6位vs.6位から、2位vs.2位までの各試合で1ポイントが与えられる。さらに1位vs.1位では2ポイントが与えらる。こうして4ポイントを獲得した半球が優勝となる。
このネーションズチャンピオンシップの創設。これにより、これまで2月から3月にイングランド代表、フランス代表、アイルランド代表、イタリア代表、スコットランド代表、ウェールズ代表が参加して行われてきた『シックスネーションズ』がなくなるわけではない。こちらも、引き続き毎年開催される。
一方、ニュージーランド代表、南アフリカ代表、オーストラリア代表、アルゼンチン代表による『ザ・ラグビーチャンピオンシップ』。こちらは、今後の国際日程に合わせて開催年や形式が調整されることになった。2026年は開催されず、2027年に再開する予定だ。
ネーションズチャンピオンシップは、こうした地域内での国際大会とは別。7月と11月の国際試合期間を結び、南・北半球の主要国が年間を通して競う大会となる。

2024年7月イタリア戦での日本代表-斉藤健仁撮影
ネーションズチャンピオンシップがもたらす継続的強化機会
日本代表の年間対戦スケジュールと強豪国との連戦
日本代表は、7月4日(土)に東京の『秩父宮ラグビー場』でイタリアと大会初戦を戦う。
続いて11日(土)にオーストラリア・ニューカッスルの『マクドナルド・ジョーンズ・スタジアム』でアイルランド代表と対戦。
最後は18日(土)に東京『MUFGスタジアム』(国立競技場)で、来年のワールドカップでも同組となったフランス代表と対戦する。
11月の欧州遠征では、ウェールズ代表、イングランド代表、スコットランド代表と対戦する。
11月7日(土)のウェールズ代表戦はカーディフの『プリンシパリティ・スタジアム』で。続く、14日(土)のイングランド代表戦はロンドンの『アリアンツ・スタジアム』で行われる。
そして、21日(土)のスコットランド代表戦はエディンバラの『スコティッシュ・ガス・マレーフィールド・スタジアム』で行われる。加えて、順位決定戦も戦う。
日本代表にとって大きなメリットは、世界の強豪国と定期的かつ、継続的に対戦できることだ。従来、イングランド代表やフランス代表、アイルランド代表など欧州の強豪とのテストマッチは、各協会の交渉や国際日程の調整によって個別に組まれてきた。

2025年11月アイルランド戦での長田と佐藤-斉藤健仁撮影
継続的強化がもたらす競技力向上と課題の可視化
今回のネーションズチャンピオンシップ。日本代表は北半球6か国との対戦があらかじめ日程に組み込まれる。その結果、トップレベルの相手と戦う機会を継続的に確保できることになった。
世界のトップレベルを相手に短期間で連戦を重ねること。これは、来年のワールドカップに向けての絶好の機会となる。高い試合強度への適応や選手層の底上げを行う。加えて、コンディション管理や遠征中にチームを磨くこともできる。また強豪国との連戦。これにより、日本代表の現在地や課題が明確に示されることになるはずだ。
特に初開催となる今年の大会は、翌2027年にオーストラリアで行われるワールドカップに向けた重要な機会となる。
「このレベルの大会に継続的に参加すること。これは、私たちが目指すチームへと成長するために不可欠。」と、日本代表を率いるエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)も断言している。

2024年6月イングランド戦での日本代表-斉藤健仁撮影
日本ラグビーの立ち位置とトップテーブルへの挑戦
さらに、「ワールドカップに向けた重要な足掛かりとなる。私たちのスケジュールを見ると、これまでとはまったく違う世界に来たということ。アジアから初めて、ネーションズチャンピオンシップ(世界の強豪と対戦するティア1)に到達した国であるということ。これは非常に大きい。私たちのチャレンジは、トップテーブルにいることに満足するのではなく、トップテーブルで勝つこと。」と意気込んだ。
これまで個別に行われてきた夏と秋のテストマッチ。これが1つの大会として結ばれる。
順位や優勝争い、南・北半球対抗という新たな意味を加えるネーションズチャンピオンシップ。日本代表は、世界の強豪と定期的に戦える機会を得た。それと同時に、トップグループの中でどこまで結果を残せるか。日本ラグビーの真価が問われる大きなチャレンジとなる。

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