ラグビー日本代表がネーションズチャンピオンシップ2026の初戦戦に臨んだ。その試合で世界ランキング10位のイタリア代表を撃破した。
7月4日(土)、場所は東京の『秩父宮ラグビー場』。ラグビー日本代表(世界ランク12位)はイタリア代表(10位)と激突した。その結果は、27-10と見事な勝利を収めた。
日本代表を率いるエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は、この試合まで資格停止処分を受けていた。そのため、コーチングコーディネーターのニール・ハットリー氏がHC代行に。
加えて前日、ジョーンズHCの母親が逝去。そのため、選手全員が喪章をつけて、この試合に臨んだ。

SO伊藤(右)とWTB植田‐斉藤健仁撮影
イタリア代表撃破へ導いたゲームコントロールと堅守
ラグビー日本代表が主導したキックゲームと試合運び
チケットはソールドアウト。初夏の蒸し暑さの中、2万1329人の観客が集った。そして、試合は17:40にキックオフされた。
前半5分、ドロップアウトのリターンからカウンターを受ける。その結果、イタリアに先制トライを許した。しかし、「みんなが『勝つ』という強いマインドセットを持って試合に臨んでいた。」と言うLO(ロック)ワーナー・ディアンズ キャプテン(東芝ブレイブルーパス東京)。その言葉通り、ジャパンは集中力を欠くことはなかった。
この試合、一番光ったのは、フランス帰りのSH(スクラムハーフ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)。そして、初キャップながら堂々とプレーしたSO伊藤龍之介(明治大学4年)。さらには、代表では初の12番で出場したCTB(センター)廣瀬雄也(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)だった。
この3人がしっかりキックをしたことで、ゲームをコントロールできた。
自陣奥では、SH齋藤がしっかりタッチに蹴り出す。中盤でアタックが停滞するとSH齋藤、SO伊藤がハイパントキックでチャンスを作る。また、裏にスペースがあるときはインサイドCTB廣瀬も含めてキックを蹴る意識が高かった。

勝利に貢献したSH齋藤‐斉藤健仁撮影
セットプレーとディフェンスで支えたFW陣の奮闘
FW(フォワード)陣も奮闘した。
今季、ニュージーランドのハリケーンズでスーパーラグビー・パシフィック優勝優勝を経験したLO(ロック)ディアンズ。そして、この試合POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたFL(フランカー)ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)。彼らを中心にセットプレー、さらに近場のディフェンスで欧州の強豪相手に身体を張り続けた。

1年間、海外でプレーしたHO原田‐斉藤健仁撮影
ラグビー日本代表が前半に逆転した攻撃の連続性
前半11分、日本代表はハイパントキック後のスクラムからチャンス。攻撃を継続してイタリア陣内に迫った。そして最後は、ディアンズがトライ。加えて、FB(フルバック)松永拓朗のゴールも決まり7-7と同点に。
つづく17分、今度はラインアウトからのムーブ。ここでCTB廣瀬から、FB松永とつないでトライ。14-7と逆転に成功した。
さらに前半25分にも松永がPG(ペナルティゴール)を決める。その結果、ラグビー日本代表はリードを10点差に広げた。
前半終了間際にはイタリア代表の反撃を受けて、自陣ゴール前での時間帯が続いた。しかし、粘り強いディフェンスでトライラインを割らせなかった。
結局、イタリア代表はPGを選択。17-10と日本代表がリードしてハーフタイムを迎えた。

トライを挙げるFB松永‐斉藤健仁撮影
堅守とベン・ガンターのトライで勝利を決定づける
後半、先に得点を挙げたのは日本代表だった。
キックの蹴り合いで、SO伊藤が勝って、相手陣でラインアウトを得た。モールで押し込むと相手が反則を犯して、相手陣奥でラインアウトのチャンス。
そして7分には、ボールを継続。最後はガンターが左中間にねじ込み、24-10とリードを広げた。
後半も、激しいディフェンスでイタリア代表に得点を許さず。その後、ラグビー日本代表はPGを1本加えてノーサイド。27-10で勝利を掴んだ。

抱き合って喜ぶCTB廣瀬、SO伊藤 明大の先輩と後輩-斉藤健仁撮影

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