供

世界強豪が集うネーションズチャンピオンシップの出場国構成

北半球グループを構成するのは、シックスネーションズに参加するチームだ。

アイルランド代表(世界ランキング3位/順位はいずれも6月30日現在)、フランス代表(4位)、イングランド代表(6位)、スコットランド代表(7位)、イタリア代表(10位)、ウェールズ代表(11位)の国々。

一方、南半球側はSANZAAR加盟国のチームである南アフリカ代表(1位)、ニュージーランド代表(2位)、アルゼンチン代表(5位)、オーストラリア代表(8位)。それに加え、招待国としてフィジー代表(9位)、そして日本代表(12位)の6カ国が入った。

ネーションズチャンピオンシップ 2022年7月日本戦でのフランス代表-斉藤健仁撮影

2022年7月日本戦でのフランス代表-斉藤健仁撮影

大会フォーマットと半球対抗戦の仕組み

半球別対戦構造と勝点方式

この大会では同じ半球勢同士で対戦はしない。日本代表など南半球の各チームは、まず北半球6か国とすべて戦う。その6試合で獲得した勝点を比較して、南半球グループ内の順位を決める。

例えば、日本代表とニュージーランド代表が直接対決することはない。それぞれが北半球勢を相手にし、残した成績によって順位が決まるというわけだ。

大会のリーグ戦は、7月(南半球シリーズ)と、11月(北半球シリーズ)。2つの期間に分けて行われる。7月は北半球勢が南半球側へ遠征する。日本代表はイタリア代表、アイルランド代表、フランス代表と対戦する。

11月には南半球勢がヨーロッパへ向かう。そこで日本代表は、7月に戦わなかったウェールズ代表、イングランド代表、スコットランド代表と対戦する。

こうして各代表チームは、7月に3試合、11月に3試合を行う。その結果、反対側のグループに所属する6チームすべてと1度ずつ顔を合わせる。

2022年11月日本vs.フランスでのリーチマイケル-(C)JRFU提供

2022年11月日本vs.フランスでのリーチマイケル-(C)JRFU提供

大会全体の順位決定とファイナルズ・ウィークエンド

従来の夏と秋のテストマッチを1つの大会として結び付ける。そして、それぞれの結果を順位や優勝争いに反映させる。こうした点が、今大会の大きな特徴となっている。

単発の代表戦だった一戦一戦。この一戦に、大会全体を左右する意味が加わったというわけだ。

さらに各国が全6試合を終えた後、11月27日(金)から29日(日)まで、ロンドンに12カ国が集まる。そして、『アリアンツ・スタジアム』(トゥイッケナム・スタジアム)で開催される、『ファイナルズ・ウィークエンド』に臨む。ここでは北半球と南半球の同じ順位同士が対戦。こうして、それぞれの最終順位を決定する。

まずは11月27日(金)、北半球6位と南半球6位の対戦と3位同士が対戦する。続いて28日(土)は、5位同士と2位同士の対戦。最後に、29日(日)には4位同士と1位同士が対戦する日程だ。

この1位同士による『グランドファイナル』で初代王者が決定する。このため、12チームは7月と11月の6試合に、ファイナルズ・ウィークエンドの順位決定戦を加え、大会全体で計7試合を戦う。

ネーションズチャンピオンシップ 2024年7月イタリア戦の模様-斉藤健仁撮影

2024年7月イタリア戦の模様-斉藤健仁撮影

半球対抗戦としての意味と既存大会との関係

今大会では各国による優勝争いに注目が集まる。それに加え、北半球と南半球の対抗戦としての性格も強く打ち出されている。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
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Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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