Bリーグ改革によって日本男子バスケットボール界は新たな時代へ。カンファレンスに出席した選手たちが、次の10年への期待を語った。
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国内男子トップバスケットボールリーグのBリーグ。リーグの持続可能な経営を事業と競技両面での成長を目指し「B.改革」と呼ばれる大型の構造改革を行った。2026-27シーズンはその初年度となる。最上位カテゴリーを「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に、その下を「Bリーグ・ワン(Bワン)」、「Bリーグ・ネクスト(Bネクスト)」とし、新たな門出を迎える。
Bリーグ改革で迎える新時代 11年目に突入する男子バスケットボール界
Bリーグが開始してからの10年の男子バスケットボール界の急成長には目を見張るものがあった。が、一方で、それ以前のプロ化を巡る混沌の時代に思いを馳せてみる。競技的にも商業的にも巨大なものとなりつつある現状には隔世の感を覚える者もいるだろう。
日本の男子バスケットボールリーグは元来、企業の福利厚生の意味合いも濃かった実業団リーグであった。そこから徐々にプロ化を目指す声は出てきた。しかし、なかなか実現を見ないという年月が続いた。
その間に、リーグの「看板」は幾度もかけ替えられた。はては急進派がbjリーグというプロリーグを設立してトップリーグが2つに分裂。それにより競技の世界統治機関であるFIBA(国際バスケットボール連盟)が国際大会への資格停止処分を下すなど、混迷を極めもした。2016年秋に開幕したBリーグ。これはいわば、そうした「冬の時代」から脱却するためにできたものだった。
そしてB.革新によって、11年目に入るBリーグは新たな領域へと突入する。今回の看板のかけ換えは従前のそれとは意味合いが異なる。それは、より実際的かつ発展的なものだ。

レバンガ北海道の富永啓生 パレード-永塚和志撮影
Bリーグ改革を見届けるレジェンドたちの感慨
5つ目の看板を迎えた五十嵐圭
Bリーグ以前からトップリーグでプレーをする選手も徐々に減りつつはある。しかし、だからこそ彼らにとっては今回、再度の看板のかけ換えに深い感慨を覚える様子だ。
46歳の五十嵐圭がトップリーグ入りをしたのは日立サンロッカーズ(現東京サンロッカーズ)。入団したのは、2003年のことだ。現在、「Bリーグ・ワン(Bワン)」に籍を置くポイントガード。彼にとって、新たな看板は「JBLスーパーリーグ」、「JBL」、「NBL」、「Bリーグ」に続く5つめ。さらに言えば、彼はBリーグでもB1とB3でもプレーをしている。
「自分が現役を始めた頃はまだプロリーグはなかった。プロリーグ、プロチーム、プロの選手というのはbjリーグと自分たちがいたNBL、JBLもあった。まずは、それが1つになりました。そこから(Bリーグ開始から)のリーグの発展のスピード感は早かったです。さらに、そこに付随して日本代表がしっかりとつ良くなっていっている。そうしたことがバスケットボールの人気ににもつながっていると思います。」
今月1日に行われた「Bリーグティップオフカンファレンス」。五十嵐はその場でこのように話した。

新潟アルビレックスBBの五十嵐圭-永塚和志撮影
増上寺で行われたシーズン開幕セレモニー
同カンファレンスは今月22日より開幕する始まる2026-27シーズンに向けたもの。同カンファレンス後にはセレモニーと称し、Bリーグ所属の全55チームから1名ずつの代表選手が集まった。都内有数の名所でもある増上寺でファンに見守られる中でパレードを。その後は、同寺の御本尊である阿弥陀如来が祀られた大殿でリーグの成功を祈願した。
Bリーグ改革が生んだ世界基準への進化
篠山竜青が振り返る「本当にすばらしい10年」
38歳と同じく大ベテランの篠山竜青も、自身のトップリーグ入りの際には「まったく想像していない」世界だったと言葉を強めつつ語った。五十嵐が日立に入った時もそうだったが、2012年に東芝ブレイブサンダース(現川崎ブレイブサンダース)に入団した篠山。彼はプロどころか「社員選手」としてプレーをしていた。
篠山はBリーグができてからの年月を「本当にすばらしい10年だった」と振り返った。同リーグは創設から年々、商業的にも競技的にも着実かつ大きな成長を遂げ、海外からの認知度も高めてきた。そのことで、近年ではより高レベルの外国籍選手が流入するようになってきてもいる。
Bリーグ改革とNBAへの道
その中で篠山は、八村塁(現ロサンゼルス・クリッパーズ)がNBAチームからドラフトされ、その後の成長でチームの主要メンバーとしてプレーオフを戦い、またBリーグを経てやはりNBAのコートに立った河村勇輝(クリッパーズ)のような存在が出てきたことについて「漫画でも、『スラムダンク』でさえも描いていない」世界観だと述べた。

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増上寺
- 東海道新幹線 東京駅 - 山手線(6分)- 浜松町駅 - 徒歩15分
- 取材・文:
- 永塚 和志( 日本 )













