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JAPAN XV BKで最多キャップのCTBライリー。パフォーマンスでチームを牽引-斉藤健仁撮影
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JAPAN XV がラグビー日本代表の2026初戦に出陣。そのマオリ・オールブラックス戦は、逆転負けとなった。

しかし結果以上に、若手の躍動と新戦力の台頭が光ったこの試合。以下にその詳細を振り返る。

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JAPAN XVの2026初戦が持つ意味と背景

ラグビー日本代表にとって2026年の初戦といえる『JAPAN XV』vs『マオリ・オールブラックス』戦。試合は悔しい逆転負けに終わったが、明るい材料もあった試合となったと言えよう。

6月中旬から宮崎で合宿を行っていたラグビー日本代表。7月からのテストマッチシリーズに向けて、6月27日(土)、愛知『パロマ瑞穂スタジアム』で、JAPAN XVとして、マオリ・オールブラックスと激突した。

マオリ・オールブラックスはニュージーランドの先住民であるマオリの血を引いた選手で構成されたチーム。今回も、スーパーラグビーで躍動していた選手を中心に来日した。

今回も試合前に『ハカ』を披露してくれたマオリ・オールブラックス。指揮官は日本でもプレーした、元ニュージーランド代表『オールブラックス』のタマティ・エリソンHC(ヘッドコーチ)が務めた。

マオリ・オールブラックスの「ハカ」‐斉藤健仁撮影

マオリ・オールブラックスの「ハカ」‐斉藤健仁撮影

JAPAN XV の構成と主力メンバー

JAPAN XVは日本代表に準じるチームで今回はテストマッチ経験や昨季、試合経験の少なかった日本代表選手、さらにトレーニングスコッドで構成された。指揮官はエディー・ジョーンズHCではなくコーチングコーディネーターのニール・ハットリー氏が務めた。

主将は今季、スーパーラグビーでプレーしたHO(フッカー)原田衛で、副将はFB(フルバック)松永拓朗(ともに東芝ブレイブルーパス東京)が務めた。他にもPR(プロップ)竹内柊平、FL(フランカー)下川甲嗣(ともに東京サントリーサンゴリアス)、38キャップのCTB(センター)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)らキャップホルダーが先発。

それ以外にも、今年代表資格を得たLO(ロック)マイケル・ストーバーグ(ブレイブルーパス)エセイ・ハアンガナ(ワイルドナイツ)、さらにコベルコ神戸スティーラーズの優勝に貢献したWTB(ウィング)イノケ・ブルアや、SH(スクラムハーフ)北條拓郎(三重ホンダヒート)らのノンキャップの日本代表も先発した。

笑顔で会場入りするSO伊藤(中央)。後ろはSH北條-斉藤健仁撮影

笑顔で会場入りするSO伊藤(中央)。後ろはSH北條-斉藤健仁撮影

大学生4人の抜擢と「GOLD(EFFORT)30」

この試合で大きな注目を浴びたのは、学生4人がメンバー入りしたことだ。10番にはSO(スタンドオフ)伊藤龍之介(明治大学4年)、12番にはCTBには李智寿(朝鮮大学校4年/トレーニングスコッド)が入った。さらに控えにはHO大塚壮二郎(関西学院大学4年)、SH渡邊晴斗(近畿大学4年)もメンバー入りした。

いずれにせよ、7月を見据えてベテラン、若手がミックスされた構成となった。JAPAN XVはこの試合のテーマとして「GOLD(EFFORT)30」を掲げた。ボールインプレーは30秒ほどが多いとのことで、毎回、最初の30秒で、「ゴールドエフォート(タックル後、すぐに起き上がって再びタックルする。ボールキャリーをした後に再び、ピックするなど)」をする、ということを目標に設定した。

後半から出場したSH渡邊(左)とPR大塚‐斉藤健仁撮影

後半から出場したSH渡邊(左)とPR大塚‐斉藤健仁撮影

JAPAN XVが前半で見せた攻撃力

ダブル台風が列島を直撃し、開催の可否も心配されたが、ほとんど試合に影響することはなかった。秋に開幕するアジア大会のために全面改修された『パロマ瑞穂スタジアム』で、改修後初のラグビーの国際試合となったこの試合、2万3,000人以上の観客を集めて、19:05にキックオフされた。

光るSO伊藤の躍動

主導権を握ったのはJAPAN XVだった。前半8分、相手陣でボールを継続した後、SO伊藤のキックパスをWTB植田和磨(スティーラーズ)が丁寧に置いて右中間にトライを挙げ、7点の先制に成功する。14分に、相手にトライを許して同点に追いつかれた。

その後、SH北條、SO伊藤を中心に攻め続けるも、なかなかトライラインを割ることができなかった。試合が大きく動いたのは前半30分を過ぎてから。31分、相手が反則を重ねてBK(バックス)1人がイエローカードで一時的退場し、32分にはモールでは反則した相手FW(フォワード)がイエローカード。JAPAN XVは2人の数的優位となった。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
パロマ瑞穂スタジアム
  • 東海道新幹線 名古屋駅 - 名古屋地下鉄桜通線(20分)- 瑞穂運動場西駅 - 徒歩18分
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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