色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

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JAPAN XV BKで最多キャップのCTBライリー。パフォーマンスでチームを牽引-斉藤健仁撮影
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そのチャンスを見逃さず、33分にモールからHO原田がトライ。36分にはSO伊藤のパスにCTBライリーが抜けだしトライ、39分には再びSO伊藤のキックパスからWTBブルアがトライを挙げてJAPAN XVは24-7と17点をリードして前半を折り返した。

昨年のマオリ戦に続いて、トライを挙げるWTB植田‐斉藤健仁撮影

昨年のマオリ戦に続いて、トライを挙げるWTB植田‐斉藤健仁撮影

終盤の逆転負けと今後への課題

ただ、後半に入るとマオリ・オールブラックスが意地を見せた。フレッシュレッグスを投入しつつ、FWの近場でピック&ゴーを多用。その結果、マオリ・オールブラックスがモメンタムを掴む。

一方のJAPAN XVも後半13分、FB松永がトライを挙げて31-14と点差を広げた。しかし、後半20分以降は相手のプレッシャーを受けてミスなどが重なる。その結果、追加点を挙げることができなかった。

防戦一方となってしまったJAPAN XV。すると、後半27分には31-28とわずか3点差まで迫られる。すると35分には後半、4トライ目を喫して31-33。この試合、初めてリードを奪われた。

逆転を狙い、最後まで攻め続けたJAPAN XV。しかし、逆にミスを突かれて、トライを許して31-38でノーサイド。残り30分、17点差をつけていたが、逆転で負けてしまった。

だが、前半でSO伊藤は3トライをアシストし、出色の出来を見せた。他にもスーパーラグビー経験者のHO原田、BK最多キャップのCTBライリー、リーグワンで実績のあるLOストーバーグ、ハアンガナらはしっかりと力のあるところを見せた。

うれしい初の桜のジャージーとなったストーバーグ‐斉藤健仁撮影

うれしい初の桜のジャージーとなったストーバーグ‐斉藤健仁撮影

惜敗も国際舞台で得た手応え

SO伊藤・ストーバーグのコメント

「たくさんお客さんが入っていたのでワクワクした。」というSO伊藤。

「良い部分も出せたが、競った試合は勝ちきらないといけない。結果として、そういう部分ではまだまだ。また、トライチャンスを2回、3回、潰してしまった。プレッシャーがかかっても、数少ないチャンスをしっかりトライまで持っていける力を伸ばしていきたい。」と話した。

また、「ワールドクラスの中で、前を見てランをするのは通用する部分もあった。しかし、ラグビーの判断の速さを磨いていかないと世界レベルには通用しない。もっとレベルを上げていきたい。」と、悔しさを見せつつ前を向いた。

日本で10年近くプレーし、初の桜ジャージーとなったLOストーバーグは「最高だった。初めて国歌を聞きながら試合に臨み、本当に特別な経験になった。相手には(スーパーラグビーなどで)対戦したことのある選手もいたが、彼らを相手にプレーできたことも含めて、素晴らしく、信じられないような経験。」と破顔した。

前半、3アシストと出色の出来を見せた明治大学4年のSO伊藤‐斉藤健仁撮影

前半、3アシストと出色の出来を見せた明治大学4年のSO伊藤‐斉藤健仁撮影

キャプテンHO原田のコメント

1年ぶりに「2」番を背負ったキャプテンHO原田

まず、「台風の中、2万人のファンの方が入ったことにすごく感謝している。2週間という期間でチームを作ってきたが、前半アグレッシブにアタックできて、頼もしい大学生もいたし、そこはすごい成果。」と切り出した。

続けて、「ワールドクラスの相手に試合ができたのはすごくいい経験。加えて、(スーパーラグビーで)僕の出場時間も限られていたので、試合経験を積むといった意味でもいい試合になった。」とコメントした。

しかし最後には、「相手は前半で僕たちのアタックを見て、慣れてきたというのもある。しかし、そこで僕たちが簡単なミスで相手にボールを渡す回数が多すぎた。攻められて、相手にモメンタムがいって、どんどん劣勢になってしまった…。そこはチームとして修正していかないといけない。」と反省の弁も述べた。

JAPAN XV 約1年ぶりに日本で「2」番を背負ったHO原田-斉藤健仁撮影

約1年ぶりに日本で「2」番を背負ったHO原田-斉藤健仁撮影

敗戦の中に見えた収穫。指揮官が若手の台頭に期待

ハットリーHCは「当然ながら、結果は非常に残念に思っている。しかし、若い選手たちにとっては大きな学びの機会となった。インターナショナルラグビーにおいては、プレッシャーをかけ続けなければならない。前半、そして後半の最初の数分間までは、非常に良いプレーが多く見られた。今後の試合に向けて、自信を持って構築していける部分がたくさんある。」と試合を振り返った。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
パロマ瑞穂スタジアム
  • 東海道新幹線 名古屋駅 - 名古屋地下鉄桜通線(20分)- 瑞穂運動場西駅 - 徒歩18分
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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