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ネーションズチャンピオンシップ 前半戦を終え、得点ランキングで2位につけているFB松永-斉藤健仁撮影
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ネーションズチャンピオンシップ前半戦終了 日本代表は1勝2敗で5位

南半球シリーズの順位争い

北半球と南半球の12チームが参加する新たな国際大会の前半戦が終了した。『ネーションズチャンピオンシップ2026』は、7月4日から18日まで『南半球シリーズ』の全18試合が終了。その結果、日本代表は1勝2敗、勝ち点4で南半球グループの5位につけた。

南半球グループでは、世界ランキング1位の南アフリカ代表が3連勝で首位。勝ち点15を挙げた。加えて、6月までコベルコ神戸スティーラーズを率いたデイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)率いるニュージーランド代表も3連勝。しかし、得失点差で2位となった。

3カ国が1勝2敗となったが、勝ち点の差でオーストラリア代表が3位。アルゼンチン代表が4位、日本代表が5位となった。最後に、3連敗のフィジー代表が最下位となっている。

北半球グループでは全勝チームがなかった。2勝1敗で4チームが並ぶ混戦だ。勝ち点でフランス代表が首位、スコットランド代表が2位。イングランド代表とアイルランド代表は得失点差により、それぞれ3位、4位となった。ウェールズ代表は1勝2敗で5位、3連敗のイタリア代表は6位だった。

注目される南北対抗戦と個人記録

南北対抗戦という観点では、前半戦は北半球が9勝、南半球が9勝。まったくの五分で11月の後半の『北半球シリーズ』を迎える。

また、個人記録では、日本代表のFB(フルバック)松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)だ。松永は3試合で32得点を挙げる活躍。フランス代表のSH(スクラムハーフ)マキシム・リュキュの37得点に次ぎ、大会得点ランキング2位につけている。

ネーションズチャンピオンシップ フランス代表戦で初トライを挙げたPF大塚(関西学院大学4年)-斉藤健仁撮影

フランス代表戦で初トライを挙げたPF大塚(関西学院大学4年)-斉藤健仁撮影

ネーションズチャンピオンシップ順位表と世界ランキングの変動

そして、日本代表はアイルランド代表(世界ランク3位)に敗退。フランス代表(同4位)にも敗れた。しかし、イタリア代表を破ったことでランキングを上げた。7月20日発表のランキングでは、2023年以来となるトップ10復帰を果たした。

ラグビー男子世界ランキング(7月21日発表)

1位 南アフリカ(93.96)

2位 ニュージーランド(92.28)

3位 アイルランド(88.08)

4位 フランス(87.43)

5位 イングランド(85.68)

6位 スコットランド(84.78)

7位 アルゼンチン(83.13)

8位 オーストラリア(81.61)

9位 フィジー(78.00)

10位 日本(76.42)

11位 ウェールズ(76.38)

12位 イタリア(76.30)

ネーションズチャンピオンシップで見えた日本代表の成果と課題

格上イタリア代表撃破が示した成長

日本代表は7月4日、東京の『秩父宮ラグビー場』で行われた初戦で躍動。当時世界ランキング10位のイタリア代表に27-10で快勝して勝ち点4を獲得した。しかし、4トライ以上によるボーナスポイントには1トライ届かなかった。

ネーションズチャンピオンシップ 途中出場から勢いをもたらしたリーチ。SO上ノ坊(右)も初キャップを得た‐斉藤健仁撮影

途中出場から勢いをもたらしたリーチ。SO上ノ坊(右)も初キャップを得た‐斉藤健仁撮影

オーストラリア代表、アイルランド代表に力負け

11日には、オーストラリアのニューカッスルでアイルランド代表と対戦。20-36で敗戦した。つづく18日には、東京の『MUFGスタジアム(国立競技場)』でフランス代表と対戦。こちらも15-42で敗れ、両試合では勝ち点を加えることができなかった。

3試合を振り返ってみる。まずは、選手たちが「勝つマインドセットで臨む」と話していたイタリア代表戦。この試合では、試合が中盤に差しかかり攻撃が停滞する展開となった。しかし、SH齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)とSO伊藤龍之介(明治大学4年)が魅せる。ハイボールを効果的に使い、試合をコントロールした。

セットプレー、とりわけラインアウトは攻守に渡って大きな武器となった。ディフェンスでも粘り強さを見せて、27-10で世界ランキング上位の相手に快勝した。この快挙は第2次エディー・ジョーンズHC体制では初めて。加えて、イタリア代表に勝利したのも2018年以来だった。

続くアイルランド代表戦では、相手の高いボール保持力に苦しんだ。その結果、日本代表はなかなかボールを奪い返せなかった。自陣ゴール前ではFW(フォワード)、BK(バックス)ともに相手のフィジカルに押し込まれた。そして、失トライを重ねた。それでも後半、日本代表も粘りを見せて一時は6点差まで追い上げた。しかし、終盤に突き放されて20-36とアイルランドの総合力の前に力負けした。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

MUFGスタジアム(国立競技場)

  • 住所
    〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
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    03-5843-1300
  • アクセス
    JR総武線各駅停車 千駄ケ谷駅/信濃町駅:徒歩5分
    都営大江戸線 国立競技場(A2出口):徒歩1分
    東京メトロ銀座線 外苑前駅(3番出口):徒歩9分
  • その他
    一般のお客様は、公共交通機関や近隣駐車場等をご利用ください。
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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